ふくだぶろーぐ

福田知弘の公式ブログです。

2006-10-01から1ヶ月間の記事一覧

クリチバ:文化政策。

オスカー・ニーマイヤー博物館(Museu Oscar Niemeyer)。 2002年、レルネル氏がパラナ州知事時代に完成。 レルネル氏によるクリチバの人間中心のまちづくりは、その前に完成した車中心の首都ブラジリアに対する反面教師としながら進めてきたものといえよう…

クリチバ:環境政策。

クリチバは、環境政策にも熱心だ。 現在は、95%の市民が環境都市という理由でクリチバ市を愛すると言われている。あなたの街は何%でしょうか? ■市民全員による「ゴミでないゴミプログラム」。 再生可能なゴミの分別収集プログラム。市民の意識を改革する…

クリチバ:緑地政策2。

クリチバの他の公園を紹介しよう。■針金劇場。 使われなくなり放置されていた石切り場を再利用し、1990年に開園。30m以上の石壁で囲まれている自然の音響効果。2400名収容。鉄骨で出来ているオペラ座なので、レルネル市長が名づけた「針金オペラ」という名で…

クリチバ:緑地政策1。

クリチバは、1971年以来積極的に取り組んできています。市民一人あたりの緑地面積の変遷を見ると、 ・1971年:0.65m2 ・1992年:50.15m2 ・2002年:55.0m2 と、わずか30年間で55m2も増加しています。 現在は、オスロに次いで第2位の水準にあるそうですね。緑…

クリチバ:できるだけ自家用車を使わない都市計画2。

できるだけ自家用車を使わないクリチバ都市計画の2つ目。今回はバス輸送システムについてです。都市の発展による交通問題解決のため、国際的な解決法とされているのが地下鉄システムの導入です。 しかし整備には多大な費用と時間がかかります。そこでクリチ…

クリチバ:できるだけ自家用車を使わない都市計画1。

クリチバの自動車数は80万台。市民2人に1台の割合となりますが、同規模の都市と比べると30%も少ないそうです。 その成果の基になっている政策の一つ、トライナリーシステムをご紹介しましょう。■トライナリーシステム。これは、都市の発展方向に幹線軸を5本…

ご来光。

秋晴れの10月のはずが、雨が続いて3日間待たされました。そして今朝6時過ぎ。 皆が待ちわびたその瞬間、生駒山の背後よりキマシタ! ご来光。 皆さん、満を持して来られたのか、船着場には100名程度に膨れ上がっていた。 「何もわざわざ」と思われるかもしれ…

虹のむこう。

今朝は、ご来光カフェに行く予定でしたが、朝5時前に家を出ると雨が降ってきました。 あえなく断念です。明日に期待しましょう。 でも、朝8時頃には小雨の中、陽が射してきて「もしや、きつねの嫁入りか?」と思いきや、しっかり虹が出ていました!雲の動…

クリチバ:花通り。

クリチバ(Curitiba)という町をご存知でしょうか?クリチバは、サンパウロから西へ400km離れた、ブラジル南部パラナ州に位置する州都。姫路市とは姉妹都市。近年では、都市計画・交通政策・環境政策において世界の専門家の注目を集める人間都市だといわれてい…

建築家・安藤忠雄さんより。

皆さん、こんばんは。今日は、日本を代表する建築家・安藤忠雄さんについてのお話です。 安藤さんは、生まれ育った大阪で設計活動を続けられておられます。東京オリンピック計画や表参道ヒルズなど東京の作品も近年増えてきていますが、大阪や関西での作品が…

首都ブラジリアその5:スナップ。

ブラジリアは、道路中心の街と良くいわれる。ジェット機の胴体にあたる部分は幹線道路が設けられており、片側一方通行で6車線もある。この道路は信号がほとんどない「高速道路」状態。車がビュンビュン走る道路を横切って、反対側の地区に移動するのは命がけ…

ご来光カフェ。

先日のふくだぶろーぐでご紹介した、ご来光カフェですが、実行委員会のサイトが出来ています。 カフェも既にオープンしているようですので、皆様早朝散歩がてらにどうでしょうか。 私も近々参る予定。また報告しますね。下記サイトは、中之島から見るご来光…

首都ブラジリアその4:クビチェック大統領記念館、ファティマ聖母寺院。

今日もブラジリアの主要な施設をご紹介。 ■クビチェック大統領記念館。ブラジリア建設の父、ジュセリーノ・クビチェック大統領(Juscelino Kubitschek)の墓所。建物は巨大な棺のような意匠で低く抑えてあり、スロープを下って地下より入場する。2階は黒を基調…