Up & Coming「ちょっと教えたい話」に寄稿させて頂いた「ChatGPTをはじめとする生成AI」がアップされました!
デジタルブック https://www.forum8.co.jp/topic/uc142/viewer/#page/44
ご笑覧頂ければ幸いです。
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2023年は早くも折り返しですね。
都市と建築のブログ Vol.62(2023年7月号)は「ミラノ:サローネ 」をご紹介します。都市と建築のブログは新型コロナウィルス問題がはじまる直前のラスベガス(Vol. 49)以来、久しぶりの海外となります。
2020年11月「都市と建築のブログ 総覧」書籍版、2021年11月「都市と建築のブログ 総覧」電子版を上梓させて頂きました。「都市と建築のブログ」Vol.1~50、並びに、都市・建築分野におけるXRの取組み事例をご紹介しています。
以下よりお求めいただけます。ご笑覧いただければ幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
2023年度もどうぞよろしくお願いします。
自転車「ヘルメット」着用の努力義務がスタートしましたね。
都市と建築のブログ Vol.61(2023年4月号)は「木曽谷:エメラルドグリーン」をご紹介します。
ラリーの世界最高峰の大会である、フォーラムエイト・ラリージャパン2023 が、2022年に引き続いて日本で開催されます。都市と建築のブログでは、ラリーの地の見どころとして、名古屋、岡崎、豊田、恵那、中津川を巡ってきました。
今回は、馬籠宿から中山道沿いを北上し、木曽谷に入ります。
2021年11月、「都市と建築のブログ 総覧」電子版を上梓させて頂きました。書籍版とともに、以下よりお求めいただけます。ご笑覧いただければ幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
明けましておめでとうございます
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます
令和五年 2023年 癸卯 元旦
都市と建築のブログ Vol.60(2023年1月号)は「中津川:ヒノキ」をご紹介します。
ラリーの世界最高峰の大会である、フォーラムエイト・ラリージャパン2022 が、昨年11月10~13日に愛知県と岐阜県で開催されました。都市と建築のブログは、ラリーの地の見どころを巡ってきました。
2022年1月号の名古屋、4月号の岡崎、7月号の豊田、10月号の恵那に続いて、2023年1月号は中津川(日本最大級のピラミッド、加子母、かしも明治座、付知峡と夕森渓谷、馬籠宿、落合の石畳、苗木城跡など)をご紹介します。
また、昨年11月にはフォーラムエイト・ラリージャパン2022自体も観戦してきました。訪問記をアップしています (Up&Coming No.140 新年号 デジタルブック版)。
今年もフォーラムエイト・ラリージャパン2023が開催されることが決定!楽しみです。
2021年11月、「都市と建築のブログ 総覧」電子版を上梓させて頂きました。書籍版とともに、以下よりお求めいただけます。ご笑覧いただければ幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
丹後国分寺跡
丹後郷土資料館(京都府宮津市字国分小字天王山611-1)の目の前に広がる丹後国分寺跡では、横一文字の天橋立を一望できる。天橋立を眺めるビュースポットとして「天平観」と呼ばれている。
遺跡には礎石が残されている。雪舟「天橋立図」には五重塔と金堂が描かれており、この礎石たちが建物をどのように支えていたのか、見上げた大空のどの辺りに相輪がそびえていたのか、と想像は膨らむ。国分寺がその地域で一番いい場所に建てられたという話は納得できる。
丹後国分寺五重塔をAR(拡張現実)で蘇らそうというプロジェクトが始まっている。
まずARとは、現実世界と仮想世界(デジタル情報)を重ね合わせて表示する技術であり、新たな価値創造や業務効率化に向けて、建設前の景観検討、建設現場の配筋検査、建物維持管理などへの実用化が進められている。今年の流行語大賞にノミネートされたメタバースや、デジタルツインとも親和性が高い。
