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福田知弘の公式ブログです。

第32回情報・システム・利用・技術シンポジウム。

建築学会情報システム技術委員会が主催する,情報・システム・利用・技術シンポジウム
この、情報シンポが始まると,冬が本格的に来たことを感じる。今年で32回目を迎えた。


例年の論文発表,報告発表,各小委員会が主催する研究集会に加え,今年より新たに,オープニングシンポジウムとエンディングシンポジウムが開かれた。イエイリ建設ITラボで著名な家入龍太氏が全ての研究集会に出席され,エンディングシンポジウムをコーディネイトされた。既に,イエイリ建設ITラボでも紹介されているようだ。大学関係者のみならず,行政,研究機関などの公的機関,デベロッパー,設計事務所,ゼネコン,メーカーなどの民間企業などから参加者はかなり増えたように思う。


■オープニングシンポジウムでは,「設計情報メディアの進化−BIM・アルゴリズミックデザイン・デジタルファブリケーション−」と題して,Robert Woodbury教授(サイモンフレイザー大学),Kostas Terzidis准教授(ハーバード大学),城所竜太氏(アラップジャパン),山下純一氏(IAI代表理事)がプレゼンテーション。池田靖史教授(慶應義塾大学)が同時通訳とコーディネイターを担われた。プレゼンテーションの質の高さも大変勉強になる。写真(上)は,Woodbury教授の講演の様子。写真(下)は,パネルディスカッションの様子。


■エンディングシンポジウムでは,「情報シンポ版イエイリ建設ITラボ」。まず,3つの研究集会,?生命環境モデルとGISの可能性,?BIM活用の現状と課題,?アルゴリズミック・デザインとものづくり教育を繋ぐ,の主査の先生方が,それぞれの研究集会での内容を報告。写真(上)は,?アルゴリズミック・デザインとものづくり教育を繋ぐの主査・松島史朗准教授(豊橋技術科学大学)による研究集会の報告。写真(下)は,イエイリ氏コーディネイトによる,パネルディスカッション。学会ならではの難しいテーマを何とかわかりやすく紐解こうと努力されるイエイリ氏。


2日間耐久!建築学会情報シンポで新機軸が炸裂(イエイリ建設ITラボ, 2009年12月8日)