ふくだぶろーぐ

福田知弘の公式ブログです。

「都市の鍼治療」講演会のビデオが公開されました。

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1か月前に実施した「都市の鍼治療」講演会の模様がハイライフ研究所さまのサイトでたったいま公開されました。ご笑覧頂けましたら幸いです。
The video about "Urban Acupuncture" public lecture on Sep.29 has been released on Research Institute for High Life website.
服部圭郎先生: コーディネイト、熊倉さん: レコーディングとエディティング、ありがとうございました。

www.hilife.or.jp

 

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★Urban Acupuncture 2015 by Fukuda:
- 高松4町パティオ (Small patio in Takamatsu, Japan)
- ヴォロスの小広場 (Small patio in front of Kritsa Hotel & Restaurant, Greece)
- ミンホカオ (Parque Minhocao, Brazil)
- ウィーン経済大学 (Wirtschaftsuniversitat Wien, Austria)
- 船場センタービル外壁リニューアル (Semba Center Building Facade Renovation, Osaka)
- 膜材料の進化と使い方の変更 (Membrane as new Architectural Material)
- 淀川水系日吉ダム (Hiyoshi Dam, Yodo Riverine System)
- 神戸の夜間景観再形成 (Nightscape Renovation, Kobe)
- 瀬戸内国際芸術祭 (ART SETOUCHI)
- ご来光カフェ (Happy Morning Riverside Cafe & Crusing)
- 北浜テラス (Kitahama Terrace)
- チャンバラ合戦 ~戦 IKUSA
- 利賀芸術公園 (Toga Art Park, Toyama)
- 針江 生水の郷 (Harie Shozu no Sato, Shiga)
- VR安土城 (Virtual Reality Azuchi Castle, Shiga)

eCAADe2015国際会議@ウィーンでプレゼしたビデオが公開されました。

9月にウィーン工科大学で開催されたeCAADe2015国際会議で発表したビデオが公開されています。再生にはAdobe Flash環境が必要です。

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https://mh-engage.ltcc.tuwien.ac.at/engage/ui/watch.html?id=55b43624-7021-11e5-acf4-00190f04dc4c  (<- ビデオとスライドが2画面でみることができます)

播州弁の英語("Banglish" that I call means "Banshu" accented English of my hometown near Kobe and Osaka :-)ですが(笑)宜しければご覧ください。個人的には2度ほど笑いがとれたのでホッとしています。

Our presentation video in eCAADe2015, TU Vienna was released by organisation committee. Adobe Flash needs.

Title: Integration of CFD, VR, AR and BIM for Design Feedback in a Design Process(設計プロセスにおける設計フィードバックのためのCFD, VR, AR, BIMの統合)

Authors: Tomohiro Fukuda, Keisuke Mori, Jun Imaizumi

都市とITとが出合うところ 第20回 CAADRIA2015×大邱(1)

「都市とITとが出合うところ」第20回は5月に韓国・大邱で開催されたCAADRIA2015をご紹介します。

PDF: http://y-f-lab.jp/fukudablog/files/1511machinami_FukudaFinal.pdf

CAADRIA

"Publish or Perish"(発表か、死か)というフレーズを出すまでもなく、研究者は成果を学術論文として発表し続ける宿命にある。論文を発表し研究者と議論する場の一つに、国際会議がある。大観光・大交流の時代といわれる現代、ビジネスイベントの観点からも、MICE(Meeting 会議・研修, Incentive 招待旅行, Conference 国際会議, Exhibition 展示会)という言葉が市民権を得てきた。

風薫る2015年5月、デジタル建築・都市設計技術に関する国際会議「CAADRIA2015(The 20th International Conference on Computer Aided Architectural Design Research In Asia)」が韓国・大邱にある慶北大学校(Kyungpook National University)で開催された(図1)。今回は学会の大まかな流れについてご紹介しよう。

