パチャカマ神殿(Pachacamac)
リマから南へ30kmの海岸沿いにある。太陽の神殿、月の神殿、太陽の処女の館などからなる巨大な遺跡。パチャカマ文化は600年頃ペルー中央海岸地帯に発生した文化で、のちにここを征服したインカによりパチャカマ(天地の創造者)と名づけられた。
現在発掘作業が続けられている、処女の館の修復現場を見学させていただいた。海に近いため、地元の土は塩分が含まれているので使わず、他所の土を利用しているそうだ。1940年代の写真を見せていただいたが、そのころは廃墟同然。そこから復旧作業を行い、現在の姿にまで回復している。
見学時には地元の小学生たちが課外授業にきていた。注目を集めながら撮影。どこの国でも子供は無邪気。
また、周辺は砂漠地帯。丘沿いのに立ち並ぶ住宅の水源は地下水を利用しているらしい。