丹後国分寺五重塔ARの第1弾は、2020年に取り組んだ。夜間イベントのひとつとして、現地の礎石上に五重塔の3Dモデルを実物大スケールで表示するものである。3Dモデルを礎石の上に表示するだけでは少々味気ないから、演出性を高めたコンテンツとしている。また、ARを体験する端末は、主催者が用意するのではなく、現地を訪問した一般の参加者自らのスマホを使ってもらう。さらに、専用のアプリをダウンロードすることなく、Webブラウザ上で体験してもらう。
丹後国分寺五重塔AR 2020は、新型コロナウィルスの感染状況を日々意識しながら開催せざるを得ないイベントであったが、大勢の方に体験・評価して頂けた。
この成果は、シドニーで開催された国際会議CAADRIA 2022での論文発表、拙書「都市と建築のブログ 総覧」でも紹介している。
AR五重塔 2022
第2弾となった2022年は、前回の課題を解決すべく、新たなAR「丹後国分寺五重塔AR 2022」を学生たちと開発し、2022年10月22日~11月7日に運用した(図1)。その後、東京・品川で開催された「第16回 FORUM8デザインフェスティバル 3Days+Eve」にも出展した。
AR体験会は、「天橋立 光のアトリエ 2022」という夜間イベントのひとつとして実施された。そのため、夜間17時以降は、五重塔をライトアップするなど、演出性を高めている。さらに、AR体験中にインタラクティブモードを加えて、ユーザがスマホを動かすと、五重塔のライトアップが変化するようにした。一方、日中は、五重塔の昼間の姿を体験できるようにした(図2)。
AR技術面について。ARを体験するユーザのスマホの仕様は、正直、バラバラである。五重塔は3Dモデルであり、スマホによっては、3Dレンダリング計算の高速処理が厳しい。そこで、高性能なPCで構成したサーバ側で3Dモデルをレンダリングし、そのレンダリング結果を、動画として、ユーザのスマホに送信する方式とした。ユーザは、スマホのスペックを意識することなく、簡単な操作でARを体験できる。当然、ARはリアルタイムな処理が求められ、スマホを傾けたり移動すれば、その正しい位置・向きの3Dモデルをすぐに描き直す必要がある。そのため、ユーザ端末とサーバの間はデータを常に高速にやり取りしている。
この方式は、ARストリーミング、もしくは、サーバーサイドレンダリング方式と呼ばれる。筆者らは、7月に国際会議ANNSIM 2022で論文発表した内容をAR五重塔用に再実装した。
おわりに
「都市とITとが出合うところ」は今月でおしまいです。約9年間もの長きにわたって、お付き合いくださり、本当にありがとうございました。
■「都市とITとが出合うところ」全97回 アーカイブ
台湾からのお誘い
夏が終わろうとする頃、台湾・国立陽明交通大学(NYCU)建築研究所から連絡が入った。NYCUでは、新学期のウォーミングアップと協同作業を経験してもらうため、大学院の新入生と在校生が参加するデザインコンペを毎年9月に企画している。その企画と審査を協力してほしいとのことであった。
コンペのテーマは、柔軟に考えることができた。建築や都市のデザイン、プランニングとデザイン、デザイン・リサーチ、そして、デザインしたものを実際に造るデザイン・ビルドなどが扱う範囲であるが、前衛的なものを期待されていた。
AI作画から始める建築デザイン
そこで、前号で紹介した「AIによる作画」をコンペ要項に盛り込み、実施した。
【タイトル】
Architectural Design Starting with AI Drawings
【要旨】
建築デザインのプロセスでは、建築家自身による建築イメージの想起、デザインチーム内のコミュニケーション、ステークホルダーへのエンゲージメントと意思決定、広報などのために、画像は数多く使用される。
画像を対象としたAIは、物体検出やセグメンテーションのように画像の中に何が含まれているのかを識別する技術、敵対的生成ネットワークやdiffusion modelのように存在しない画像を自動的に生成する技術において、成長が著しい。
後者について、ユーザが、テキストの説明文(プロンプト、呪文)を入力すると、画像を自動的に作成してくれる、AI画像生成技術が比較的簡単な操作で素晴らしい結果を出力できるようになってきた。いわば、イマジネーションを画像化してくれる装置である。
