ふくだぶろーぐ

福田知弘(大阪大学・工・環エネ)の公式ブログです。

都市とITとが出合うところ 第56回 香港中文大学 国際研修プログラム 2018(2)

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マイクロバスのチャーター
近江八幡へ日帰り。自然と歴史に溢れ、ボランティア活動が盛んな町。今年のISP2018@大阪・関西(香港中文大学 中國城市住宅研究中心 国際研修プログラム)の参加人数は20名程度となったため、マイクロバスをチャーターすることになった。

筆者自身、マイクロバスの手配を普段やっておらず、こうした作業は時間と手間が意外にかかったりする。手探り状態からはじめることになるが、現在はセマンティック検索エンジンの進歩のお陰で、それなりに相応しいキーワードさえ入力できれば、段階的に調べていくことはある程度可能になってきた。そして今回は、試行錯誤の果てに「貸切バスの達人」という比較サイトを見つけた。

利用期間、出発地、バスのタイプ、バス台数、乗車地、行き先、ガイドの要否を選択すると、登録されたバス会社の中から適当な会社を見つけてくれ、その会社から見積りが届くサービスである。複数の会社から見積りを受領することができ、各種条件を比較しながら、ニーズに合ったバス会社を手配することができた。

林保全整備
近江八幡に到着するや否や、竹林保全整備の研修へ。2005年に発足した八幡山保全整備するボランティアグループ「八幡山の景観を良くする会(通称、八景会)」の兄弟グループとして「(一社)秀次家臣団屋敷跡竹林を守る会(通称、八竹会)」が2016年に発足しており、お世話になった。八幡山の山すそ、近江八幡市立図書館の裏手西側に広がる竹林は、これまで手入れが余り行き届かず荒れた風景になってしまっていたが、八竹会が整備することにより市民の憩いの場所にできたらとの思いで取り組みはじめられた。活動をはじめて1年半が過ぎた頃には、全体面積4000坪余の約30%程度が整備された。

今回の研修では、のこぎりやチェーンソーを使い、大竹の小枝落しや切り落とした竹の集約などを約1時間半かけて実施した。竹林に初めて入る学生がいたり、山に入ってみると思った以上に斜面がきつく移動に苦労したりしたが、貴重な経験となった。

八幡掘
近江八幡市立図書館から旧八幡地区をボランティアガイドとまちあるき。八幡掘、新町通り重要伝統的建造物群保存地区)、日牟礼八幡宮などを巡る。たねや 日牟禮茶屋で和の昼食。

「八幡掘を守る会」は1988年に発足し、今年30周年を迎えた。同会の目的は「地域住民の参加によって甦りつつある八幡堀を再び荒廃させることなく、歴史的遺構の景観保存と水質浄化を図り、かつての清流を蘇らせる活動を推進していくこと」である。全国の河川環境の市民によるまちづくり活動の原点にも位置づけられるものである。

研修時には、ボランティア作業で植えられた1500株の花菖蒲が咲きはじめであった。

信長の館
旧八幡地区から安土へ移動して、安土城天主 信長の館へ。ここには、1992年「スペイン・セビリア万国博覧会」の日本館のメイン展示として安土城天主の最上階5階・6階部分が原寸大にて復元されたものが移築してある。天主内部には、狩野永徳に描かせた「金碧障壁画」も再現してある。

さらに、VR安土城シアターとして、VR技術を応用して、発掘調査や研究資料に基づき、安土山に建てられた安土城と家臣の屋敷、城下町をデジタル再現してある。一般上映されている15分のショートムービー「絢爛 安土城」のあらすじは次の通りである。「天正9年の夏、安土城へ呼ばれたポルトガル人宣教師ルイス・フロイスが総棟梁を務めた岡部又右衛門に城内を案内され、信長の待つ天主へと向かう。豪華絢爛に作られた安土城天主に目を見張るフロイスは、最上階から金色に染まる城下町を眺め、信長の力の強大さに畏怖の念を覚えるのであった。」

デジタルツイン
近年「デジタルツイン(デジタルの双子)」という言葉を聞くようになった。フィジカル空間の情報をIoTなどを活用して、サイバー空間にほぼリアルタイムに送り、サイバー空間内にもフィジカル空間の環境を再現する概念である。サイバー空間上にフィジカル空間の情報を全て再現することから「双子」と呼ばれている。この話を「信長の館」に戻せば、原寸大の安土城天主がフィジカル空間、VR安土城がサイバー空間といえる。現時点で両者は同じ空間に存在しているだけで、情報のやりとりなどのつながりはないのだが、両者をつなげるニーズがあれば何か面白いことができるかもしれない。

 

PDF: http://y-f-lab.jp/fukudablog/files/1811machinami_FukudaFinal.pdf

大阪府建築士事務所協会「まちなみ」2018年11月号)

Registration open!: AIJISA2018 Dec 6-7 Tokyo "AEC Sector Toward Society 5.0"

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■Flyer (tetative)

Registration is open!: AIJISA2018 Dec 6-7 Tokyo "AEC Sector Toward Society 5.0" http://aijisa2018.org/program/registration/

The 41st Symposium on Computer Technology of Information, Systems and Applications (AIJISA 2018) will be held in Tokyo between December 6-7, 2018 organized by Architectural Institute of Japan, Research Committee on Information Systems Technology. The symposium will include keynote lectures and dialogues (AI and Robotics, BIM and Computational Design Projects from Overseas), a lot of research and technical presentations of full and short papers, and organized sessions etc. in the architecture, engineering and construction industry sector (AEC).

