建築デザインの分野では、地形や生物など自然界の曲線を表現するフリーフォームデザインが一つの潮流になっている。このような形は3次元設計(Computer Aided 3-Dimensional Design)による意匠検討と、複雑な構造解析がコンピュータで高速に計算可能となったことで実現できるようになってきた。日本では横浜港大さん橋はその一つである。
2005年、深?に新築されたコンピュータ関連会社の新社屋ロビーに、台湾国立交通大学・劉教授チームのフリーフォームデザインが完成したので案内していただいた。ロビーに自立する鉄骨造のオブジェは、伸びやかに舞う龍のようであり、会社の成長を表現しているようであった。視点場を色々変えて眺めてみると、3次元曲面が色々な表情を見せてくれて飽きない。ライトアップされた夜景も中々見事だ。
■3次元曲面を観賞するベストスポットからの昼景と夜景
■上階より。