これまで、建築家は手書きでスケッチしたり、過去の経験に基づいて類似の資料を漁ったり、画像データベースに蓄積された大量の画像からインターネットを通じて検索して選ぶことによって、新しい建築デザインを発想したり、アイデアを他者に伝えてきた。
AI画像生成技術は、これらの伝統的なデザインの発想法を変えるかもしれない。
そこで、今回のデザインコンペでは、以下の要件で建築・都市設計を進めてほしい。
Step 1. AI画像生成技術を用いて建築・都市プログラムの定義とデザインコンセプトを創ること(外観・内装)。
Step 2. ユニークな建築・都市デザインのプレゼンテーションのために、Step 1でのアイデアをもとに建築・都市デザインを具体化すること。
【タイムライン UTC+8】
【提出物】
結果
チームのメンバー構成は、ランダムに決定しており、各チームは、チームメイキングしながらデザイン作業を10日間で進める必要があった。また、ほとんど誰もAI画像生成技術を使ったことはなかった。
コンペ期間中、教員とTAは、デザインチームの指導やサポートはしていない。また、中間チェックもしていない。すなわち、デザインチームは10日間、独自に進めたと言ってよい。ドロップしたチームは存在しなかった。
提出された作品を眺めると、いずれも質が高いものであった。デザイン対象の切り口は様々であり、建築スケールと都市スケール、現実的な作品と抽象的な作品、新築もあればリノベーションもある。AI画像生成技術のために使用したテキストは、自分たちで考案したもの、SNSのハッシュタグ、小説の文章など多彩であった。審査会が盛り上がったのは、言うまでもない。
AIのお陰で、「見たこともない」何かが生まれたか、もしくは、近い将来に生まれそうか。デザインプロセスのどのあたりで使えそうなのか。皆で追求していく必要がある。
10月になりました。昨日はまだ30℃と日中は暑いですね。それでも、朝晩は随分と涼しく、そして、日が短くなってきました。
都市と建築のブログ Vol.59(2022年10月号)は「恵那:棚田」をご紹介します。
フォーラムエイト・ラリージャパン2022 が、11月10~13日に愛知県と岐阜県で開催されることになりました。そこで、2022年の都市と建築のブログは、ラリーの地を巡っています。
1月号の名古屋、4月号の岡崎、7月号の豊田に続いて、10月号は恵那(明知鉄道、岩村の町なみ、岩村城跡、ヘボ、坂折棚田、笠置峡、大井ダムなど)をご紹介します。
棚田は「みどりのダム」とも呼ばれ、そこで暮らす人々と自然が共生する場であり、生活を感じさせてくれる風景です。今頃は、稲刈りが終わっている頃でしょうか。
2021年11月、「都市と建築のブログ 総覧」電子版を上梓させて頂きました。書籍版とともに、以下よりお求めいただけます。ご笑覧いただければ幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
10月の「都市とITとが出合うところ」は、「AIによる作画」です。テキストの説明文(呪文)を入力すると、画像を自動的に作成してくれる、AI画像生成技術について。
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AI画像生成サービス
AI(人工知能)は、時々刻々と発展している。
最近はユーザが、テキストの説明文(呪文)を入力すると、画像を自動的に作成してくれる、AI画像生成サービスが使えるようになってきた。いくつかを試してみた。
Midjourney
まず、「Midjourney」というAI画像生成サービスで、「realistic Hokusai Bigwave and Mt.Fuji」と呪文を入力したところ、1分ほどで画像が作成された(図1, 2)。
この呪文は、葛飾北斎の「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」を意識したものである。オリジナルの画像とは画風は異なるが、手前に海と波らしきものが描かれており、背景には富士山のような独立峰が描かれた。富士山を良く眺めてみると、山の白い辺りは、雪をかぶっているようにも見えるし、波のようにも見える。
DreamStudio Lite
次に、「DreamStudio Lite」というAI画像生成サービスを試してみる。「Stable Diffusion」と呼ばれるAIで計算している。「Midjourney」と同様に、北斎の「神奈川沖浪裏」を意識した呪文「realistic Hokusai Bigwave and Mt.Fuji」で出力してみた(図3)。