Website http://aijisa2018.org
Registration [with detailed information] http://aijisa2018.org/program/registration/
Registration form [directly] https://goo.gl/forms/6Aa9F9VyGZBNNXPS2

Keynotes
DAY1 AI and Robotics
- Prof. Seiji Yamada, Ph.D [National Institute of Informatics, SOKENDAI / Former president of the Japanese Society for Artificial Intelligence http://www.ymd.nii.ac.jp/lab/seiji/ ]
- Pres. Tatsuya Matsui [The Founder and CEO of Flower Robotics, Inc. http://www.flower-robotics.com/ ]
- Dialogue coordinator Prof. Ryuji Fujimura [Assoc. Professor, Tokyo University of the Arts / Principal Architect, RFA http://ryujifujimura.jp/ ]

DAY2 BIM and Computational Design Projects from Overseas
- Pres. Japri Maming [Group CEO and Co-Founder of Redstack https://www.redstackbim.com/ ]
BIM challenges in Asia , Asean (Singapore, Malaysia, China, Qatar & Japan)
- Mr. Seonwoo Kim [Director and Owner, Syntegrate http://www.syntegrate.build/ ]
Application of Computer-based Technologies in Design

Dates Dec. 6 (Thu) - 7 (Fri) 2018
Venue AIJ Building [26-20, Shiba 5-chome, Minato-ku, Tokyo, 108-8414, JAPAN]
Capacity 200 persons (Prior applicants will be given priority. The applicants on the day will be seated on a first-come-first served basis when seats still remain after preliminary application)
Language Hybrid (Japanese and English)

Information
http://aijisa2018.org
https://twitter.com/aijisa2016
https://www.facebook.com/aijrcist/

See you in Tokyo!

#AI #BIM #ComputationalDesign #Robotics #Architecture #Building #CityPlanning #Environment #Society5 #iConstruction #VR #AR #Design #IoT #SmartCity

日本建築学会 情報シンポ2018 参加申込がはじまりました [2018年12月6日・7日]

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■フライヤー (暫定版: スポンサーを10月末まで募集しているため最終版は11月に発行となります)

日本建築学会では、情報・システム・利用・技術シンポジウム(情報シンポ)が長年開催されております。僭越ながら、昨年より当シンポの主査を仰せつかっており、今年は12月6日・7日に建築会館で実施します。先日、参加申込サイトがオープンしました。
基調講演としましては、初日は藤村龍至先生にコーディネイトして頂き、AI研究者・ロボットデザイナーを交えてダイアローグ。2日目は海外からBIM・コンピュテーショナルデザインに携わる企業トップ・実務家をお招きして、海外を中心とする建築・建設プロジェクトを紹介して頂きます。もちろん、研究発表や懇親会もございます。
是非、いらしてください。どうぞよろしくお願いします。

Society 5.0と建築・建設分野
建築・都市・環境の各分野を横断するITの新しい可能性を追求する場を提供することを目的として、2018年12月6日 [木]、7日 [金] の 2日間、東京・建築会館にて、第41回情報・システム・利用・技術シンポジウムを開催します。シンポジウムでは、国内外の研究者・実務家による基調講演 [AI・ロボティクス、海外のBIM・コンピュテーショナルデザインプロジェクト]、多数の研究論文および技術報告の発表、オーガナイズドセッション等を行います。研究者、実業家、設計者、施工者、コンサルタント、エンジニア、プレゼンテーション制作者、行政関係者、IT技術者、学生など多数の方々の参加と活発な意見交換をお願いします。

■公式サイト http://aijisa2018.org
■参加受付[参加メニューを確認した上で申込] http://aijisa2018.org/program/registration/
■参加受付[申込フォームへ直接] https://goo.gl/forms/6Aa9F9VyGZBNNXPS2
■基調講演
DAY1 [12/6] AI・ロボティクス
・山田 誠二 教授 [国立情報学研究所総合研究大学院大学人工知能学会 前会長 http://www.ymd.nii.ac.jp/lab/seiji/ ]
・松井 龍哉 氏 [フラワー・ロボティクス株式会社 代表取締役社長/ロボットデザイナー http://www.flower-robotics.com/ ]
・ダイアローグコーディネイター 藤村龍至 准教授 [東京藝術大学/RFA主宰 http://ryujifujimura.jp/ ]
DAY2 [12/7] 海外のBIM・コンピュテーショナルデザインプロジェクト [同時通訳あり]
・Japri Maming氏 [レッドスタック社CEO, 共同創設者 https://www.redstackbim.com/ ]
アジア、アセアン地域 [シンガポール、マレーシア、中国、カタール、日本] でのBIMの挑戦
・Seonwoo Kim氏 [シンテグレート社 オーナー兼ディレクター http://www.syntegrate.build/ ]
デザイン分野におけるコンピュータ支援技術の応用

