日本海に面する但馬海岸の香住地区では、冬の松葉ガニに代表されるように漁業・水産加工業・観光業など「海」と関わりながら暮らしている。兵庫県と香美町では香住海岸ルネッサンス計画として、香住漁港の古い絵図を基に古来の白砂青松を復活させ、生活環境施設整備・アメニティ空間整備を1991年より推進。
恩師、故・笹田先生が当初より計画全体を監修された。
そしてこの夏「しおかぜ香苑(こうえん)」としてオープン。記念モニュメントの除幕式が行われた。
■休憩所。ステージを兼ねており、当日はよさこい祭りが盛大に行われていた。
■ボードウォーク。天然記念物、そして日本百景に選ばれている「鎧の袖」をイメージしたランドスケープ・デザイン。切り立つ石材は伊達冠石。
■ビーチには大勢の海水浴客が。奥は磯浜。
■モニュメント除幕式。赤いロープを引いて白いテントを引く。
■ランドマークとなる山に向かう軸線。防波堤に腰を下ろして海を眺めると、しばし時を忘れてしまう。
三姉妹船長が香住海岸を案内する「遊覧船かすみ丸」や、餘部鉄橋なども有名。