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第2回大阪大学21世紀懐徳堂シンポジウム御礼。 

1月24日(日)に開催された,第2回大阪大学21世紀懐徳堂シンポジウム “大阪弁” で語り合う “かんきょう”!?に,ご参加くださりありがとうございました。お陰様で満員御礼でした。


総合司会:西靖毎日放送アナウンサー)
挨拶:大阪大学理事・副学長(21世紀懐徳堂学主)高杉英一
大阪大学総長 鷲田清一

■第1部:プレゼンテーション
プレゼンテーション1:「持続可能性とは?」
大阪大学大学院工学研究科 下田吉之教授

プレゼンテーション2:「World Wide Views in Japanという冒険 −地球温暖化問題について38カ国4000人の市民が討議する−」
大阪大学コミュニケーションデザインセンター 八木絵香特任講師

プレゼンテーション3:「”大阪弁”と”かんきょう”−たいそうなことをやわらかく話し合おう−」
大阪大学コミュニケーションデザインセンター長 金水敏教授

■第2部:タウンホールミーティング
落語:「親子酒」
桂吉弥米朝事務所

タウンホールミーティング「本音で話そう 市民生活と環境のこと」
ファシリテーター西靖
コメンテーター:会場のみなさま,鷲田清一総長,高杉英一21世紀懐徳堂学主,桂吉弥,下田吉之教授,八木絵香特任講師,金水敏教授,橋爪節也教授,高島幸次招聘教授,小浦久子准教授,松井孝典助教,山口容平助教,福田


第1部が終わり,参加者から多数の質問・コメントが寄せられました。
・「環境」に関すること:36件
・「大阪弁(生活者の視点)」に関すること:18件
大阪大学への期待:11件

「「環境」に関すること」では,「では,具体的にどうすればよい?」という質問が多数ありました。私の例として,牛乳パックで作る名刺のこと,市民の立場で参加させて頂いている北浜テラスご来光カフェ大阪旅めがね(←1月30日,大正コースをご案内します。是非!)などの街づくり活動のこと,を例に挙げながら,自分で確かめながら,ちょっと新しいことをどんどん実践することが必要なのでは?とお話させて頂きました。また,継続することは大変であるけれども,それを乗り越えなくては持続可能にはならないという事も申し上げたつもりです。


昨日は時間の関係上,コメントできませんでしたが,
■「市民参加では解決しないのでは?」というコメント
→ 行政もこれまでのトップダウン型ではなく,市民が議論を重ね意見を固めていった上で行政が市民の意見・ニーズを受け止め,政策へ反映させていく時代であることを感じます。現在はその移行過程だと思いますが,現場では,行政とヤル気のある市民との温度差,どの市民の意見を政策へ反映させるのか,などの課題がまだまだ存在するとも感じています。

■「市民生活は変えられない」というコメント
→ 近江八幡市の「小舟木エコ村」(太陽光発電一点張りではなく,環境意識の高い住民の多様なニーズを認める),クリチバ市の「水を見よう」プログラムなども参考になると思います。

■「世界規模の取組みではなく,「地域」の取組み(資金)をつくれないか」というコメント
→ 大阪はこの土壌があると思います。一例として,安藤忠雄先生らが呼びかけて進められている「桜の会・平成の通り抜け事業の状況が挙げられます。


最後に,総合司会の西靖さん(毎日放送アナウンサー)とは,大学の同級生だと確認できました。桂吉弥さんもほぼ同じ年に卒業されていました。今後とも,よろしくお願いいたします。

第2回大阪大学21世紀懐徳堂シンポジウム “大阪弁” で語り合う “かんきょう”!?公式HP