■会期 2018年12月6日 [木] ~7日 [金]
■会場 建築会館ホール+本会会議室 [東京都港区芝5-26-20]
■定員 200名 [事前申込者優先,定員に達しない場合の当日申込みは会場先着順]
■参加費
(1)資料あり参加費 *資料はDVD
   会員8,000円,会員外9,000円,学生5,000円
(2)資料なし参加費
   会員3,000円,会員外4,000円,学生1,000円
   ※会期中一度のお支払いで、両日とも参加可能です。
   ※上記参加区分(1)(2)ともに、全プログラムへの参加が可能です。
   ※発表者の方は参加区分(1)の参加費をお支払いください。
   ※「資料あり参加」にて事前にお申込み頂いた方には、情報シンポ開催3日前を目処にご登録頂いたメールアドレスに資料を送付いたします。
(3)懇親会
日時 2018年12月6日 [木] 18:00~20:30終了予定
会場 日比谷Bar 三田店 [東京都港区芝5-23-6, http://www.hibiya-bar.com/mita ]
会費 [シンポ参加費とは別] 一般 4,000円,学生3,000円
定員 60名 懇親会のみでもご参加頂けます。下記の優先順で受付させて頂きます。
 ①事前申込フォームで申し込まれた発表者・連名者・関係者
 ②事前申込フォームで申し込まれた一般・懇親会のみ参加の方。
 ③当日会場の申込み順 [事前申込で定員に達しない場合]
■申込締切 2018年11月26日
■詳細プログラム 11月にアップします。
■動画配信 本シンポジウムはプログラムの一部を動画配信する予定です。
ご参加頂けない場合などインターネット経由でご覧ください。アドレスは公式HPにて告知します。昨年度の様子は、http://aijisa2018.org/archive/aijisa2017/ | https://youtu.be/7RyUw1RGm5g
■フォームからの申込みが出来ない場合
山田悟史(立命館大学)sy@fc.ritsumei.ac.jpまでメールでお申込み下さい。[@は半角にご変更下さい]

■情報源
第41回情報シンポHP  http://aijisa2018.org
建築学会 催し物欄 https://www.aij.or.jp/event/list.html
情報システム技術委員会 Facebook https://www.facebook.com/aijrcist/
情報シンポ Twitter https://twitter.com/aijisa2016

都市と建築のブログ Vol.43 ホーチミン:王の法律も村の垣根まで up!

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今年も残りあと3ヶ月。都市と建築のブログ 第43回目(2018年10月号)はベトナムホーチミンをご紹介します。ベトナムは、コーヒーの生産量世界第2位の国。街なかのランドマークといっては怒られますが、バイクの量が半端ないです。ホーチミンの様子をご紹介します。

NAVERまとめにも都市と建築のブログの過去記事をアーカイブしています。

matome.naver.jp

■都市と建築のブログ バックナンバー

JUDIセミナーありがとうございました:URLや頂いた質問など

JUDIセミナー「測量・計測技術の現在とその活用 新しい都市環境デザインへのアプローチ (講師:井内 努(PASCO 事業推進室 事業推進課 課長)」お疲れ様でした。ナビゲータを務めさせて頂きました。ありがとうございました。

セミナー中にご紹介したURLや頂いた質問など、下記に追記しておきます。

  1. 緑視率の可視化
  2. GISとBIMの統合
  3. RESAS
  4. 点群
  5. ご来光カフェ

 

1. 緑視率の可視化(都市の豊かさマップ)

Treepedia メニューのひとつは、緑視率の可視化。世界各都市の緑視率の可視化がわかりやすく表示されている。日本では神戸市。
運用:MIT Senseable City Lab

senseable.mit.edu


伊能忠敬は地上を歩いて壮大な地図を作った。今は、上空から地図が作れる(将来は衛星で全てリアルタイムに?)。緑視率マップは、再び地上から壮大な地図を作る試み?

Treepediaでも緑視率の計算対象としているGoogle Street Viewは、ある地点での全周囲パノラマ画像。Google Street Viewの場合は、網羅的にストックされている利点がある。各地点でのパノラマ画像をつなぐと、多少途切れてはいるものの、連続的になる。

一方、撮影時期とユーザの観察時期とのタイムギャップが存在(=課題)。リアルタイムに取得できないか?ということで、ライブビデオから緑視率をリアルタイムに計算するシステムの開発を進めている。従来の画像処理技術では抽出能力に限界があるため、現在は人工知能を取り込んでMRシステムを統合させながら開発中。

Kazuya Inoue, Tomohiro Fukuda, Rui Cao and Nobuyoshi Yabuki, (2018), Tracking Robustness and Green View Index Estimation of Augmented and Diminished Reality for Environmental Design - PhotoAR+DR2017 project, Proceedings of the 23rd International Conference on Computer-Aided Architectural Design Research in Asia (CAADRIA 2018), pp.339-348, 2018.5.

