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福田知弘の公式ブログです。

首都ブラジリアその2:テレビ塔より。

ブラジリアは、ジェット機の形に整えられた区画が有名であるが、機の中央にあたる胴体部分には、ルシオ・コスタ設計のテレビ塔(高さ218m)がある。エレベータで上ると高さ75mの展望台は屋外にあり、ブラジリアの緑地帯や道路、建物など計画された幾何学模様が一望できる。その様子を紹介しよう。

■テレビ塔全景。

■テレビ塔を見上げたところ。

■地上75mにある展望台。屋外のため乾いた空気が心地よい。

■展望台で上を見上げよう。

ジェット機の機種側を見る。自動車中心社会なので道路線形が目立つ。両側はホテルや集合住宅、事務所ビルだ。また一番先に少し見える白い建物が前回ご紹介の国会議事堂。大統領府、三権広場、最高裁判所もこの辺り。その向こうには人造湖パラノイア湖が横たえる。

ジェット機の尾翼側を見る。軸線上手前のかまぼこ型がコンベンションセンター、その奥にはクビチェック大統領記念館。右側の白い建物は競技場。


■参考文献:
・新建築1996年5月号,“オスカー・ニーマイヤーと語る−ブラジリアの40周年を前にして”,新建築, 1996.
・F. Richer & M. Fiegl,“BRASILIA 60 COLORFOTOS”,CEU AZUL DE COPACABANA.
Wikipedia ,“ブラジリア”, 2006.