ふくだぶろーぐ

福田知弘(大阪大学・工・環エネ)の公式ブログです。

都市とITとが出合うところ 第57回 香港中文大学 国際研修プログラム 2018(3)

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大阪木材仲買会館

香港中文大学、大阪大学のメンバーと建築巡り。まずは、大阪木材仲買会館へ(大阪市西区南堀江)。

環境保護や森林資源の維持・活用の観点から、木造建築は近年ますます注目されている。一方、都心の密集地域では耐火建築物が要求されることが多く、特に構造体への木材利用は難しい。このような課題解決のため、竹中工務店では、構造材・仕上材ともに木を用いる3層式の耐火集成材「燃エンウッド」を開発している。大阪木材仲買会館は、燃エンウッドを用いた初めての作品として、2013年春に完成した。

実はこの建物とは、完成したての頃、一人でまち歩きをしていたら偶然に出会ったのが由縁である。鉄筋コンクリートのビルが並ぶ通りを歩いていると、この、木をふんだんに使ったファサードが眼前に広がった。桜の季節は過ぎて青葉が繁りだしていた(今回もそうなのだが)。立ち止まってじっと眺めていると、スタッフの方が中から出てこられて、雑談していると、なんと建物内へ案内して頂けた。この時の感動を香港や阪大のメンバーに伝えたいと思ったのが今回の訪問の動機となった。

敷地は以前からの桜を取り囲むように建築され、シンボリックな庇をはじめとして木を印象付けるファサードである。しかし、木のメリット・デメリットに対しても細やかに配慮されている。例えば1階は、津波など浸水時の耐性を高めるべくRCとしている。また、隣の建物と向き合う部分には、火災による延焼時に木材を保護するためにRC壁を設けている。内部空間は、木の表情や香りに溢れていた。

香港のメンバーは、木造建築に対する興味に加えて、最上階にお稲荷さんが置かれていることに興味津々で質問攻めにあった。この説明が最も苦労したかもしれない。

枚方T-SITE

西長堀から大阪メトロと京阪電車枚方市へ。枚方T-SITEを訪問した。

枚方市は、大阪と京都の中間点に位置し、高度経済成長期に人口が急増した典型的な郊外都市である。人口は40万人を数える。枚方市駅前は、TSUTAYAの1号店、蔦屋書店枚方店が1983年に誕生した地。

郊外都市の駅前は、郊外のロードサイドショップや大型量販店の影響で、地位が相対的に低下していることが多い。一方、駅前の立地特性として、公共交通の利便性の高さは言うまでもなく、歩いて楽しめる魅力もある。枚方T-SITEは、人々が居心地の良さを感じてもらえる「街のリビング」をつくりだすべく、計画されたものである。

JENGAは、同じサイズの積み木を組んで作ったタワーから片手で一片を抜き取り、タワーが倒れないように最上段に積み上げていくテーブルゲームである。枚方T-SITEは、多様な生活提案を内包するボリュームをJENGAのように積み上げた。本に囲まれた吹き抜け空間は居心地の良く、外観、内観のシンボルとなっている。見学では、まず竹中工務店の設計担当者にレクチャーして頂き、その後、T-SITE内を自由に見学。計画資料や設計図面を見せて頂けたことは、貴重な機会になった。

緻密に計画・設計され、粘り強く協議しながら斬新な建物を実現していく担当者の姿は、国内外を問わず学ぶ人たちにとって魅力的に映ったようだ。

コンピュテーショナルデザインとBIM

建築の計画・設計段階から生産・運用段階までをコンピュテーショナルデザインやBIMにより業務化する動きが、社内の一部チームだけでなく、全社的な動きとなってきた話を聞くようになってきた。

本誌5月号で紹介した日本建築学会 情報シンポ2018はいよいよ今月6日・7日に迎える(公式HP http://aijisa2018.org/ )。74編の研究・技術発表に加えて、以下の基調講演を開催する。

■12月6日(木)15:00-17:30/建築会館ホール

人工知能AIの現在と社会導入の可能性」
山田誠二(国立情報学研究所総合研究大学院大学教授/人工知能学会前会長)

「環境計画としてのロボットデザイン」
松井龍哉(フラワー・ロボティクス代表取締役社長/ロボットデザイナー)

<ダイアローグ・コーディネーター>
藤村龍至東京藝術大学准教授)

■12月7日(金)14:50-17:30/建築会館ホール

「アジア、アセアン地域(シンガポール、マレーシア、中国、カタール、日本)のBIMの挑戦」
Japri Maming(Redstack社CEO、共同創設者)