2. GISとBIMの連携

GISで都市の運用から計画策定まで、BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)で建物の設計から生産まで、をそれぞれ行い、データを相互運用していこうとするもの。以下は、GISESRI社とBIMのAUtodesk社が連携したニュース。

先月、ポーランド・ウッチで開催されたeCAADe2018国際学会での基調講演のお一人Antje Kunze氏(Solution Manager for BIM and Smart Cities, Esri Germany)からも、この話題が紹介された。

Geodesign Steps Up to Shape the Future | ArcNews

ieiri-lab.jp

3. RESAS

地域経済分析システム
運用:内閣府 まち・ひと・しごと創生本部
産業構造や人口動態、人の流れなどに関する官民のいわゆるビッグデータを集約し、可視化を試みるシステムである。地域経済分析システム

RESASに限らず、気をつけたいこととしては、過去から現在に至る統計データは実態調査結果なので信頼性が高い。一方、将来のシミュレーションデータはある観点や判断基準により計算されたものであり、基準が変われば、結果は当然変わる。

 

4. 点群

現状の空間を3次元デジタル化するために、レーザーや写真から点群を作ることが行われている。取得した点群は通常、ひとつの塊(ひとつのオブジェクト)であり、これを利用するために膨大な作業が必要となっている。できれば、道路、交通標識、植栽など、必要に応じて区分けしたい(セグメンテーション)。研究室では、いくつか取り組んできた。

Nao Hidaka, Takashi Michikawa, Ali Motamedi, Nobuyoshi Yabuki, and Tomohiro Fukuda. (2018), Polygonization of Point Cloud of Tunnels Using Lofting Operation, International Journal of Automation Technology (IJAT), Vol.12, No.3, pp. 356-368, 2018.5.

Nao Hidaka, Takashi Michikawa, Ali Motamedi, Nobuyoshi Yabuki, and Tomohiro Fukuda. (2018), Polygonization of Point Clouds of Repetitive Components in Civil Infrastructure based on Geometric Similarities, Automation in Construction, Volume 86, February 2018, pp. 99-117

日高菜緒, 道川隆士, 矢吹信喜, 福田知弘, Ali MOTAMEDI:スケルトンと断面を利用したモノレールのレール部点群のポリゴンモデル化手法の開発,土木学会論文集F3(土木情報学),Vol.72 (2017), No.2, pp.I_156-I_166, 2017年3月

福田知弘, 北川憲佑, 矢吹信喜:非凸多角形を含む建築模型に対応した点群からの対話的な3次元モデリングシステムの開発,日本建築学会計画系論文集,第78巻,第687号, pp.1231-1239, 2013.5.

また、工事の出来高管理のために、建設現場でドローンを飛ばして、点群化する試みも行われている。が、工事作業中に点群化しようとすると、稼働中の工事車両や作業員が写真に含まれてしまい、それらがノイズとなって、綺麗に点群化できない。以下の論文は、撮影された写真からノイズを除去した上で、点群化しようとするもの。

Reika Yamaguchi, Nobuyoshi Yabuki, Tomohiro Fukuda (2017). Accuracy Improvement of 3D Models Generated by Structure from Motion (SfM) Using Joint Histogram of Oriented Gradients (Joint-HOG), Internet Journal of Society for Social Management Systems, Vol.11 Issue 1, pp.26-35, 2017.12

5. ご来光カフェ

「測量・計測技術」とか「環境デザイン」とか聞くと難しい話、自分自身と関係ない話と考えがち。でも、身近でもある。今、開催されているご来光カフェについて、Google Earthなどでご来光がどこから上るのか、シミュレーションしてみよう。9/1だとご来光は淀屋橋から望めるのか(ビルの向こうに隠れてしまう)、10/1だとどうか(生駒山の向こうから綺麗に見える)、10/15を過ぎると(またビルに隠れてしまう)、シミュレーションできる。

9月頃に、ご来光カフェの紹介をすると、「行きたいんですが自宅から間に合わない・・・」と返答されることが多いので、「朝6時までに淀屋橋に到着する鉄道路線マップ」を作りました。このマップを作ってわかったことは、「ある時刻迄(この場合は、朝6時)に、X駅(淀屋橋駅)に到着する全路線を検索せよ!」というシステムはなさそうだ、ということ。これも、地図情報がらみです。

 

おまけ 

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左の写真は昨日、大阪駅前第2ビルで頂いたウィンナ・コーヒー (Wiener Kaffee)。初めて出会ったのは、神戸ポートピア博覧会'81のUCCコーヒー館だと思う。メニューを見て、コーヒーに何とソーセージが入っているのか?興味本位で注文してみると、なぜクリームたっぷりのコーヒー?と、はてなマークが辺りに飛び散っていたことを思いだした。「ウィンナ」とは「ウィーン風の」という意味だが、ウィーンに行くとウィンナ・コーヒーはなかった。明石に明石焼きがない(当地では玉子焼きと呼ぶ)のと同じ理屈であろうか。アインシュペナーというそう。ウィーンでも、コーヒーと同じくらいの生クリームがたっぷりだった(右の写真)。

都市とITとが出合うところ 第55回 香港中文大学 国際研修プログラム 2018(1)

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香港ISP2018 NEXT21:プラスワンの家(501)と自立家族の家(303)

f:id:fukuda040416:20180930160106p:plain香港ISP2018 神戸の新たなスポット、メリケンパーク「BE KOBE」にて。

はじめに
 大阪府北部地震平成30年7月豪雨、夏の猛暑、台風(特に21号)、平成30年北海道胆振東部地震と自然災害が立て続けに発生した。亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災され不自由な生活を余儀なくされている皆様に心よりお見舞い申し上げます。