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図1 慶北大学校

CAADRIA(Computer Aided Architectural Design Research In Asia)は、デジタル時代の建築・都市や建築・都市設計に関する研究と応用に関する学会である。アジア各国の大学がホストとなり、世界中からの参加者を迎えて情報交換する場を作ろうと、大阪大学の笹田剛史先生、香港大学のThomas Kvan先生、シドニー大学のJohn Gero先生らが呼びかけて1996 年に誕生した。早いもので、今回は20回目の記念大会を迎えた。

過去20年間に主催したホスト大学を以下に示そう。実は、シンガポールを除いて、同じ大学では開催していない。これは、CAADRIAの輪をできるだけ拡げていこうとする当初からのコンセプトに依るものである。

CAADRIA2015で募集された論文

CAADRIA2015のテーマは、「Emerging Experiences in the Past, Present and Future of Digital Architecture」であり、以下のサブテーマに関する論文が募集された。

  • Collaborative and Collective Design(協調設計、共同設計)
  • Human-Computer Interaction(人間とコンピュータの対話)
  • Generative, Algorithmic and Evolutionary Design(生成的、アルゴリズム的、進化的設計)
  • Virtual/Augmented Reality and Interactive Environments(人工現実感、拡張現実感、相互作用的環境)
  • Simulation and Visualization(シミュレーションと可視化)
  • Practice-Based and Interdisciplinary Computational Design Research(実務ベース、学際的なコンピュータ設計研究)
  • Building Information Modeling(BIM)
  • Computational Design Research and Education(コンピュータ設計研究と教育)
  • Design Cognition(設計の認識)
  • Computational Design Analysis(コンピュータ設計解析)
  • Digital Fabrication and Construction(デジタル製作と建設)
  • Architectural Materials and 3D Printing(建築材料と3Dプリンティング)
  • Virtual Architecture and City Modeling(仮想建築と都市モデリング
  • Theory, Philosophy and Methodology of Computational Design Research(コンピュータ設計研究の理論、哲学、方法論)

CAADRIA2015の開催は2015年5月中旬であったが、その準備のため、前年7月頃より論文募集(Call for Papers)が始まり、論文著者は9月上旬までに梗概論文(Abstract)を投稿する(Abstract Submission)。そして、論文査読委員会(Paper Selection Committee)のメンバーが投稿されたAbstractを査読して、次の段階であるフルペーパー(Full Paper)の投稿に向けて、提出されたAbstractを受理する(Accept)か却下する(Reject)かを判定の上、著者に結果を通知する(Notification of Abstract Acceptance)。

次に、Abstractが受理された著者は、12月中旬までにFull Paperを投稿する(Full Paper Submission)。それを論文査読委員会が再び査読して、論文集掲載に向けて受理するか却下するかを判定の上、著者に結果を通知する(Notification of Full Paper Acceptance)。

論文が受理された著者は、査読結果を基に修正を施し、最終原稿(Camera-ready Copy)を送付する。このようなフローで受理された論文は論文集(Proceedings)に掲

載され、論文発表に至る。

CAADRIA2015での論文投稿・査読の各段階の数字は以下の通りである。最終的に計82編の論文発表があった。これにポスター発表25編が加わった。

  • Abstract Submission: 246
  • Abstract Acceptance: 185
  • Full Paper Submission: 107
  • Full Paper Acceptance: 92
  • Publication: 82

論文は学会論文集(Proceedings)に掲載される他、Scopus、EI Compendex、CuminCADなどの学術論文データベースにIndexされる。近年ではGoogle Scholar、Research Gate、Academia.eduなどのサイトでも論文にアクセスできるようになってきた。

CAADRIA2015の行事

CAADRIA2015のメイン行事、カンファレンスは3日間行われ、研究発表の他、オープニングセレモニー(ホスト大学からの挨拶、参加者の紹介など)、3名の基調講演、集合写真撮影会(図2)、ランチ、コーヒーブレイク、レセプション(歓迎会)、カンファレンスディナー(図3)、クロージングセレモニー(年次総会と表彰式)などが行われる。