さらに、より具体的な呪文「The realistic Great Wave by Hokusai_ In the foreground, a small peaked wave forms a miniature Mt. Fuji, which is repeated hundreds of miles away」で出力した(図4)。
これらは、オリジナルの画像と完全に一致している訳ではないが、似ていることは間違いないであろう。AIは大量の画像で学習されているが、入力された呪文の一部に学習したテキストが含まれていたとしても、そのテキストに対応する画像がそのまま出力される訳ではなく、自動生成している。ただ、ここまで類似した画像が出力されたのは、「北斎」「Great Wave(「神奈川沖浪裏」の英語名称)」というテキストが強力だったのかもしれない。
他の画像も描いてみた。図5の呪文は、「The worship hall confronts the natural world covered with snow.(訳:雪に覆われた自然界に対峙する礼拝堂)」。
図6は、「Detailed oil painting of many Welsh Corgis laughing on the beach by CASPAR DAVID FRIEDRICH and CLAUDE LORRAIN, perfect lighting, golden hour(訳:CASPAR DAVID FRIEDRICHとCLAUDE LORRAINによる、海岸で笑うたくさんのウェルシュ・コーギーの詳細な油絵、完璧な照明、ゴールデンアワー)」。
図7は、水の教会を意識した呪文「A realistic chapel made in the plains of the central mountains of Hokkaido, the Church on the Water faces a reflecting pond through an engawa (veranda), in the center of which stands a solitary cross.(訳:「水の教会」は、北海道の中央山脈の平野部に作られた写実的な礼拝堂で、縁側を通して池に面しており、その中央には一本の十字架が立っています。)」で出力した結果であり、確かに山を背景とした平原に水面に反射したチャペルが描かれているが、実物とは異なっている。
Memeplex
上記2つのサービスは、呪文を英語で入力する必要があるが、「Memeplex」は呪文を日本語で入力できる(AIは、「DreamStudio Lite」と同じ「Stable Diffusion」を使用した)。
図8, 9は、呪文「建築家は、コンクリート打ち放しと木造を組み合わせて、大胆なデザインの美術館を海辺に設計した。」で出力したものである。
おわりに
AIが作画した画像を、現実の建築を建てる青写真として眺めると、現状では奇妙な出力も多く含まれている。
また、描きたい画像の具体的なイメージがある場合には、適切な呪文を用意しないと、思い通りの絵が出力されずに、イライラするかもしれない。
一方、自分自身が思いもよらない出力を得てみたかったり、もしくは、言葉足らずの呪文をまず入力してみてAIに画像を描いてもらい、その出力画像を見ながら、より具体的な呪文を入力していくと、思い描いた画像を徐々に描くことができたのも確かである。
予想通りの結果とは少し違っていても、意外な画像が出力された場合にはワクワク感を覚えた。このような刺激は、新たなアイデアを発想していく過程で大切なことのように思えたのは確かである。
学生たちとTV出演しました。
番組が終わったらすぐに、公式HPで映像が公開されていますね。
本当に楽しい取材をありがとうございました😊
日時:2022年9月25日(日)22:54~
内容:7月29日にプレスリリースした研究成果「建物取り壊し後の景観シミュレーションを2種類の深層学習でリアルタイムに」などに関する話題。
※他の番組の影響などで時間変更の可能性があります。
※TV放送後、番組HPにて一定期間、視聴可能です。
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