「デザイン分野におけるコンピュータ支援技術の応用」
Seonwoo KIM(Syntegrate社オーナー兼ディレクター)

基調講演はYouTube無料ライブ配信する計画である(URLは公式HP参照)。会場までお越し頂けない場合にはご覧頂ければ幸いである。

PDF: http://y-f-lab.jp/fukudablog/files/1812machinami_FukudaFinal.pdf

大阪府建築士事務所協会「まちなみ」2018年12月号)

CPWC グランプリはパキスタンのチームが受賞。

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CPWC グランプリはパキスタンのチームが受賞。阿部祐二さんとパックンの掛け合いインタビューはさすがでした。

f:id:fukuda040416:20181122091317j:plainCPWC最終審査会オープニング。家入龍太さんが司会。CPWC2018の募集開始からこの最終審査会に至るまでの経緯を紹介させて頂きました。

f:id:fukuda040416:20181122091257j:plain■CPWC最終審査会プレゼンテーション。最終審査に残った6チームが各2分でプレゼンテーション。

CPWC(学生クラウドプログラミングワールドカップ)の最終審査会が先週東京で行われました。グランプリはパキスタンのチームが受賞。今年は自動運転と防災シミュレーションに関して学生チームとは思えない質の高いシステム開発も多く集まり、例年以上に丁寧な審査が必要でした。

CPWCは国別対抗ではないのですが、海外の学生たちのシステム開発能力のパワーに日本は押されていることを毎年感じてしまいます。我が国では2020年度から小学校でプログラミング教育の全面実施に向けて準備が進められておりますが、CPWCのような応用分野に辿り着くには…まあ、来年に期待しましょう。

受賞結果 The 6th Cloud Programming World Cup 第6回 学生クラウドプログラミングワールドカップ

4K・VR徳島映画祭でお話しさせて頂きます(11月23日16:00-17:00)

11月23日 徳島県神山町で開催される4K・VR徳島映画祭。4Kフォーラムセミナーで、11月23日16:00-17:00、お話しさせて頂きます。
「都市・建築分野におけるVR・MRの今 — より直感的な理解と合意形成に向けて —
@ 神山町立広野小学校 旧校舎 3F 音楽室

4kforum.jp

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徳島といえば、20世紀が終わる頃、徳島市のまちなかを流れる新町川ひかりプロムナードの整備が計画され、住民参加型の夜間景観デザインにVRチームとして参加させて頂いた懐かしい地です。
1枚目の写真は2000年1月(早くも19年前…!)のシンポジウム。照明デザイナーの夜間計画を夜景VR化して住民説明会でプレゼンしている時の様子です。パソコンの前の後頭部は私です。当時は、パソコン上で、まちの将来という大規模都市空間、それもデータ量が肥大化する夜景をVRウォークスルーしながらの検討会は世界的にも珍しかったと思います。

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当時のVR記述言語はVRML (Virtual Reality Modeling Language) でした。上の画像は、VRMLで記述した夜景とJavaで構築したインターフェースなどのプログラム群。WebブラウザNetscapeVRMLブラウザはCosmo Player。下の2枚は、VRでの検討を経て竣工した新町川プロムナードです。

この時の様子は、日本建築学会 編「建築を拓く―建築・都市・環境を学ぶ次世代オリエンテーション」でも取り上げて頂きました。

実は今朝も環境設計情報学の講義でVRMLをデモを交えて学部生に解説しました。VRMLは読み取りやすいので伝えやすいと思います。そして、記述言語自体を理解しているとソフトが変わっても色々と応用が効くように思います。

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都市とITとが出合うところ 第56回 香港中文大学 国際研修プログラム 2018(2)

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マイクロバスのチャーター
近江八幡へ日帰り。自然と歴史に溢れ、ボランティア活動が盛んな町。今年のISP2018@大阪・関西(香港中文大学 中國城市住宅研究中心 国際研修プログラム)の参加人数は20名程度となったため、マイクロバスをチャーターすることになった。

筆者自身、マイクロバスの手配を普段やっておらず、こうした作業は時間と手間が意外にかかったりする。手探り状態からはじめることになるが、現在はセマンティック検索エンジンの進歩のお陰で、それなりに相応しいキーワードさえ入力できれば、段階的に調べていくことはある程度可能になってきた。そして今回は、試行錯誤の果てに「貸切バスの達人」という比較サイトを見つけた。