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図2 CAADRIA2015集合写真

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図3 カンファレンスディナー

カンファレンスディナーは、ホスト大学の腕の見せ所。そのため、ホストはCAADRIAに参加しなければ体験できないようなイベントを入念に準備する。今年は、大邱郷校(Daegu Hyanggyo)にて。昔の儒教の学校の庭、それも都会のオープンスペースで学会の交流会を行うとは!CAADRIAのカンファレンスディナーは伝統的にアットホームな雰囲気で、初めて参加したメンバーはカンファレンスディナーを通じて他の参加者と打ち解けていく。そして翌年も参加しようと思えてくれれば学会としては嬉しい限りである。

カンファレンスの前日は、ワークショップが開催され、CAD/BIM、VR/AR、プログラミング、電子工作、3Dプリンターなどのデジタル技術を駆使して建築や都市の作品を創りながら、それらの技術の習得に励んだ(図4)。

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図4 ワークショップ

カンファレンスが終わると、ポストカンファレンスツアーとして、学会終了後開催地を巡るエクスカーションが用意されていることが多い。これは単なる物見遊山ではなく、建築・都市とICTを専門とするメンバー達がワクワクするような訪問先が企画されている。カンファレンス期間中は、皆発表の準備や学会の運営に忙しく、ゆっくりと話す機会が持てないものだが、このポストカンファレンスツアーに参加することで、より深く交流が行える。そこで友達になって、それぞれの国に帰ってからもメールやSNS(Social Networking Service)で写真やビデオを交換したりと交流は続く。

計82編の研究発表はテーマ毎のセッションに分かれて行われ、プレゼン後、発表内容に対するディスカッションが行われる(図5)。ディスカッションは日本国内で行われる会議よりもかなり活発で、セッションの間のみならず、セッション終了後のコーヒーブレイク、カンファレンスディナー、あるいはポストカンファレンスツアーの期間中にまで及ぶ。今回は小生のセッションの後で部屋に居残って30分以上も議論した。ホワイトボードまで使い、まるで放課後の補習のようであった(図6)。

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図5 筆者の論文発表

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図6 セッション終了後のディスカッション

参考文献

[1] CAADRIA: 

CAADRIA, the Association for Computer-Aided Architectural Design Research in Asia

(参照2015年10月6日)

大阪府建築士事務所協会誌「まちなみ」2015年11月号

 

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都市とITとが出合うところ(1-19回)

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ふくだぶろーぐ - 都市とITとが出合うところ 第11回 金勝×クラウドVR

ふくだぶろーぐ - 都市とITとが出合うところ 第10回 西の湖×高精細シアター型VR安土城

ふくだぶろーぐ - 都市とITとが出合うところ 第9回 繖山×VR安土城タイムスコープ

ふくだぶろーぐ - 都市とITとが出合うところ 第8回 彦根×点群のポリゴン化システム

ふくだぶろーぐ - 都市とITとが出合うところ 第7回 小谷城と都市プレゼンテーションシステム

ふくだぶろーぐ - 都市とITとが出合うところ 第6回 菅浦

ふくだぶろーぐ - 都市とITとが出合うところ 第5回 淀川北源

ふくだぶろーぐ - 都市とITとが出合うところ 第4回 竹生島

ふくだぶろーぐ - 都市とITとが出合うところ 第3回 針江

ふくだぶろーぐ - 都市とITとが出合うところ 第2回 坂本と堅田

ふくだぶろーぐ - 都市とITとが出合うところ 第1回 近江八景@大津

長濱さんの定年お祝い会。

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先日は、小生が前職(松下電工.現 Panasonic)でお世話になった、長濱龍一郎 大上司の定年退職お祝いでした。小生が社会人なりたての頃のメンバーで畠中大先輩がお祝い会を企画。思い出の写真をみんなで眺めながらアルバム作成〜〜

長濱+畠中+中山さんは、1990年当時ではマジ で考えられないほどのフォトリアルなシステムバスやキッチンのCG静止画の合理的制作手法を開発され、小生が入社してからはいよいよPCでリアルタイム レンダリングの時代と、都市設計やまちづくりをVRで支援する環境計画支援VRビジネスを社内起業されてきた伝道師(いわゆる、ザビエル)です。

長濱さんと初めてお会いしたのは大学4年生で研究室に入って2日目。夜中に先輩方共々ラーメンを食べに行ったシーンを覚えています。早くも22年が経ちました。いつも会社の仕事を終えられてから夜中の12時頃に研究室に来られて勉強をされていました。スキーの先生でもあり、今ではOSAKA旅めがねのエリ アクルーでご一緒させて頂いています。先日は都市の鍼治療講演会にも来てくださいました。

今後ますますのご活躍を!

