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八幡の匠の今を知る 〜準備〜。

私の属する環境設計情報学領域では、9月13日・14日と開かれた八幡掘まつりに出展。「八幡の匠の今を知る 」と題して、赤こんにゃく・丁字麩・丁稚羊羹・竹工芸・数珠・畳表の6名のものづくり職人をお招きして座談会をしようというもの。町家にステイする体験宿泊会も同時に開催した。

当領域では、社会と関わりながら研究するスタイルを続けている。プロジェクトを始める時には、まず学生にアナウンスして学生メンバーを募集。現在、近江八幡プロジェクトには修士1年生と学部4年生が計4名(吉川泰代・椙村一弘・宮下京子・菊重有輝)参加している。そして、小まめな定例ミーティング。今年の場合、週2回、1限が始まる前の30分間(8:20〜8:50)をミーティングの時間としてきた。学生も1限の授業に出ないといけないので大変だが、よく頑張っている。

では、「八幡の匠の今を知る」を。
昨年のテーマ「歴史的町家居住を考える」とは、また違ったテーマでありながら、先輩達の昨年の企画に負けじと、出展企画、ものづくり職人への出演依頼、市役所・観光物産協会・商工会議所等の地元関係者折衝、ものづくり職人へのインタビュー、映像撮影、テープ起こし、ナレ、映像編集、プレスリリース、パンフ・HP等広報媒体作成、DVD300部作成、会場となる町家の掃除、草むしり、近隣への挨拶、和の空間と調和したパネル作成などの準備を手作りで進めてきた。

そして当日は、当領域の他のメンバーも加わってくれた。他の研究室からも学生がボランティア参加。今回はその準備の様子を。

■のぼりをつける。

■掛け軸風のパネルをつくる。

■パネルの作成。テープがずれないように。。。

■冷蔵庫の掃除。

■掛け軸パネルが仕上がってきた。

■映像機器のチェック。

■今回は旧吉田邸とカネ吉別邸という2箇所での開催。Skypeによる互いのライブビデオ映像を流すことによって、互いの準備の様子を確認しあった。Skypeを使用するにはインターネット接続が必要となるが、1台のパソコンは携帯電話回線(384kbps)、もう1台のパソコンは近江八幡観光物産協会のポートをお借りしてLANケーブルを60m引っ張って何とか接続。カメラはLogicoolのQcam Orbit AF。RightLight 2テクノロジーを採用した200万画素レンズはものすごく高解像度且つ明るい。メカニカルトラッキング機能付き。


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