利用期間、出発地、バスのタイプ、バス台数、乗車地、行き先、ガイドの要否を選択すると、登録されたバス会社の中から適当な会社を見つけてくれ、その会社から見積りが届くサービスである。複数の会社から見積りを受領することができ、各種条件を比較しながら、ニーズに合ったバス会社を手配することができた。

林保全整備
近江八幡に到着するや否や、竹林保全整備の研修へ。2005年に発足した八幡山保全整備するボランティアグループ「八幡山の景観を良くする会(通称、八景会)」の兄弟グループとして「(一社)秀次家臣団屋敷跡竹林を守る会(通称、八竹会)」が2016年に発足しており、お世話になった。八幡山の山すそ、近江八幡市立図書館の裏手西側に広がる竹林は、これまで手入れが余り行き届かず荒れた風景になってしまっていたが、八竹会が整備することにより市民の憩いの場所にできたらとの思いで取り組みはじめられた。活動をはじめて1年半が過ぎた頃には、全体面積4000坪余の約30%程度が整備された。

今回の研修では、のこぎりやチェーンソーを使い、大竹の小枝落しや切り落とした竹の集約などを約1時間半かけて実施した。竹林に初めて入る学生がいたり、山に入ってみると思った以上に斜面がきつく移動に苦労したりしたが、貴重な経験となった。

八幡掘
近江八幡市立図書館から旧八幡地区をボランティアガイドとまちあるき。八幡掘、新町通り重要伝統的建造物群保存地区)、日牟礼八幡宮などを巡る。たねや 日牟禮茶屋で和の昼食。

「八幡掘を守る会」は1988年に発足し、今年30周年を迎えた。同会の目的は「地域住民の参加によって甦りつつある八幡堀を再び荒廃させることなく、歴史的遺構の景観保存と水質浄化を図り、かつての清流を蘇らせる活動を推進していくこと」である。全国の河川環境の市民によるまちづくり活動の原点にも位置づけられるものである。

研修時には、ボランティア作業で植えられた1500株の花菖蒲が咲きはじめであった。

信長の館
旧八幡地区から安土へ移動して、安土城天主 信長の館へ。ここには、1992年「スペイン・セビリア万国博覧会」の日本館のメイン展示として安土城天主の最上階5階・6階部分が原寸大にて復元されたものが移築してある。天主内部には、狩野永徳に描かせた「金碧障壁画」も再現してある。

さらに、VR安土城シアターとして、VR技術を応用して、発掘調査や研究資料に基づき、安土山に建てられた安土城と家臣の屋敷、城下町をデジタル再現してある。一般上映されている15分のショートムービー「絢爛 安土城」のあらすじは次の通りである。「天正9年の夏、安土城へ呼ばれたポルトガル人宣教師ルイス・フロイスが総棟梁を務めた岡部又右衛門に城内を案内され、信長の待つ天主へと向かう。豪華絢爛に作られた安土城天主に目を見張るフロイスは、最上階から金色に染まる城下町を眺め、信長の力の強大さに畏怖の念を覚えるのであった。」

デジタルツイン
近年「デジタルツイン(デジタルの双子)」という言葉を聞くようになった。フィジカル空間の情報をIoTなどを活用して、サイバー空間にほぼリアルタイムに送り、サイバー空間内にもフィジカル空間の環境を再現する概念である。サイバー空間上にフィジカル空間の情報を全て再現することから「双子」と呼ばれている。この話を「信長の館」に戻せば、原寸大の安土城天主がフィジカル空間、VR安土城がサイバー空間といえる。現時点で両者は同じ空間に存在しているだけで、情報のやりとりなどのつながりはないのだが、両者をつなげるニーズがあれば何か面白いことができるかもしれない。

 

PDF: http://y-f-lab.jp/fukudablog/files/1811machinami_FukudaFinal.pdf

大阪府建築士事務所協会「まちなみ」2018年11月号)

Registration open!: AIJISA2018 Dec 6-7 Tokyo "AEC Sector Toward Society 5.0"

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■Flyer (tetative)

Registration is open!: AIJISA2018 Dec 6-7 Tokyo "AEC Sector Toward Society 5.0" http://aijisa2018.org/program/registration/

The 41st Symposium on Computer Technology of Information, Systems and Applications (AIJISA 2018) will be held in Tokyo between December 6-7, 2018 organized by Architectural Institute of Japan, Research Committee on Information Systems Technology. The symposium will include keynote lectures and dialogues (AI and Robotics, BIM and Computational Design Projects from Overseas), a lot of research and technical presentations of full and short papers, and organized sessions etc. in the architecture, engineering and construction industry sector (AEC).