ISP2018@大阪・関西
 過去2年に引き続いて、香港中文大学 中國城市住宅研究中心が企画するInternational Study Programmes(ISP:国際研修プログラム)が、2018年5月の1週間、大阪・関西で開催されることになった。
 これまでの反省として、香港からの参加者が募集人員ほど集まっていない状況があった。ISPは強制ではない自主参加プログラムである。5月は、香港ではアカデミック・イヤーの終盤(日本でいえば2月頃)であり、学生たちは修士研究の仕上げや就職活動などに追われる時期である。そのような状況下で参加した過去の学生達は相当タフだと改めて感じたが、今年はISPをより詳しくPRすることを企画サイドで考えた。
 そのため、募集時期である3月に香港を訪問し、香港中文大学のスタッフと共に、普通の観光では訪問できないISP独自の内容や今後のキャリアづくりとの関連性などを説明した。目論見は成功したようである。
 ISP2018のキーワードは、日本における高齢者に優しいデザイン、質の高いコミュニティデザイン、コミュニティと建築・都市デザインとの統合の方法、歩いて暮らせる都市の体験、地元の人々との交流、グリーン建築、水や緑の優れた利用など。3回にわたり、訪問先をご紹介しよう。

NEXT21
 NEXT21は、大阪ガス㈱による、近未来の都市型集合住宅のあり方について、環境・エネルギー・暮らしの面から実証・提案することを目的とした実験集合住宅である。1993年の竣工以降、大阪ガスの社員とその家族が実際に居住しながら実験を続ける。2013年より「環境にやさしい心豊かな暮らし」をコンセプトに第4フェーズが推進されている。
 第4フェーズで新たに行われたコンペを受けて完成した2住戸を紹介しよう。「4G HOUSE」は、「祖母、母、私、娘」の4つの世代、4人の女性が、それぞれ自立した個人として、お互いを支え合い、世代間を継ぐ住まいである。「プラスワンの家」は、50~60代の夫婦を中心軸に、1.5世帯に向けた新たな集合住宅のカタチとして、共に暮らす「誰か(=プラスワン)」が変化しても、お互いの生活を尊重し、住み続けられる住まいである。
 また、スマートマンションを具現化する次世代エネルギーシステムとして、SOFC(固体酸化物形燃料電池)住戸分散設置とエネルギー融通、デマンドレスポンス対応と逆潮運転、停電時自立システムの構築、HEMSの導入、再生可能エネルギーの組み合わせに関する実証実験が進められている。また、長年の実証実験の成果を踏まえて、次世代のエネルギーシステムを導入した集合住宅が大阪市内で建設中だそうだ(世界初)。これは、CO2排出量と一次エネルギー消費量の大幅な削減と防災面に寄与するため、家庭用燃料電池エネファーム typeS)を全戸に、スマートエネルギーハウス蓄電システムを一部住戸に採用している。

神戸
 神戸は、漁村から港町へと発展してきた歴史、海も山もある大都会という立地、世界的に有名な夜景都市など、香港と類似性を感ずる。
 神戸市役所24階展望ロビーでは、神戸の歴史や主要な施設の配置について概観した(ガイド:タウンガイドKOBE24)。フラワーロードが昔は生田川だったことなど、興味深い。尚、港町神戸鳥瞰図1868と2017という展示物が昨年完成しており、都市の変化がわかりやすい。
 続いて、旧居留地の歴史と景観施策について、旧居留地をまち歩きしながら理解を深めた。例えば、ビルの敷際や高層階のセットバックはなぜそうなっているのか、解説してもらわないと中々わからないものである(ガイド:神戸市住宅都市局)。
 デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)では、神戸市企画調整局より『「デザイン都市・神戸」の推進』について、デザイン・クリエイティブセンター神戸よりKIITOの施設と取組み(CREATIVE WORKSHOP ちびっこうべ等)について、内部見学を交えながら解説して頂いた。
 メリケンパークは、昨年大規模リニューアル工事が完成、芝生広場の拡張、「BE KOBE」のモニュメント設置(インスタサイト #bekobeは大人気)、夜間景観の演出、スターバックスの公園内店舗の出店などが行われている。今年度は、さらに、遊べる噴水広場がオープンしている(ガイド:神戸市みなと総局)。

 

PDF: http://y-f-lab.jp/fukudablog/files/1810machinami_FukudaFinal.pdf

大阪府建築士事務所協会「まちなみ」2018年10月号)

【ナビゲーター】都市環境デザインセミナー:測量・計測技術の現在とその活用 ~新しい都市環境デザインへのアプローチ

JUDI(都市環境デザイン会議)関西ブロックが主催する、下記のセミナーでナビゲーターを仰せつかることになりました。先日、下打ち合わせをしましたが、プロの皆様に限らず、地図情報に興味のある皆様にもわかりやすい内容です。

詳細・参加申し込みは下記URLまで。是非、いらしてください。

www.gakugei-pub.jp


2018年第7回都市環境デザインセミナー
測量・計測技術の現在とその活用
新しい都市環境デザインへのアプローチ

2018年10月4日
井内 努(PASCO事業推進室事業推進課課長)

