先日ご紹介した、ロエベ表参道店のセカイカメラ体験。ロエベ表参道店をセカイカメラで覗くと「Room to Read」のエアタグに出会いました。
「Room to Read」は世界中の教育の欠如による貧困の連続を断ち切るため、開発途上国へ本を届け、学校や図書館を建設しようとするNPO。
CEOのジョン・ウッド氏は、元マイクロソフトのマーケティング・ディレクター。若い頃のビジネス世界での「一流」の経験を後人生の充実にフル活用しながら、NPOのあるべき姿を実践する社会企業家ウッドの生き方は、大変参考になる。
ロエベとRoom to Readとの関係はというと、ロエベは自社の皮でバルセロナチェアを制作(バルセロナチェア生誕80周年記念)、展覧会中にオークションを実施した(9月末〆)。オークションの落札金額は全額Room to Readの「女子奨学金」に寄附されるそうだ。セカイカメラの商用利用第一号を果たしたロエベ社だから、オークションも最先端のネットオークションだろう、と思ってスタッフに尋ねてみたが、来店して紙に投票してもらうという伝統的なオークション。この対比がまた面白い。
■ある方向を向くと、Room to Readのエアタグが表示される。エアタグをクリックすると詳しい説明が表示される。
■お勧めです。
ジョン・ウッド著 矢羽野薫訳
『マイクロソフトでは出会えなかった天職 僕はこうして社会起業家になった』
発行:ランダムハウス講談社
■ふくだぶろーぐ過去の記事
□ロエベ表参道店でセカイカメラを体験。
□マイクロソフトでは出会えなかった天職。
■ITpro:セカイカメラに感じる大きな可能性 (2009年10月6日)
■誠 Biz.ID:セカイカメラ入門――世界にタグをつけまくろう(2009年9月30日)
■AKIBA PC Hotline!:セカイカメラが公開されて秋葉原で歴史的事件発生?(2009年9月28日)
■ASCII.jp:セカイカメラ体験で分かった「良さと課題」(2009年9月20日)