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ロエベ表参道店でセカイカメラを体験。

AR(拡張現実)インタフェースである、セカイカメラのダウンロードが9月24日に始まり、4日間で10万ダウンロードを超えたことがヘッドラインニュースでも流れている。一方、セカイカメラは商用利用サービスの第1弾として、スペインのマドリッドを本社とするレザーブランド「ロエベ 表参道店」で商品紹介のナビゲーションツールとして、提供している。 9月18日から10月12日(月)までということ。来京の折、実際に体験させてもらった。


ロエベ表参道ブティック。複数のブランドショップが入るこのビルは、隈研吾氏設計「ONE 表参道」。

ロエベ アマソナ展の様子。「ロエベ アマソナ展」は、ロエベの160年にわたる歴史や商品の由来など、ブランドのストーリーを伝えるもの。iPhoneは受付で借りられる。スタッフの方は快く対応してくださった。

セカイカメラを起動し、商品ディスプレイにかざすと実写映像の上に、CGで描かれたエアタグが表示される。本展覧会で、エアタグは全部で13個設置されている。エアタグが表示される位置は、該当する商品と大体合致している。実写映像とCGを合致させるためには位置推定技術が必須。この技術の代表格はGPSだが、衛星が確認できる場所である必要から通常は屋外での使用に限られる。今回は屋内ということもあってPlace Engineを用いた位置推定技術を採用した。見ている方角、位置推定技術精度、エアタグのある位置はディスプレイの上部に表示されている。

■詳しく閲覧したいエアタグをクリックすると、ご覧のように精緻な写真と解説が表示される。


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