趣旨
 都市を計画するには地理情報は欠かせません。
 この情報には、公開されているもの、プロジェクトが独自に獲得した非公開のもの等、様々な状態がありますが、公開情報は計画の礎であり、計画の枠組みの多くを決めている可能性もあります。
 翻って最新の測量・計測技術を見れば、これまで得ることが難しかった様々なデータが手に入るようになりつつあり、これらが一般的な公開情報となれば、計画自体が変わるかもしれません。
 そこで、測量・計測技術に詳しいPASCO井内氏を講師に迎え、これからの計画に必要な基礎的地理情報について、最新の測量・計測技術の成果、情報公開のあり方、期待される計画論から考えたいと思います。
 第一部:地理情報の種類と変遷、地理情報の情報公開を概観する
 第二部:これからの計画に貢献する、最新の測量・計測技術で得られる地理情報
 *ナビゲーターが適宜、研究の動向や技術の背景を紹介します。
  ナビゲーター:大阪大学 准教授 福田知弘 氏
セミナー世話人 若本和仁

日 時:2018年10月4日(木)
   18時00分頃開場、18時30分開始、20時30分頃終了
場 所:大阪市立 総合生涯学習センター 第二研修室 大阪駅前第2ビル6階(地図
会 費:会員500円/会員外1000円/学生500円
定 員:70名
終了後:懇親会
 (場所等は未定です。お店で実費精算、4000円ぐらいまで)
主 催:都市環境デザイン会議関西ブロック

CAADRIA 2019 の論文募集要項がアップされました。

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CAADRIA 2019 の論文募集要項 (CFP: Call for Papers) がアップされました。4月15-18日(その前にはWS)NZ ウェリントンにて、Marc Aurel Schnabel先生のホストにより開催されます。

www.caadria2019.org  &  www.caadria2019.nz

INTELLIGENT & INFORMED

The 24th Annual Conference of the Association for Computer-Aided Architectural Design Research in Asia
(CAADRIA 2019)

15th (Monday) - 18th (Wednesday) April, 2019

Victoria University of Wellington, Faculty of Architecture & Design, New Zealand

Abstracts due by 01 Oct 2018
Full Papers 
due by 10 Dec 2018

The territories of computational design are ever-changing and represent a substantial region that remains uncharted; one with expanding and permeable boundaries that continue to be fully breached.  This ocean of opportunity implores researchers to embark on ambitious journeys of exploration. Undulating and temporal,  computational design needs research that engages explicitly with the innovative, intelligent and informed exploitation of computational design, and with the array of computational technologies that the discipline may engage with.
Human intelligence and creativity deliver the hegemonic direction for the field of computer-mediated architectural design research; an area where the computational component is a core aspect of the investigation. The actors in this are both witness to, and instigators of, the exciting, consequent, well-founded research that continues to deliver new knowledge, insights and information.
This, then, explains the specific overarching theme of the conference: ‘Intelligent Informed’

The scope of this theme is driven by the intention to take in aspects of machine intelligence, and a wide range of potential research that engages with the intelligent exploitation of computer-mediated techniques in Architecture.

Within the coverage of the call lies a broad spectrum of approaches ranging from speculative, informal investigations to conventional scientific research, including but not limited to the following research and praxis topics. Papers, Posters, Roundtable, Workshops, & Postgraduate Student Consortium must address the conference theme 'Informed & Intelligent'.

Intelligence
Human   .   Artificial   .   City   .   Heritage   .   Indigenous
Information
Contextual   .   Cultural   .   Historical   .   Computational
&
Security   .  Sharing   .   Reliability   .   Additionality

 

Paper Submissions

Abstracts: Abstracts will be subject to an initial review  (desirable - not required for full paper submission). Length ca 500 words plus key references. 
Papers: Full papers will be subject to a double-blind peer review of full-length manuscripts. Length: 10 pages fitting the CAADRIA format (ca. ~3000-4000 words).

Submission details, style and format are listed at the Submission page.  Publication of the paper will be subject to review acceptance, to compliance with submission deadlines and formatting guidelines, and to the payment of the conference registration fee. Conference must be attended in person.

Submission via "Submissions" page
Submission Deadline Abstract: 1st October 2018
Submission Deadline Full Paper:10th December 2018

 

Poster Submissions

In addition to full paper submissions the conference 'Intelligent & Informed' also invites posters on general topics in computational design research. It is planned that posters accepted will be included in a digital compendium of abstracts and posters.

Submission via: caadria@vuw.ac.nz
Submission Deadline: 10th February 2019

 

Workshop Submissions

Workshops relating to the broader field of the conference topic Intelligent & Informed are sought. Workshops on advanced topics related to "Intelligent & Informed" providing considerable opportunity for discussion and are generally not run as mini-conferences. Proposals for workshops should contain the following information in no more than 800 words:

  1. Workshop title
  2. Name of Chair(s) plus email contact
  3. Members 
  4. Goals of the workshop
  5. Workshop format and details

Submission via: caadria@vuw.ac.nz
Submission Deadline: 10th February 2019

 

Roundtable Session Submissions

Intelligent & Informed Round Table Session discusses in depth the conference theme and brings together the various current development in computational architecture. Proposals for workshops should contain the following information in no more than 500 words:

  1. Roundtable title
  2. Name of Chair(s) plus email contact
  3. Panel members
  4. Goals of the roundtable
  5. Format and details

Submission via: caadria@vuw.ac.nz
Submission Deadline: 10th February 2019

 

Postgraduate Student Consortium Submissions

The Postgraduate Student Consortium provides a supportive setting for feedback on students' current research and guidance on future research directions. It promotes the development of a supportive community of scholars and a spirit of collaborative research. This is an excellent opportunity to network with colleagues of similar background or interests and from the international community. Students are asked to present their ongoing research work and results to date. They will have the chance to discuss their research in an informal session with peers and experienced academics from their field.

