11月に大阪・天六の大阪くらしの今昔館で開かれた「夜の町家で昔のくらしワクワク体験」に参加。土曜日夜から日曜日にかけて,大阪の昔の暮らしを体験しようというもの。
主な内容は,
1)お膳を使った食事体験
2)からくり人形観覧
3)ナイト町家ツアー,昔遊び,昔の道具体験
4)桂ちょうばさんによる落語
5)各町家で体験宿泊
6)(翌朝)朝食,アンケート
でした。
■ 大阪くらしの今昔館。大阪の昔の街なみが実物大で再現され,また展示品は手にとって触ってよいこともあって,大人気の施設。まだまだそのすごさが知られていないかも。
■このイベントは,大阪教育大学と住まい情報センターのタイアップ事業。先生が「不慣れですが」とご挨拶されていましたが,スタッフの皆さんはサービス満点で,一生懸命取り組まれていました。特に体験宿泊の場合,夕食→夜食→就寝→朝食の各準備と,その間のイベントの準備は中々大変なのですが。
■塗り膳と箱膳。夕食に塗り膳を頂く。塗り膳は,お客さんを招いた時に用いるお膳。箱膳は,普段の生活で用いたもの。昔は,一人ひとりが専用の食器セットを持っていた。箱の中に茶碗や容器が入っており,膳のふたをひっくり返すと茶碗たちを載せるお膳になる。食べ終わると炊事場で洗い物をしてからしまう。
■からくり人形観覧。師は元大阪府警で白バイに乗っておられたとか。電気(モーター)を使わず,砂,水,水銀,ぜんまい等で生まれる力を利用して動く,環境にやさしいからくり人形たち。人形が自動的に矢を射る人形は,オートメーションの三要素を具備。200年以上も前に実現していたから,すごいすごい。
それでは素敵なクリスマス・イヴを!