Mr. Nagahama reaches mandatory retirement age. He was my boss in my previous position, Panasonic (Matsushita Electric Works Co., Ltd.). After I quit Panasonic for the new faculty position of Osaka-U, I am happy to keep in touch until today. The old but still fresh 90's members of Mr. Nagahama's division had an anniversary party with a suprise!.

中経出版「歴史読本」秋号にVR安土城が紹介されました。

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10月6日に発売された「歴史読本」秋号(KADOKAWA 中径出版)に、特集グラビアとして、バーチャルリアリティ安土城(VR安土城)が紹介されました!ご紹介くださり本当にありがとうございます。

A magazine arcticle about the ruined "Azuchi Castle (安土城)" digital reconstruction project using Virtual Reality (VR) that we presented in CAADFutures 2015 at Sao Paulo, Brazil was published!

昨日のニュースで知りましたが、59年の歴史を持つ「歴史読本」休刊になるそうですね。よく見ていた雑誌のひとつなので、休刊はとても残念なのですが、その最後となる刊に取り上げて頂いたこと、光栄です!

headlines.yahoo.co.jp

BS-TBS THE歴史列伝『織田信長二時間スペシャル』は明日夜9より。こちらも宜しくお願いします。

ご来光カフェ2015@大阪淀屋橋港 がいよいよ始まりました。

ご来光カフェ2015 がいよいよ始まりました。淀屋橋港に出現する、10月8日までの水上カフェです。本日発売の「女性セブン」は水都大阪特集!ご来光カフェも紹介されていますよ!あっ、福山君も(笑)

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■スタートの頃はまだ街灯が煌々と。曇り空の本日はご来光は拝めずでしたが、初日ということでリピーターの方中心に大勢来られました!

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■10年目のスペシャルクルーズ出航!本日は大サービスのクルーズでした。

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■何と、ご来光カフェの会場からラバーダックが!調べてみると、同時出現ははじめてのよう。ご来光カフェ 10年目をお祝いしてくれているかのようです(笑)

2009/9@八軒家
2009/12/12-25@八軒家
2010/12/11-25@中之島バンクス
2011/10/22-30@中之島バラ園
2012/10/14-21@中之島バラ園
2013/10/11-18@中之島ゲート
2013/12/16-25@ほたるまち
2014/12/13-25@ほたるまち
2015/9/18-10/12@中之島バラ園

www.hetgallery.com

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■ボランティアスタッフとしてクルーズに同行させて頂きました。ラバーダックのお尻もシッカリと、です(笑)

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■大阪まち遊学2015は11月からスタートです!

 

9月29日13-: 都市の鍼治療 (Urban Acupuncture) 公開対談@大阪大学 吹田キャンパス サイバーメディアコモンズ

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9月29日(火)13時より、明治学院大学服部圭郎先生と大阪大学 吹田キャンパス サイバーメディアコモンズで、「都市の鍼治療」公開イベントをすることになりました。不肖ながら、私も出ます。「達人」ではありませんが...(笑)事前申し込み不要・無料です。服部先生とはブラジル・クリチバつながりです。是非、お越し下さい。

www.hilife.or.jp


On Sep. 29th from 1pm to 2pm, Prof. Keiro HATTORI from Meiji Gakuin University will come to Osaka University from Tokyo. Prof. Hattori and I have a talk event about "Urban Acupuncture" of Urban Design and Planning field at Cybermedia Center, Osaka University (Suita Campus). What examples do you know about Urban Acupuncture? Please feel free to attend the meeting if you are interesting. No registration, Free charge! https://en.wikipedia.org/wiki/Urban_acupuncture
http://www.cmc.osaka-u.ac.jp/?page_id=2929&lang=en