Review Criteria

- Originality of the work concerning current concepts and techniques
- Importance of the work concerning fundamental issues and themes
- Clearly defined research questions and aims, methodology, discussion
- Rigour and validity of argumentation, results, and interpretations
- Clarity and persuasiveness of expression.

Applications

Applications consist of:
- An extended abstract or full paper describing work in process and key questions addressed
- A one-page curriculum vitae (attached to the end of the paper)

Submission via email to: pgsc@gmail.com
Submission Deadline: 10th February 2019

 

Young CAADRIA Award

Young CAADRIA Awards are funded by CAADRIA, given by a committee jointly by CAADRIA, the Paper Selection Committee, and the Conference Host and will be decided by them after the acceptance of papers. Awards will be applied to conference registration fees and are not transferable (e.g. awardees cannot assign them to co-authors). If an awardee does not attend the conference, no award will be given. Open to full or part-time registered students (PhD or Masters or undergraduate), chosen before the conference, winners exempt from paying registration fees. The student applies for award if the paper is selected for inclusion into the conference. Chosen on the merit of abstract, contribution and relevance to CAADRIA and demonstrated depth of research interest.

Criteria

- Clarity of concept
- Understanding of context
- Quality of writing
- Strength of research in CV
- Applicability to the broader architectural research
- Typically only one student per university per year.

Application

Submission Deadline: 30th January 2019
Submission via email: psc@caadria-review.org
CV, list of publications, accepted paper and other supporting documents.
 

  

Contact:

Marc Aurel Schnabel
Faculty of Architecture & Design
Victoria University of Wellington
PO Box 600, 6140 Wellington, New Zealand
P: +64 4 463 6095
E: caadria@vuw.ac.nz

都市とITとが出合うところ 第54回 ご来光カフェ

f:id:fukuda040416:20180903100951j:plainご来光カフェ風景 1) ご来光の瞬間。スタッフも思わず手を止めてしまう。2) 美しい朝焼け。しかし、ご来光は望めず。自然のいたずらに一喜一憂。3) ご来光の撮影スポットはデッキの上、水辺近く、とお好みで。4) 全景。水上クルーズも出航間近。5) 本日のスタッフボード。6) カフェ厨房。得意技を活かし、毎日の役割分担を綿密に練って運営している。7) 筆者所属研究室の学生達が遊びに来てくれた。

f:id:fukuda040416:20180903102016j:plainご来光カフェ2018 フライヤー

都心でご来光を眺める
 大阪のど真ん中・中之島では10月1日から8日にかけて、生駒山から昇る朝日を望めることをご存知だろうか?日の出の位置は刻々と変化するため、ご来光は9月や10月も半ばを過ぎるとビルの陰に隠れてしまうのだが、10月1日朝6時頃には生駒山から顔を出して高層ビルに遮られることもなく、土佐堀川から眺めることができる。ビルや土木構造物などの人工物が集積した大阪の都心部において、自然、それもご来光を望む貴重な眺望景観である。

ご来光カフェ
 NPO法人もうひとつの旅クラブ(以下、旅クラブ)は「ご来光カフェ」を大阪水上バス淀屋橋港の桟橋で企画・運営している(協力:大阪水上バス株式会社)。これは、市民共有の資産である「中之島の水辺」を舞台に「都心の自然」という魅力の発掘を行い、水辺という公共的空間の過ごし方や使い方を多様な側面から提案し、各人それぞれの「中之島時間」を発見していただくことで、ひとりでも多くの方に中之島の豊かな普段使いをしていただくことを目的としている。ご来光カフェは2006年からはじまり、年々、工夫を加えながら、今年は13年目を迎える。主な実施内容は以下の通りである。

  1. 大阪水上バス淀屋橋港桟橋を装飾し、テーブル・椅子を設置してご来光を眺めるカフェを営業し、飲み物、軽食を提供する。
  2. 水都号・アクアminiによる水上クルーズを実施する。2015年にご来光カフェ10年目を記念して開始したスペシャルご来光クルーズを継続実施(5:50出港)、その他の時間帯は6:30より随時運航する。
  3. 専用サイト [1, 2] により広報活動を継続的に行う。営業日誌も公開する。
  4. ご来光カフェに対する来訪者の声を集めるため、メッセージボードをカフェに設置する。
  5. 継続的な開催のための賛同者・ボランティアスタッフを募集する。

ご来光カフェ2017の様子(旅クラブ総会資料より)

