ふくだぶろーぐ

福田知弘の公式ブログです。

ストラスブール(Strasbourg)のLRT ---Homme de Fer---。

ストラスブール(Strasbourg)は、フランス北東部、ライン川左岸に位置する。
アルザス地域圏の首府であり、人口は27万人ほど(都市圏全体では45万人)である。
街の中央部には歴史的旧市街が残っている。イル川に囲まれた周囲2kmほどの島状の区域(日本で例えるならば大阪中之島や徳島ひょうたん島か)はユネスコ世界遺産として登録されている。

ストラスブールは「公共交通とまちづくり」というテーマで話が出たときに必ずといっていいほど例に挙がる都市である。トラム(日本ではLRTと呼ばれている、新型路面電車とその交通システムのこと)を都市整備の道具として活用し、都市空間の再分配を成功させている。


LRT整備によってできた代表的な広場、オム・デ・フェール(Homme de Fer)広場から。
この広場はトラム全5線のうち、E線以外の4線が乗り入れる。市内を南北に走るA線とD線、東西に走るB線とC線はそれぞれ都心部では路線を共有しており、結果2線が交差している。

■円形のガラス屋根シェルター。トラムや電停のデザインと統一されており、単なる交通結節点ではなく都市のランドマークとして機能している。

■ガラスシェルターの下の電停「Homme de Fer」にLRT-A線が停車。人がどっと入れ替わる。

■右側がA線とD線、左側がB線とC線。LRTはひっきりなしにやってくる。

■架線の様子。将来は架線レスになっていくだろう。

■周辺のビルからオムデフェール広場(Homme de Fer)を見下ろす。
下の絵の中央にある→をクリックすると動画がスタート。デジカメの動画機能なので粗い映像ですが、早朝の広場の動きや音などはお分かり頂けるでしょう。


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ストラスブール市公式サイト