ふくだぶろーぐ

福田知弘の公式ブログです。

2019-01-01から1年間の記事一覧

都市とITとが出合うところ 第68回 ハルビン工業大学(深圳)との国際デザインワークショップ(2)

HIT-OUデザインワークショップ DAY5 左上; NEXT21, 左中: フォーラムエイト, 左下: ハートビートプラン, 右: 太陽の塔 生命の樹) DAY5 ハルビン工業大学(深圳)-大阪大学との国際デザインワークショップは、6/24(月)にはじまり6/27(木)の中間報告会までの4…

都市と建築のブログ Vol.48 深圳:創新 up!

深圳 市民中心広場 2019年もあとわずか。2020年は新しい一年がはじまると共に、次の2020年代が気になる年でもありますね。都市と建築のブログ 第48回目(2020年1月号)は深圳をご紹介します。深圳は、史上最速で発展した都市といわれ、現在は、イノベーショ…

日本建築学会 情報シンポ 2019(第42回情報・システム・利用・技術シンポジウム)に参加しました。

Kostas Terzidis 先生(同済大学 教授)の基調講演。Kostas先生にはWorld16活動をはじめとして、色々とお世話になっていますが、著者自身が初めてバリバリ使った3DソフトFormZを開発したお一人だということが、何よりもすごいです。 先週12月12日・13日、東…

渋谷スクランブルスクエアと世界的な映像コンテスト

今年2019年11月にオープンした、渋谷スクランブルスクエアの壁面には特徴的な逆三角形のLEDビジョンが設置されています。 スクランブルスクエアのオープンを記念して、世界的な映像コンテスト「Motion Plus Design」が開催されました。受賞作品は、11月30日…

都市とITとが出合うところ 第67回 ハルビン工業大学(深圳)との国際デザインワークショップ(1)

ハルビン工業大学(深圳) ハルビン工業大学(HIT)は、中国の最北端となる黒龍省の省都・ハルビンに、1920年創設された国家重点大学である。近年では、山東半島・威海、経済特区・深圳にそれぞれ、2つ目、3つ目となるキャンパスを整備している。深圳キャン…

キーボード感謝の日

15年近く使ってきたキーボードがついに壊れてしまいました。エンターキーが傾いたまま戻ってこない。実はこの状態で1ヶ月ほど使い続けてましたが、インプット内容がおかしくなってきたので、やむなく、新しいのに交換です。「Enter」と「矢印」の間をよくタ…

BIM(ビム)について:BIMの基本から最新動向まで

BIM研修会 2019年8月30日夜、大阪市内でBIM研修会「BIM(ビム)について~BIMの基本から最新動向まで~」が開催された(主催:大阪府建築士事務所協会)。本稿では、その研修内容を短く報告する。 BIMとは BIM(ビルディングインフォメーションモデリング)…

日本建築学会 情報シンポ2019 参加申込がはじまりました [2019年12月12日・13日]

日本建築学会では、情報・システム・利用・技術シンポジウム(情報シンポ)が長年開催されております。僭越ながら、当シンポの主査を仰せつかっており、今年は12月12日・13日に建築会館で開催すべくみんなで準備を進めております。先日、参加申込サイトがオ…

都市とITとが出合うところ 第66回 BIMと環境シミュレーション・VR・MRとの融合

図1. INP(回廊のある家)プロジェクト(潮来市) 回廊のある家プロジェクト BIMモデルと環境シミュレーション・VR(人工現実)・MR(複合現実)との融合を試みたプロジェクトを紹介しよう。 建築家・atelier DoNらと取り組んだ「INP(回廊のある家)プロジ…

研究指導を成功させる方法(Eleven Practices of Effective Postgraduate Supervisors)

以下は、大学院学生に対してどうやって研究指導を行うか、を示した文献です。原著は、メルボルン大学の先生が書かれています。名古屋大学の先生が翻訳してくださり、大変助かります。すなわち、大学教員向けなのですが、学生の方にもお勧めです。大学院生と…

都市と建築のブログ 10周年 Vol.47 ウェリントン:世界最南首都 up!