Website http://aijisa2018.org
Registration [with detailed information] http://aijisa2018.org/program/registration/
Registration form [directly] https://goo.gl/forms/6Aa9F9VyGZBNNXPS2

Keynotes
DAY1 AI and Robotics
- Prof. Seiji Yamada, Ph.D [National Institute of Informatics, SOKENDAI / Former president of the Japanese Society for Artificial Intelligence http://www.ymd.nii.ac.jp/lab/seiji/ ]
- Pres. Tatsuya Matsui [The Founder and CEO of Flower Robotics, Inc. http://www.flower-robotics.com/ ]
- Dialogue coordinator Prof. Ryuji Fujimura [Assoc. Professor, Tokyo University of the Arts / Principal Architect, RFA http://ryujifujimura.jp/ ]

DAY2 BIM and Computational Design Projects from Overseas
- Pres. Japri Maming [Group CEO and Co-Founder of Redstack https://www.redstackbim.com/ ]
BIM challenges in Asia , Asean (Singapore, Malaysia, China, Qatar & Japan)
- Mr. Seonwoo Kim [Director and Owner, Syntegrate http://www.syntegrate.build/ ]
Application of Computer-based Technologies in Design

Dates Dec. 6 (Thu) - 7 (Fri) 2018
Venue AIJ Building [26-20, Shiba 5-chome, Minato-ku, Tokyo, 108-8414, JAPAN]
Capacity 200 persons (Prior applicants will be given priority. The applicants on the day will be seated on a first-come-first served basis when seats still remain after preliminary application)
Language Hybrid (Japanese and English)

Information
http://aijisa2018.org
https://twitter.com/aijisa2016
https://www.facebook.com/aijrcist/

See you in Tokyo!

#AI #BIM #ComputationalDesign #Robotics #Architecture #Building #CityPlanning #Environment #Society5 #iConstruction #VR #AR #Design #IoT #SmartCity

日本建築学会 情報シンポ2018 参加申込がはじまりました [2018年12月6日・7日]

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■フライヤー (暫定版: スポンサーを10月末まで募集しているため最終版は11月に発行となります)

日本建築学会では、情報・システム・利用・技術シンポジウム(情報シンポ)が長年開催されております。僭越ながら、昨年より当シンポの主査を仰せつかっており、今年は12月6日・7日に建築会館で実施します。先日、参加申込サイトがオープンしました。
基調講演としましては、初日は藤村龍至先生にコーディネイトして頂き、AI研究者・ロボットデザイナーを交えてダイアローグ。2日目は海外からBIM・コンピュテーショナルデザインに携わる企業トップ・実務家をお招きして、海外を中心とする建築・建設プロジェクトを紹介して頂きます。もちろん、研究発表や懇親会もございます。
是非、いらしてください。どうぞよろしくお願いします。

Society 5.0と建築・建設分野
建築・都市・環境の各分野を横断するITの新しい可能性を追求する場を提供することを目的として、2018年12月6日 [木]、7日 [金] の 2日間、東京・建築会館にて、第41回情報・システム・利用・技術シンポジウムを開催します。シンポジウムでは、国内外の研究者・実務家による基調講演 [AI・ロボティクス、海外のBIM・コンピュテーショナルデザインプロジェクト]、多数の研究論文および技術報告の発表、オーガナイズドセッション等を行います。研究者、実業家、設計者、施工者、コンサルタント、エンジニア、プレゼンテーション制作者、行政関係者、IT技術者、学生など多数の方々の参加と活発な意見交換をお願いします。

■公式サイト http://aijisa2018.org
■参加受付[参加メニューを確認した上で申込] http://aijisa2018.org/program/registration/
■参加受付[申込フォームへ直接] https://goo.gl/forms/6Aa9F9VyGZBNNXPS2
■基調講演
DAY1 [12/6] AI・ロボティクス
・山田 誠二 教授 [国立情報学研究所総合研究大学院大学人工知能学会 前会長 http://www.ymd.nii.ac.jp/lab/seiji/ ]
・松井 龍哉 氏 [フラワー・ロボティクス株式会社 代表取締役社長/ロボットデザイナー http://www.flower-robotics.com/ ]
・ダイアローグコーディネイター 藤村龍至 准教授 [東京藝術大学/RFA主宰 http://ryujifujimura.jp/ ]
DAY2 [12/7] 海外のBIM・コンピュテーショナルデザインプロジェクト [同時通訳あり]
・Japri Maming氏 [レッドスタック社CEO, 共同創設者 https://www.redstackbim.com/ ]
アジア、アセアン地域 [シンガポール、マレーシア、中国、カタール、日本] でのBIMの挑戦
・Seonwoo Kim氏 [シンテグレート社 オーナー兼ディレクター http://www.syntegrate.build/ ]
デザイン分野におけるコンピュータ支援技術の応用

