ふくだぶろーぐ

福田知弘(大阪大学 大学院工学研究科 環境・エネルギー工学専攻)のオフィシャルブログです。

アイディアのつくり方。

「アイディアのつくり方」
ジェームス・W・ヤング 今井茂雄(訳) 竹内均(解説) 阪急コミュニケーションズ


世の中は知価社会。あなたはアイディアをどうやって手にいれますか?
そんな悩みへのエッセンスが短く纏められています。
著者の答えは「アイデアは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない」。

すなわちアイデアは特別な人が思いつくものではなく、
1)資料集め
2)資料の咀嚼(加工)
3)資料の孵化
4)アイデアの誕生
5)アイデアの具体化
という手順が必要で、1)〜3)を丹念に進めつつ常に考える行為をしていれば、ある日突然アイデアがやってくるというのです。

該当する分野の資料をできるだけ沢山集めて最先端動向を整理し、それら最先端の「既存資料」と自分が用意する「提案資料」の違いを、クライアントへのプレゼンテーションできっちり説明できると、自分のオリジナリティやスタンディング・ポイントが確立できます。
そう考えると資料集めは特に重要ですよね。広場や道路のデザイン、まちづくり、イベント企画、エディトリアルデザイン、webデザイン、システムデザインなど様々な分野のデザインに携わる時の先行事例収集。研究内容を論文に纏める時の既往研究収集。旅行する時には値段と質を考えた交通手段や宿泊先の情報収集。資料のデジタル化が進み、検索システムが賢くなってきたとはいえ、まだまだ労を伴う作業です。

イデアの来る瞬間とは、トイレやお風呂に行った時、行き帰りの電車の中、さんざん議論した後など。緊張が緩んだ弛緩状態の時に多いようですね。皆さんもそんな経験がありませんか?