明日建築展 (Architecture of Tomorrow)の2回目。今回は、
・明日歴史空間 (Historical Space of Tomorrow)
・明日芸術空間 (Artistic Space of Tomorrow)
・明日伝統空間 (Traditional Space of Tomorrow)
を。
■明日歴史空間 (Historical Space of Tomorrow)
先日ご紹介した、「明日虚擬空間 (Virtual Space of Tomorrow)」が現在計画中のデザインをシミュレーションするのに対して、「明日歴史空間 (Historical Space of Tomorrow)」では淡水、新竹、嘉義など台湾の歴史都市における建物や街並みをデジタル保存しようというものである。大画面でVR体験可能である。
VR体験するためのスクリーンやジョイスティックなどの装置もインテリアの一部としてトータルデザインされている。
■明日芸術空間 (Artistic Space of Tomorrow)
劉教授が、最も力を注いだと仰っていた空間。フリーフォームデザイン (A+U 2002年8月号)を試みられている。書道の字体を基にデザインし、CAD/CAMにより工場で制作。完成後10のパーツに分けて、会場に運び込まれたそうだ。
■明日伝統空間 (Traditional Space of Tomorrow)
これまでの建築のリノベーションやこれからの伝統形成への提案。いずれも実際に行われているプロジェクトだそうだ。
□伝統的な住宅の改善。屋根にトップライトガラスを付け、柱をスティールにして強度を増す。私自身、伝統的な住宅様式には非常に興味があり面白い提案であると感じた。
□工業社会での工場建築のリ・デザイン。屋根、ファサードなどの要素の変更を提案している。
□Rapid Prototypingによるフリーフォームデザインの提案。
■関連記事
□明日建築展(Architecture of Tomorrow) その1。
□フリーフォームデザイン。
□深?ビエンナーレ。