土佐の高知城といえば、土佐藩主山内家。 その土佐藩の家老であった深尾弘人蕃顕(ひろめしげあき)は、幕末の時代、4代の藩主に仕え寛大で侍達の能力を活かすことに長けた名家老と伝えられている。彼の屋敷が姿を消した維新後も、この一帯は市民から親しみを込めて「弘人(ひろめ)屋敷」と呼ばれてきた。
平成10年、「この土地を商店街活性化の核に」と地元から提案されたプランに、所有者である財団法人民間都市開発推進機構、ミサワホーム株式会社が賛同、大旺建設株式会社が事業を決定し、同年10月18日「ひろめ市場」が誕生した。
・高知の衣食住文化を「ひろめる」
・高知の人情、人となりを「ひろめる」
・高知の基礎知識・芸術・文化を「ひろめる」 を基本コンセプトに、
市場は魚介類や雑貨の販売だけでなく、フードコートが用意されており食事もできる。
フードコートでは食器センター方式をとり、使い捨て容器の使用を控えるなど、ごみ問題やバリアフリーに積極的に取り組んでいる。
訪問した日は休日だったが、地元の人と観光客で一杯だった。
参考:ひろめ市場パンフレット