今、米・アリゾナ州立大学(ASU)で開催中の「International VR Summer Workshop」に来ている。これは、建築・都市計画・まちづくり分野でのVRシステム開発・応用を目指す、招聘型のワークショップである。昨年11月に東京で開催された、第1回国際VRシンポジウム(The 1st International VR Symposium)の流れから、アリゾナ州立大学 建築環境デザイン学部で教鞭をとられている小林佳弘准教授が企画。フォーラムエイト社が協賛。
今回も第1回国際VRシンポジウム(The 1st International VR Symposium)と同様、World8のメンバーが集まった。
・ハーバード大学 (USA):Kostas Terzidis + Taro Narahara
・ミギル大学 (Canada):Nik Luka + Michael Jemtrud
・バーレーン大学(Bahrain):Wael Abdelhameed
・ザーイド大学 (UAE):Ronald Hawker
・ポンティフィカルカソリック大学 (Chile):Claudio Labarca M.
・ニューキャッスル大学 (UK):Carlos Calderon
・アリゾナ州立大学 (USA):Yoshihiro Kobayashi
・大阪大学 (Japan):Tomohiro Fukuda
・ゲストスピーカー:英・グリニッジ大学:Ed Gaela
■ASU小林准教授の研究室。朝9時から夕方まで休みなしのワークショップ。
小林准教授はデジタル・フェニックスプロジェクトに参加されている。
■最初の2日間は3DとVRに関するテクニカルワークショップ。最終日はWorld8による3DとVRに関したプレゼンテーション。写真はハーバード大学Kostas Terzidis教授のプレゼンテーション。NikとCarlosはそれぞれカナダとイギリスからSkype経由でプレゼンテーションした。
下の写真は2006年のベネチアビエンナーレで拝見したネットワーク型会議のイメージ。場の空気を共有できるようになれば、World8の会議も近い将来にはこうなるのかもしれない。
■ASU所有のディシジョンシアター。7面のスクリーンを各々制御することが可能。映像はシームレスなVR映像の他、各種データを表示させることもでき、会議を行うことができる。映像は背面投影方式。
■フェニックスは全米でも最も暑い都市。砂漠とサボテンのカウボーイ地域に都市建設された。日中は40度を超えるが湿度は高くないので、汗はそれほどかかない。体内の水分が蒸発して自然と干からびていく感じ。夕刻、ミストシャワーのあるレストランで食事。
第2回国際VRシンポジウム(The 2nd International VR Symposium)は2008年11月19日に東京にて。
フェニックスと日本は時差16時間。
米国での研修は時差ボケ克服の研修でもあることを改めて実感。
■VRワークショップ in ASU(日本語版)
■VR workshop in ASU(English version)