■会期 2018年12月6日 [木] ~7日 [金]
■会場 建築会館ホール+本会会議室 [東京都港区芝5-26-20]
■定員 200名 [事前申込者優先,定員に達しない場合の当日申込みは会場先着順]
■参加費
(1)資料あり参加費 *資料はDVD
   会員8,000円,会員外9,000円,学生5,000円
(2)資料なし参加費
   会員3,000円,会員外4,000円,学生1,000円
   ※会期中一度のお支払いで、両日とも参加可能です。
   ※上記参加区分(1)(2)ともに、全プログラムへの参加が可能です。
   ※発表者の方は参加区分(1)の参加費をお支払いください。
   ※「資料あり参加」にて事前にお申込み頂いた方には、情報シンポ開催3日前を目処にご登録頂いたメールアドレスに資料を送付いたします。
(3)懇親会
日時 2018年12月6日 [木] 18:00~20:30終了予定
会場 日比谷Bar 三田店 [東京都港区芝5-23-6, http://www.hibiya-bar.com/mita ]
会費 [シンポ参加費とは別] 一般 4,000円,学生3,000円
定員 60名 懇親会のみでもご参加頂けます。下記の優先順で受付させて頂きます。
 ①事前申込フォームで申し込まれた発表者・連名者・関係者
 ②事前申込フォームで申し込まれた一般・懇親会のみ参加の方。
 ③当日会場の申込み順 [事前申込で定員に達しない場合]
■申込締切 2018年11月26日
■詳細プログラム 11月にアップします。
■動画配信 本シンポジウムはプログラムの一部を動画配信する予定です。
ご参加頂けない場合などインターネット経由でご覧ください。アドレスは公式HPにて告知します。昨年度の様子は、http://aijisa2018.org/archive/aijisa2017/ | https://youtu.be/7RyUw1RGm5g
■フォームからの申込みが出来ない場合
山田悟史(立命館大学)sy@fc.ritsumei.ac.jpまでメールでお申込み下さい。[@は半角にご変更下さい]

■情報源
第41回情報シンポHP  http://aijisa2018.org
建築学会 催し物欄 https://www.aij.or.jp/event/list.html
情報システム技術委員会 Facebook https://www.facebook.com/aijrcist/
情報シンポ Twitter https://twitter.com/aijisa2016

都市と建築のブログ Vol.43 ホーチミン:王の法律も村の垣根まで up!

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今年も残りあと3ヶ月。都市と建築のブログ 第43回目(2018年10月号)はベトナムホーチミンをご紹介します。ベトナムは、コーヒーの生産量世界第2位の国。街なかのランドマークといっては怒られますが、バイクの量が半端ないです。ホーチミンの様子をご紹介します。

NAVERまとめにも都市と建築のブログの過去記事をアーカイブしています。

matome.naver.jp

■都市と建築のブログ バックナンバー

JUDIセミナーありがとうございました:URLや頂いた質問など

JUDIセミナー「測量・計測技術の現在とその活用 新しい都市環境デザインへのアプローチ (講師:井内 努(PASCO 事業推進室 事業推進課 課長)」お疲れ様でした。ナビゲータを務めさせて頂きました。ありがとうございました。

セミナー中にご紹介したURLや頂いた質問など、下記に追記しておきます。

  1. 緑視率の可視化
  2. GISとBIMの統合
  3. RESAS
  4. 点群
  5. ご来光カフェ

 

1. 緑視率の可視化(都市の豊かさマップ)

Treepedia メニューのひとつは、緑視率の可視化。世界各都市の緑視率の可視化がわかりやすく表示されている。日本では神戸市。
運用:MIT Senseable City Lab

senseable.mit.edu


伊能忠敬は地上を歩いて壮大な地図を作った。今は、上空から地図が作れる(将来は衛星で全てリアルタイムに?)。緑視率マップは、再び地上から壮大な地図を作る試み?

