ふくだぶろーぐ

福田知弘の公式ブログです。

「にぎわい再生」フォーラム・尾賀商店・ほんがら。

フライブルクはまだ続きますが、一旦国内へ。

3月8日、近江八幡市での「にぎわい再生」フォーラムには約80名の方がお越しになりました。空き町家の増加と活用方策については、関心が高まっている様子でした。?庵・梶浦秀樹さんの「京町家を活かした生活・文化体験」 は実経験に基づいたお話で迫力満点でした。「暮らすように旅する」コンセプトワークと実現への法制度面等の様々な壁を乗り越える智恵と実行力には感心しました。プレゼンテーション手法にも学ぶべき点が数多くありました。
近江八幡市で町家の活用を探る 「にぎわい再生フォーラム」(京都新聞: 2008年3月8日)

同じ時期に、高山・上越市では、地域の豊かさの新指標として「村格」が提言されています。
新指標「村格」で地域の豊かさ見直そう 高山市、上越市が提案(中日新聞: 2008年3月10日)


■その後、尾賀商店さんへ。左から村井賢治さん、野垣洋子さん、齊藤江湖さん。週末は着物だそうです。久しぶりに訪問したら、2階がカフェスペースに変わっていました。


■夜は、農村再生ドキュメンタリー企画作品「ほんがら」 完成上映会へ。長岡野亜監督の下、約50年前に途絶えた近江八幡市島町伝統の「ほんがら松明」を復活させるプロジェクト。「ほんがら」とは、「竹で輪を編んで作られた煙突状の長い筒を芯にして作られる松明」だそうで、この島町でしか作られていなかったらしい。「立てた松明の下の穴から入れた火が、煙突状の空洞を駆け上がり、てっぺんに火が灯るのがみどころ」だが、作るのに手間がかかるので途絶えてしまったそうだ。今回、島町の老若男女が出演し、実際に巨大なほんがら松明を制作する。ラストシーン、ロウソクのように火がともる瞬間は感動モノでした。夜6時、島小学校の体育館で300名ほどが集まる。1時間半があっという間。
写真は上映会が終わり、監督と出演者とのトークショーの様子。

「ほんがら」後世に残る 記録映画の完成上映会(中日新聞: 2008年3月11日)


しがコミュニティビジネス交流会in近江八幡(2008年3月19日実施、27日記事up)