 

日時:9 月29 日(火)13:00~14:00頃
場所:大阪大学吹田キャンパス サイバーメディア コモンズ

www.cmc.osaka-u.ac.jp

 

 近代都市計画制度体系の限界や問題が1960 年代から指摘されながら今日まで決定的なオルタナティブが現れていない状況下、世界各地で同時多発的に「都市の鍼治療」が注目されるようになっています。それぞれの地域で類似の試行錯誤がありましたが、それを方法論までに昇華させたのはクリチバ市のジャイメ・レルネル元市長であります。
 このレルネル氏の「都市の鍼治療」的理念、コンセプトを広く普及することを目的に、都市研究家である服部圭郎は、公益財団法人ハイライフ研究所のサポートのもと、内外の「都市の鍼治療」のデータベースを2年前から作成し始め、2015 年9 月現在、65 事例を同研究所のホームページに掲載しています。
 この「都市鍼治療」というオルタナティブのアプローチをよりよく理解していくためにも、また、このアプローチをどのように実践していくかを検討していくためにも、日本の若手「都市鍼治療」研究者の達人である福田知弘氏と服部が公開対談を開催することにしました。関心のある方は是非とも参加していただければと願う。なお、公開対談は、後日、公益財団法人ハイライフ研究所のホームページにて動画にて公開する予定です。会場内の全体風景も掲出されますので、ご参加の方はその旨をご了承ください。

eCAADe2015(Education and research in Computer Aided Architectural Design in Europe)@ウィーン(Vienna)に参加してきました。

info.tuwien.ac.at

オーストリア・ウィーンのウィーン工科大学(The Vienna University of Technology)で開催された、eCAADe2015 (Education and research in Computer Aided Architectural Design in Europe)に参加してきました。eCAADeは建築・都市設計のコンピュータ援用や建築・都市へのコンピュータ適用に関するヨーロッパの学会です。ヨーロッパ各国の大学がホストとなり、世界中からの参加者を迎え、毎年カンファレンスとワークショップを開催しています。eCAADe学会自体は1983年に設立されて今年は33回目。ウィーン工科大学は、ドップラー効果を発見したクリスチャン・ドップラー(Johann Christian Doppler)、建築家・オットー・ワーグナー(Otto Wagner)、音楽家・ヨハン・シュトラウス(Johann Strauss)を輩出した歴史ある大学です。

3日間のカンファレンスと2日間のワークショップが行われ、カンファレンスでは計145編の論文発表、4名の基調講演などが行われました。論文のテーマは下記の通りです。

  • Virtual Reality Experimental     
  • Virtual Reality Evaluation
  • Design Tools Concepts
  • Design Tools Evaluations
  • Design Tools Explorations
  • Design Tools Applied
  • Spatial Analysis
  • Shape, Form and Geometry Concepts
  • Shape, Form and Geometry Grammars
  • Towards Smarter Cities Concepts
  • Towards Smarter Cities Applied
  • BIM Concepts
  • BIM Early Design
  • BIM Applied
  • Digital Heritage
  • CAAD Education Concepts
  • CAAD Education Applied
  • CAAD Education Tools
  • Collaboration and Participation
  • Fabrication Robots
  • Fabrication Design
  • Fabrication Applied
  • Material Studies
  • Generative Design Concepts
  • Generative Design Applied
  • Generative Design Biological     
  • Smart and Responsive Design Concepts
  • Smart and Responsive Design Applied

 f:id:fukuda040416:20150916084922j:plain■ウィーン工科大学の中庭にはブドウがなっていました。幼児の滑り台も ^_^

f:id:fukuda040416:20150916091854j:plain■eCAADe2015 オープニングセレモニー。実行委員長のBob Martens教授が挨拶。