都市と建築のブログ訪問履歴 フラットホワイト 都市と建築のブログは2009年9月に始まり、10周年を迎えました。ご笑覧くださり心より感謝申し上げます。編集者が10年間の訪問履歴を世界地図に落とし込んでくださいました。 第47回目(2019年10月号)はニュー…

都市とITとが出合うところ 第65回 BIMについて

CADとBIMの違い BIM(ビルディングインフォメーションモデリング)とは、設計、生産、運用管理のプロセスである [1]。コンピュータ上に作成した建物の3次元情報に、属性情報(仕上げ、コスト、管理情報など)を付加した建物のデータベース(ビルディングイン…

eCAADe + SIGraDi 2019 @ ポルトに参加しました。

eCAADe + SIGraDi 2019 集合写真(ポルト市庁舎前にて) eCAADe + SIGraDi 2019 会場はアルヴァロ・シザ(Álvaro Siza)の設計。論文集は2000ページを越えました。 ポルトの美しい街並み 研究発表(左:城戸, 中:福田)と記念写真 Closing Roundtable Discu…

日本建築学会大会2019 @ 金沢に参加しました。

研究室の学生たちと@金沢工業大学 研究協議会「建築・都市分野のVR・MR技術の展望」-1 研究協議会「建築・都市分野のVR・MR技術の展望」-2 研究協議会「建築・都市分野のVR・MR技術の展望」資料(初日で売切れました) 9月上旬、2019年度日本建築学会大会[北陸]…

都市とITとが出合うところ 第64回 テレプレゼンス(2)

オープンキャンパスでのテレプレゼンス 開発したテレプレゼンスシステムを試してみた。 最初は、中高生を対象としたオープンキャンパスに適用した。このイベント会場は、大阪大学豊中キャンパスであり、筆者の研究室がある吹田キャンパスとは遠く離れた場所…

日本建築学会大会(北陸)研究協議会「建築・都市分野のVR・MR技術の展望」(9/4 14)

日本建築学会大会(北陸) 研究協議会「建築・都市分野のVR・MR技術の展望」がいよいよ近づいて参りました。当日、お会いできますこと、楽しみにしております。大会当日、総合受付付近の資料頒布所にて研究協議会資料を販売しております。販売部数は限られて…

大阪府建築士事務所協会さん主催講習会『BIM(ビム)について ~BIMの基本から最新動向まで~』

大阪府建築士事務所協会さん主催講習会で、『BIM(ビム)について ~BIMの基本から最新動向まで~』と題して、8月30日18:00より、大阪市内で、お話しさせて頂きます。会員でない方も聴講できるそうです。 詳細・申込:こちら(Word)をご覧ください。お問い…

近年の国際会議発表スライドをSlideShareにアップしました (2017-2019)。

SlideShareに、2017年以降の主な国際会議での発表スライドをアップしました。ご笑覧頂ければ幸いです。 SlideShareにアップする場合、Powerpointデータを直にアップするよりも、PDFに変換してからアップする方が色々と確実な気がします。それでも変換の不具…

都市と建築のブログ Vol.46 神山:案山子 up!

KAMIYAMA BEER 都市と建築のブログ 第46回目(2019年7月号)は徳島県神山町をご紹介します。 都市と建築のブログ vol.46 神山:案山子 (Up&Coming No.126 盛夏の号 PDF) NAVERまとめにも都市と建築のブログの過去記事をアーカイブしています。 matome.naver.…

都市とITとが出合うところ 第63回 テレプレゼンス(1)

テレプレゼンスシステムの構成 遠隔会議の課題とテレプレゼンス 人と人とのコミュニケーション(会議)の方法について考えてみよう。 近年では、電子メールなどにより異なる場所・異なる時間の状態で行うコミュニケーションに加えて、テレビ会議やチャットな…

