ふくだぶろーぐ

福田知弘(大阪大学 大学院工学研究科 環境・エネルギー工学専攻)のオフィシャルブログです。

パルテノン神殿とエレクティオン。

アクロポリスの丘。

アクロポリスの丘は海抜150m。アテナ市街地との比高は70mあり、坂をえっちら上っていかなければならね。第1回は、パルテノン神殿とエレクティオンを。

パルテノン神殿(Parthenon)。15年の歳月を費やして紀元前438年に完成した。下の写真で見える幅が31m(因みに環境棟6階棟は幅39.6m)、奥行きが70m。柱の高さは10mある。横:高さ比は、美しいといわれる黄金比(1:1.618)だ。大理石でできたドリス式の石柱(46本)に囲まれた、男性的で雄大な姿だ。
この建物には一見判らないが様々な工夫がなされている。たとえば、
1.床面は平らに見えるが、実は曲面と曲面を組み合わせており中央部が周りよりも高くなっている。水はけを良くするためか。
2.各柱は上部にいくに従い細くなっているが、中間部はふくらんでいる。樹木を意識してか。
3.角柱は他の柱よりも太くなっている。建築美学と現実的用途を考慮してか。
4.柱は内側に傾いている。屋根の重みを支えるためか。

■丘入り口(プロピレア)から見る神殿。真っ先に目に飛び込んでくるこちら側(西側)は実は裏側に当たり、正門は反対側(東側)にある。

■ドリス式柱のディテール。


エレクティオン(Erechtheion)。
パルテノン神殿の西側に位置する。イオニア式の柱と6人の少女像を柱とした柱廊が張り出している。

■パルテノン・ドリス式の雄大さと比べると、イオニア式の優雅さ、繊細さが感じられる。


今日紹介したドリス式やイオニア式などは、柱の装飾方法であり、オーダー(order)といいます。日本ではこの他、コリント式も良く見かけますね。


※週末に神戸・明石でお会いできた方、どうも色々とありがとうございました。大変刺激的な情報交換会でした。またお会いしましょうね。
詳しい内容は、おさかなさんのブログに委ねることとして私は相変わらずマイペースで進みます(コメントがしづらいとのご意見もありますが、お気になさらぬよう。)!
また、受験生・卒業研究に取り組まれている方は最後の追い込みですね!