Treepediaでも緑視率の計算対象としているGoogle Street Viewは、ある地点での全周囲パノラマ画像。Google Street Viewの場合は、網羅的にストックされている利点がある。各地点でのパノラマ画像をつなぐと、多少途切れてはいるものの、連続的になる。

一方、撮影時期とユーザの観察時期とのタイムギャップが存在(=課題)。リアルタイムに取得できないか?ということで、ライブビデオから緑視率をリアルタイムに計算するシステムの開発を進めている。従来の画像処理技術では抽出能力に限界があるため、現在は人工知能を取り込んでMRシステムを統合させながら開発中。

Kazuya Inoue, Tomohiro Fukuda, Rui Cao and Nobuyoshi Yabuki, (2018), Tracking Robustness and Green View Index Estimation of Augmented and Diminished Reality for Environmental Design - PhotoAR+DR2017 project, Proceedings of the 23rd International Conference on Computer-Aided Architectural Design Research in Asia (CAADRIA 2018), pp.339-348, 2018.5.

2. GISとBIMの連携

GISで都市の運用から計画策定まで、BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)で建物の設計から生産まで、をそれぞれ行い、データを相互運用していこうとするもの。以下は、GISESRI社とBIMのAUtodesk社が連携したニュース。

先月、ポーランド・ウッチで開催されたeCAADe2018国際学会での基調講演のお一人Antje Kunze氏(Solution Manager for BIM and Smart Cities, Esri Germany)からも、この話題が紹介された。

Geodesign Steps Up to Shape the Future | ArcNews

ieiri-lab.jp

3. RESAS

地域経済分析システム
運用:内閣府 まち・ひと・しごと創生本部
産業構造や人口動態、人の流れなどに関する官民のいわゆるビッグデータを集約し、可視化を試みるシステムである。地域経済分析システム

RESASに限らず、気をつけたいこととしては、過去から現在に至る統計データは実態調査結果なので信頼性が高い。一方、将来のシミュレーションデータはある観点や判断基準により計算されたものであり、基準が変われば、結果は当然変わる。

 

4. 点群

現状の空間を3次元デジタル化するために、レーザーや写真から点群を作ることが行われている。取得した点群は通常、ひとつの塊(ひとつのオブジェクト)であり、これを利用するために膨大な作業が必要となっている。できれば、道路、交通標識、植栽など、必要に応じて区分けしたい(セグメンテーション)。研究室では、いくつか取り組んできた。

Nao Hidaka, Takashi Michikawa, Ali Motamedi, Nobuyoshi Yabuki, and Tomohiro Fukuda. (2018), Polygonization of Point Cloud of Tunnels Using Lofting Operation, International Journal of Automation Technology (IJAT), Vol.12, No.3, pp. 356-368, 2018.5.

Nao Hidaka, Takashi Michikawa, Ali Motamedi, Nobuyoshi Yabuki, and Tomohiro Fukuda. (2018), Polygonization of Point Clouds of Repetitive Components in Civil Infrastructure based on Geometric Similarities, Automation in Construction, Volume 86, February 2018, pp. 99-117

日高菜緒, 道川隆士, 矢吹信喜, 福田知弘, Ali MOTAMEDI:スケルトンと断面を利用したモノレールのレール部点群のポリゴンモデル化手法の開発,土木学会論文集F3(土木情報学),Vol.72 (2017), No.2, pp.I_156-I_166, 2017年3月

福田知弘, 北川憲佑, 矢吹信喜:非凸多角形を含む建築模型に対応した点群からの対話的な3次元モデリングシステムの開発,日本建築学会計画系論文集,第78巻,第687号, pp.1231-1239, 2013.5.

また、工事の出来高管理のために、建設現場でドローンを飛ばして、点群化する試みも行われている。が、工事作業中に点群化しようとすると、稼働中の工事車両や作業員が写真に含まれてしまい、それらがノイズとなって、綺麗に点群化できない。以下の論文は、撮影された写真からノイズを除去した上で、点群化しようとするもの。

Reika Yamaguchi, Nobuyoshi Yabuki, Tomohiro Fukuda (2017). Accuracy Improvement of 3D Models Generated by Structure from Motion (SfM) Using Joint Histogram of Oriented Gradients (Joint-HOG), Internet Journal of Society for Social Management Systems, Vol.11 Issue 1, pp.26-35, 2017.12