  1. ご来光カフェは明らかな雨天時には休業となる(専用サイト [1, 2] で営業の有無を日々更新)。2017年、休業日はなかったが、8日間のうち6日が曇りや雨の日となり、総来訪者数は560名であった(昨年比30名減)。一方、晴れた2日はいずれも日曜日であり、150名以上が来訪した(例年の休日と同程度)。
  2. 水上クルーズの乗船数は307名であった。これは、来訪者のうち55%が乗船したことになり、ご来光カフェ史上で最も高い割合となった。
  3. マスコミの取材は、船場経済新聞に掲載された[3]。また、FMCOCOLO、毎日放送などで紹介され、ラジオリスナーの来訪もあった。また、フェイスブックでのご来光カフェ2017開催告知(8/25実施)に対しては、リーチ14,552人・シェア76件であった。これは昨年比2~3割減であったが、SNSでの情報発信は今後も広報の要であろう。
  4. メッセージボードには、176のメッセージが寄せられた。ご来光が見られた日も、そうでない日も、ご来光カフェの雰囲気を来訪者それぞれが楽しまれた様子が窺え、また訪問したいといったコメントが多く寄せられた。
  5. ボランティアスタッフについて、新規スタッフに7名応募があり、例年より多い数であった。フェイスブックと旅クラブ公式サイト[4]、また人づてに積極的に呼びかけたことに依ると思われる。これを受けて、2017年は新スタッフと経験スタッフの協力の下、平均約17人のスタッフで運営することができた。

ご来光カフェ2018
 今年のご来光カフェは、例年通り10月1日~8日で開催することが決定している。大阪の水辺の魅力を伝えたいというご来光カフェの原点に立ちかえり、それぞれのボランティアスタッフがどこまでの活動ができるかを確認し合いながら、新たなご来光カフェの姿を模索していきたい。

 尚、今年は、水上クルーズが最終年となりそうである。是非、いらしてください。

参考URL
[1] http://sun.ap.teacup.com/goraiko/
[2] https://www.facebook.com/goraiko/
[3] http://semba.keizai.biz/headline/770/
[4] http://www.tabiclub.org

PDF: http://y-f-lab.jp/fukudablog/files/1809machinami_FukudaFinal.pdf

大阪府建築士事務所協会「まちなみ」2018年9月号

都市とITとが出合うところ 第53回 CAADRIA 2018(2)

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はじめに
この1ヶ月ほどの間、大阪北部地震平成30年7月豪雨と自然災害が立て続けに発生した。亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災され不自由な生活を余儀なくされている皆様に心よりお見舞い申し上げます。

ローカル食堂
先回に引き続いて、清華大学で行われたCAADRIA 2018国際会議にまつわる話題を取り上げたい。今回は北京の様子を中心に。

ホテルから清華大学へは約2kmの道のりを歩いて学会へ通った。話題のコミュニティサイクルでの通勤・通学など朝の風景が色々と近づいてくる。ローカルな食堂は平日の朝飯時、地元の人々で溢れかえっており、店の中へはとても入れそうになかったが、気になっていた。学会最終日は土曜日にあり、店に朝早く行ってみると空いていた。英語もスマホも通じない中、玉子スープを注文すると「小籠包は要らないですか?」と尋ねられた(気がした)ので、「では1個!」と注文したら、積みあがった小籠包のひと皿を出してくれ、中には10個も入っていた。思わず「Too much!」と言ったら半分だけの器に変更してくれた。言葉が通じたのか、筆者の焦った空気が通じたのか…かなり美味しかったのは確かである(図1ー3)。

スマホ決済
このローカル食堂は現金で問題なく支払うことができたが(RMB9=JPY160)、中国は電子マネー化が爆発的に進んでいる。その主役は、支付宝(アリペイ)や微信支付ウィーチャットペイ)であり、店が用意したQRコードスマホをかざせば決済完了となる。但し、スマホ決済は、中国国内に銀行口座を開設していなければならないなど、外国人には敷居が高い(図4)。

よって訪問当時、筆者はこのスマホ決済サービスを使うことができなかった。つまり、タクシーやコミュニティサイクルなどスマホ決済しかできないサービスはそもそも利用できない「支払い難民」状態になってしまう。ようやく最近は外国人でも利用可能になってきているようである。

胡同
北京の旧城内を中心に点在する細い路地のことを胡同という。胡同の両側には伝統的家屋建築である四合院が建ち並んでいるが、近年の急激な市街地開発と北京オリンピックの整備(図5, 6)でその多くが取り壊された。

紫禁城の西側辺りの胡同を歩いたのだが、四合院の入口や壁の工事があちこちで行われていた。観光化に向けた景観整備のように思われた。それでもこの辺りは古い雰囲気がまだ残されており、狭い路地を通り抜けられるよう三輪車での配達や、住宅の入り口に置かれた牛乳の配達箱は懐かしい。夕方になると、井戸端会議がどこともなくはじまった(図7, 8)。

恭王府
中国における現存する王府の中では、最も無傷で保存されてきた清朝の王府。清朝の貴族(恭親王奕訢)が邸宅の最後の持ち主となり、「恭王府」と改められた。屋敷と庭園からなる(図9, 10)。 

SOHO
建築家ザハ・ハディッド氏が北京市内に2つのSOHOビル群を残している。

銀河SOHOは、紫禁城の東2.5km、地下鉄・朝陽門駅の傍にある。丸い団子のようなフォルムをした4つのビルが並び建つ。各ビルはブリッジで繋がっており、店舗やオフィスが入っている(図11)。

望京SOHOは、北京市内の北東部、首都国際空港に向かう道中にある。有機的なフォルムをした3つのビルが独立して建ち並んでおり、ビルの高さは銀河SOHOよりも高い(図12)。

また、北京南西部の麗澤という地に、麗澤SOHOが新たに建設中である。
 

PDF: http://y-f-lab.jp/fukudablog/files/1808machinami_FukudaFinal.pdf

大阪府建築士事務所協会「まちなみ」2018年8月号