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福田知弘の公式ブログです。

Next Gene 20 オープニング・セレモニー。

台湾で2007年より進行中のNext Gene 20(ネクスト・ジーン20)プロジェクト。台北から東へ約1時間の地に、20名の建築家(台湾国内10名、国外10名)がそれぞれ住宅をデザイン。2009年末に第1期竣工予定で、最終的には計176戸が建設される。デベロッパー会社Genuine社・呂台年社長企画の元、台湾国立交通大学・劉育東教授がプロジェクトリーダー。今年のベネチア・ビエンナーレでも展覧会を開催。

 建築家は、隈研吾(Kengo Kuma, 日本)、平田晃久(Akihisa Hirata, 日本)、徐惠林(Hailim Suh, 韓国)、森俊子(Toshiko Mori, 日本/米国)、張永和(Yung Ho Chang, 中国/米国)、MVRDV(オランダ)、IaN+(イタリア)、フェルナンド・マルティン・メニス(Fernando Menis, スペイン)、GRAFT(ドイツ)、JDS(デンマーク)、台湾からは龔書章(Shu-Chang Kung)、曾成紱(David Chun-Tei Tseng)、姚仁喜(Kris Yao)、邱文傑(Jay Wen-Chieh Chiu)、楊家凱(Kyle Chia-kai Yang)、簡學義(Hsueh-Yi Chien)、黃宏輝(Irving Hung-Hui Huang)、陳瑞憲(Ray Chen)、黃聲遠(Sheng-Yuan Huang)、劉育東(Yu-Tung Liu)の各氏。

 デザイン・テーマの一つに、次世代の住環境と新たなライフスタイルの提案がある。筆者らは、昨夏劉教授より参加要請を受け新たなライフスタイルの提案とその表現メディアとして映像を制作してきた。劉教授からはじめてこのお話を伺ったのは、高松4町パティオ・オープニングセレモニーの夜のことだ。高松でパティオ・プロジェクトがひと段落したその日に、大阪でNext Gene 20プロジェクトの紹介を頂き、不思議な縁を感じたことを覚えている。

 6月9日に台北でオープニング・セレモニーが開かれ、そこで建築の最終案と映像が紹介されることとなり、セレモニーに参加してきた。今日から3朝連続でご紹介。

■オープニング・セレモニーの一シーン。中央に白い服の呂社長、左隣が劉教授。20名の建築家がステージで紹介されている。

■テレビ、新聞、雑誌などのメディアや、大勢の関係者で賑わった。

■セレモニーでは、呂社長、劉教授がスピーチ。海外からの建築家を代表してMVRDV WinyMaas氏がスピーチ。

■一通りの説明が終わると、各建築家は各々の模型の前に立ち、参加者からの質問とシャッター攻めに。劉教授とWinyMaas氏のコーナー。

■午後からは、別フロアでプレゼンテーション。各建築家(写真は平田晃久氏)のプレゼンテーションに引き続き、映像を制作したイタリアiMage社と我々のチーム(大阪大学加賀准教授、私、CG Labo社、AZ co.,ltd.、作曲・押谷沙樹さん劉研究室)の映像が披露された。

■夕方からはカクテルパーティ。日本のメディアも参加。

■ディナーの様子。

■会場となった学学文創志業(Xue Xue Institute)


Next Gene 20公式サイト
特集:ネクスト・ジーン20―台湾のアオディ集合住宅プロジェクト(A+U 2008年6月号)
Next Gene 20 國際建築博覽會(China Times)
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