5. ご来光カフェ

「測量・計測技術」とか「環境デザイン」とか聞くと難しい話、自分自身と関係ない話と考えがち。でも、身近でもある。今、開催されているご来光カフェについて、Google Earthなどでご来光がどこから上るのか、シミュレーションしてみよう。9/1だとご来光は淀屋橋から望めるのか(ビルの向こうに隠れてしまう)、10/1だとどうか(生駒山の向こうから綺麗に見える)、10/15を過ぎると(またビルに隠れてしまう)、シミュレーションできる。

9月頃に、ご来光カフェの紹介をすると、「行きたいんですが自宅から間に合わない・・・」と返答されることが多いので、「朝6時までに淀屋橋に到着する鉄道路線マップ」を作りました。このマップを作ってわかったことは、「ある時刻迄(この場合は、朝6時)に、X駅(淀屋橋駅)に到着する全路線を検索せよ!」というシステムはなさそうだ、ということ。これも、地図情報がらみです。

 

おまけ 

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左の写真は昨日、大阪駅前第2ビルで頂いたウィンナ・コーヒー (Wiener Kaffee)。初めて出会ったのは、神戸ポートピア博覧会'81のUCCコーヒー館だと思う。メニューを見て、コーヒーに何とソーセージが入っているのか?興味本位で注文してみると、なぜクリームたっぷりのコーヒー?と、はてなマークが辺りに飛び散っていたことを思いだした。「ウィンナ」とは「ウィーン風の」という意味だが、ウィーンに行くとウィンナ・コーヒーはなかった。明石に明石焼きがない(当地では玉子焼きと呼ぶ)のと同じ理屈であろうか。アインシュペナーというそう。ウィーンでも、コーヒーと同じくらいの生クリームがたっぷりだった(右の写真)。

都市とITとが出合うところ 第55回 香港中文大学 国際研修プログラム 2018(1)

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香港ISP2018 NEXT21:プラスワンの家(501)と自立家族の家(303)

f:id:fukuda040416:20180930160106p:plain香港ISP2018 神戸の新たなスポット、メリケンパーク「BE KOBE」にて。

はじめに
 大阪府北部地震平成30年7月豪雨、夏の猛暑、台風(特に21号)、平成30年北海道胆振東部地震と自然災害が立て続けに発生した。亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災され不自由な生活を余儀なくされている皆様に心よりお見舞い申し上げます。

ISP2018@大阪・関西
 過去2年に引き続いて、香港中文大学 中國城市住宅研究中心が企画するInternational Study Programmes(ISP:国際研修プログラム)が、2018年5月の1週間、大阪・関西で開催されることになった。
 これまでの反省として、香港からの参加者が募集人員ほど集まっていない状況があった。ISPは強制ではない自主参加プログラムである。5月は、香港ではアカデミック・イヤーの終盤(日本でいえば2月頃)であり、学生たちは修士研究の仕上げや就職活動などに追われる時期である。そのような状況下で参加した過去の学生達は相当タフだと改めて感じたが、今年はISPをより詳しくPRすることを企画サイドで考えた。
 そのため、募集時期である3月に香港を訪問し、香港中文大学のスタッフと共に、普通の観光では訪問できないISP独自の内容や今後のキャリアづくりとの関連性などを説明した。目論見は成功したようである。
 ISP2018のキーワードは、日本における高齢者に優しいデザイン、質の高いコミュニティデザイン、コミュニティと建築・都市デザインとの統合の方法、歩いて暮らせる都市の体験、地元の人々との交流、グリーン建築、水や緑の優れた利用など。3回にわたり、訪問先をご紹介しよう。

NEXT21
 NEXT21は、大阪ガス㈱による、近未来の都市型集合住宅のあり方について、環境・エネルギー・暮らしの面から実証・提案することを目的とした実験集合住宅である。1993年の竣工以降、大阪ガスの社員とその家族が実際に居住しながら実験を続ける。2013年より「環境にやさしい心豊かな暮らし」をコンセプトに第4フェーズが推進されている。
 第4フェーズで新たに行われたコンペを受けて完成した2住戸を紹介しよう。「4G HOUSE」は、「祖母、母、私、娘」の4つの世代、4人の女性が、それぞれ自立した個人として、お互いを支え合い、世代間を継ぐ住まいである。「プラスワンの家」は、50~60代の夫婦を中心軸に、1.5世帯に向けた新たな集合住宅のカタチとして、共に暮らす「誰か(=プラスワン)」が変化しても、お互いの生活を尊重し、住み続けられる住まいである。
 また、スマートマンションを具現化する次世代エネルギーシステムとして、SOFC(固体酸化物形燃料電池)住戸分散設置とエネルギー融通、デマンドレスポンス対応と逆潮運転、停電時自立システムの構築、HEMSの導入、再生可能エネルギーの組み合わせに関する実証実験が進められている。また、長年の実証実験の成果を踏まえて、次世代のエネルギーシステムを導入した集合住宅が大阪市内で建設中だそうだ(世界初)。これは、CO2排出量と一次エネルギー消費量の大幅な削減と防災面に寄与するため、家庭用燃料電池エネファーム typeS)を全戸に、スマートエネルギーハウス蓄電システムを一部住戸に採用している。