ハルビン工業大学(深圳)と大阪大学との国際デザインワークショップ(6/24-7/3)

ハルビン工業大学(深圳)(HITSZ: Harbin Institute of Technology, Shenzhen)と大阪大学(OU: Osaka University)とで、国際デザインワークショップを開催することになりました。 日時:6月24日~7月3日 会場:大阪大学 吹田キャンパス テクノアライアン…

都市とITとが出合うところ 第62回 メディアファサード

メディアファサード(香港・環球貿易廣場) メディアファサード(香港島) メディアファサード デジタルサイネージに続いて、メディアファサードについて考えてみよう。メディアは情報を伝達する媒体を、ファサードは建築物の正面(立面)部分を、それぞれ意…

「水木しげるロード」が照明学会「2019年 照明デザイン賞 最優秀賞」を受賞

「水木しげるロード(鳥取県境港市)」が、(一社)照明学会の2019年照明デザイン賞最優秀賞を受賞しました。 ●受賞者 長町 志穂(株式会社 LEM空間工房) 熊取谷 悠里(株式会社 LEM空間工房) ●作品関係者 事業主:中村 勝治(境港市長) 灘 英樹(境港市 …

建築ジャーナル5月号特集「建築+情報技術=?」に都市景観CGと温熱環境MR(複合現実)が紹介されました

建築ジャーナル5月号の特集「建築+情報技術=?」で、筑波大学 渡辺俊 教授がご寄稿された「建築情報学がなぜ必要なのか ―これまでとこれから」の中で、1980代に制作された大阪大学笹田研究室(現 環境設計情報学領域)の都市景観CGアニメーション、また、…

【募集案内 5/10〆】建築・都市分野のXRワークショップ

Society 5.0(超スマート社会)の到来を背景として、XR(VR/AR/MR(人工/拡張/複合現実)の総称)が多方面で活用されています。XRは、直感的でわかりやすく、インタラクティブな操作が可能であり、環境・建築・都市・土木分野においてもコミュニケーショ…

都市とITとが出合うところ 第61回 デジタルサイネージ (2)

令和の時代がはじまりました。引き続き、どうぞよろしくお願いします。「都市とITとが出合うところ」第61回は前回に引き続き「デジタルサイネージ (2)」です。 デジタルサイネージの屋外設置 屋外に設置する電子看板(デジタルサイネージ)は、建築物や都市…

CAADRIA2019 @ ウェリントンに参加しました。

4月中旬、CAADRIA 2019 (24th Annual Conference of the Association for Computer-Aided Architectural Design Research in Asia) に参加してきました。24回目を迎えた今年は、ニュージーランド・ウェリントンにある、ヴィクトリア大学ウェリントンで開催さ…

都市と建築のブログ Vol.45 アンコール・ワット:見立て up!

アンコール・ワット中央祠堂の脇にそびえる祠堂 5月1日から施行される新たな年号が「令和」となりましたね。同じく、平成31年度がはじまり、新たな気持ち^2でどうぞよろしくお願いします。 都市と建築のブログ 第45回目(2019年4月号)はカンボジア アンコー…

都市とITとが出合うところ 第60回 デジタルサイネージ (1)

図1. LEDデジタルサイネージと心理的影響実験:(a) 渋谷昼景,(b)大阪夜景,(c)実験装置, (d)LEDディスプレイ,(e)実験平面図,(f)まぶしさ量反応曲線,(g)不快さ量反応曲線 ビルファサードへの電子機器の組み込み 近年、ビルのファサード(建…

日本建築学会 情報シンポ 2018 の動画を公開しました。

日本建築学会 情報シンポ 2018 の動画を公開しました。 情報シンポ2018の会場でお話し頂いた内容全て公開することは至りませんが(その意味ではやはり会場で聞いて頂くのがベストですね)、当日お越しになれなかった方、建築情報分野ってどんなんだろう?と…