f:id:fukuda040416:20150916081851j:plain■eCAADe2015配布物一覧。

f:id:fukuda040416:20150917095427j:plain■ウィーンナーコーヒー。現地ではウィーンナーコーヒーとは呼ばず、アインシュペナー(Einspanner)と言います。ウィーンナーコーヒーを初めて知ったのは、神戸ポートピア博 '1981のUCCコーヒー館だと思います。メニューを見てコーヒーにウィンナーソーセージが入ってる(ウィンナーソーセージもウィーンですな)?出てくるや、なぜクリーム?と、???だったことを思いだした。

f:id:fukuda040416:20150923163628j:plain■小生の発表の様子を自撮りで。

f:id:fukuda040416:20150923163654j:plain■学会が終わってから有志で夕食へ。イタリアチームと記念ショット。

eCAADe2015での研究室の論文発表は下記です。
Authors: Fukuda, Tomohiro; Mori, Keisuke and Imaizumi, Jun
Title: Integration of CFD, VR, AR and BIM for Design Feedback in a Design Process - An Experimental Study
Proceedings: Martens, B, Wurzer, G, Grasl T, Lorenz, WE and Schaffranek, R (eds.), Real Time - Proceedings of the 33rd eCAADe Conference - Volume 1, Vienna University of Technology, Vienna, Austria, 16-18 September 2015, pp. 665-672
URL:

CuminCAD http://cumincad.scix.net/cgi-bin/works/Show?ecaade2015_83

Research Gate:

www.researchgate.net

eCAADe 2015 Photos(学会が撮影した写真が公開されています)

_MG_4846 www.flickr.com


来年のeCAADe2016は、8月22日から26日、フィンランド・オウル(Oulu School of Architecture)にて。

CAAD FUTURES 2015で発表したパワポをSlideshareにアップしました。

 

Slideshareに、7月にブラジルサンパウロで開催されたCAAD Futures 2015で研究発表したパワーポイントをアップしました。スライドに挿入したムービーはSlideshareでは再生できないため、該当する静止画に置き換えていま す。

関連して、昨夜はTV番組『

www.tv-asahi.co.jp

』の織田信長特集でVR安土城が取り上げられましたが、『しまった!今日やった…』と気付いたのが夜8時過ぎ。見逃してしまいました (涙)。Twitterでリアルタイム検索をかけると結構盛り上がっていたようですね。

I have uploaded our presentation at CAAD Futures 2015, Sao Paulo, Brazil this July. This research collaborated with public sector (Omihachiman-city), private sector (Toppan printing Co., Ltd.) and academic sector (Osaka University). Some movies in the original presentation were replaced by some images. Regarding our research, last night, our Virtual Reality of Azuchi Castle was featured in a TV program, but I missed out the program...

 

10月1日から8日まで、ご来光カフェ2015@淀屋橋港です!

今年も「ご来光カフェ」の季節がやってきました!
大阪のど真ん中、中之島。実はここから、10月1日から8日の1週間だけ、高層ビルの間に見える生駒山から朝日が昇ります。この貴重な自然のドラマを共有したく、NPO法人 もうひとつの旅クラブが「ご来光カフェ」を淀屋橋港で開催します。2006年からはじめて、今年は早くも10年目。是非、いらしてください。

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■公式パンフ!

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■昨年10月2日のご来光。ご来光が拝めるかは当日の運次第。アドベンチャーです ^^

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■ご来光クルーズ。今年は10年目スペシャルクルーズも出航します。AM5:50出発!クルーズ中にご来光を拝もう!ワンドリンク付1,000円

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■ボラスタ一同、コーヒー・紅茶と軽食を用意してお待ちしていますm(_ _)m

 

『ご来光カフェに行ってみたいけど、ウチから出かけて朝6時のご来光が見れるのかな?』そんな質問をよく耳にするようになりました。公共交通機関の時刻表で調べてみると、大阪、京都、神戸、奈良と、AM6時に間に合う範囲は意外に広かった!夜行バスを使えば、鳥取、広島、愛媛、高知からも間に合いそうです!

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matome.naver.jp

www.facebook.com

それではヨロシクです!