神戸
 神戸は、漁村から港町へと発展してきた歴史、海も山もある大都会という立地、世界的に有名な夜景都市など、香港と類似性を感ずる。
 神戸市役所24階展望ロビーでは、神戸の歴史や主要な施設の配置について概観した(ガイド:タウンガイドKOBE24)。フラワーロードが昔は生田川だったことなど、興味深い。尚、港町神戸鳥瞰図1868と2017という展示物が昨年完成しており、都市の変化がわかりやすい。
 続いて、旧居留地の歴史と景観施策について、旧居留地をまち歩きしながら理解を深めた。例えば、ビルの敷際や高層階のセットバックはなぜそうなっているのか、解説してもらわないと中々わからないものである(ガイド:神戸市住宅都市局)。
 デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)では、神戸市企画調整局より『「デザイン都市・神戸」の推進』について、デザイン・クリエイティブセンター神戸よりKIITOの施設と取組み(CREATIVE WORKSHOP ちびっこうべ等)について、内部見学を交えながら解説して頂いた。
 メリケンパークは、昨年大規模リニューアル工事が完成、芝生広場の拡張、「BE KOBE」のモニュメント設置(インスタサイト #bekobeは大人気)、夜間景観の演出、スターバックスの公園内店舗の出店などが行われている。今年度は、さらに、遊べる噴水広場がオープンしている(ガイド:神戸市みなと総局)。

 

PDF: http://y-f-lab.jp/fukudablog/files/1810machinami_FukudaFinal.pdf

大阪府建築士事務所協会「まちなみ」2018年10月号)

【ナビゲーター】都市環境デザインセミナー:測量・計測技術の現在とその活用 ~新しい都市環境デザインへのアプローチ

JUDI(都市環境デザイン会議)関西ブロックが主催する、下記のセミナーでナビゲーターを仰せつかることになりました。先日、下打ち合わせをしましたが、プロの皆様に限らず、地図情報に興味のある皆様にもわかりやすい内容です。

詳細・参加申し込みは下記URLまで。是非、いらしてください。

www.gakugei-pub.jp


2018年第7回都市環境デザインセミナー
測量・計測技術の現在とその活用
新しい都市環境デザインへのアプローチ

2018年10月4日
井内 努(PASCO事業推進室事業推進課課長)

趣旨
 都市を計画するには地理情報は欠かせません。
 この情報には、公開されているもの、プロジェクトが独自に獲得した非公開のもの等、様々な状態がありますが、公開情報は計画の礎であり、計画の枠組みの多くを決めている可能性もあります。
 翻って最新の測量・計測技術を見れば、これまで得ることが難しかった様々なデータが手に入るようになりつつあり、これらが一般的な公開情報となれば、計画自体が変わるかもしれません。
 そこで、測量・計測技術に詳しいPASCO井内氏を講師に迎え、これからの計画に必要な基礎的地理情報について、最新の測量・計測技術の成果、情報公開のあり方、期待される計画論から考えたいと思います。
 第一部:地理情報の種類と変遷、地理情報の情報公開を概観する
 第二部:これからの計画に貢献する、最新の測量・計測技術で得られる地理情報
 *ナビゲーターが適宜、研究の動向や技術の背景を紹介します。
  ナビゲーター:大阪大学 准教授 福田知弘 氏
セミナー世話人 若本和仁

日 時:2018年10月4日(木)
   18時00分頃開場、18時30分開始、20時30分頃終了
場 所:大阪市立 総合生涯学習センター 第二研修室 大阪駅前第2ビル6階(地図
会 費:会員500円/会員外1000円/学生500円
定 員:70名
終了後:懇親会
 (場所等は未定です。お店で実費精算、4000円ぐらいまで)
主 催:都市環境デザイン会議関西ブロック