桃太郎を知らない人はいないだろう。では桃太郎に実話があるということは知っていただろうか。
各地にあるようだが、どうも本家はここらしい。
昭和5年「桃太郎発祥の地は讃岐の鬼無」という記事がある。論文を書いたのは地元の教師、橋本仙太郎氏。
桃太郎の活躍によって鬼がいなくなったために、鬼無(きなし)という地名が付いたらしい。
犬、猿、雉は動物ではなく、犬は犬島、猿は猿王、雉は雉ケ谷の人々が桃太郎を支援したらしい。
そして、桃太郎が鬼を退治した鬼ケ島が、高松から北に4km離れた女木島という小島。
鬼ケ島の洞窟については次回紹介する。
女木島に一日滞在した。ここには様々な魅力があった。
■釣りバカ日誌の初回で使われた浜ちゃんの家。ここから鈴木建設の高松支店に通っていた。ロケでは女木島に住む「浜崎さん」を探して釣り船をお借りしたらしい。
■女木港からの風景。背後の山からの強風を避けるため、「大手」と呼ばれる幅1m、高さ3~4mの石垣が連続して築かれている。明治・大正・昭和の年代別に比較できるのも面白い。
■集落の中に入ると道は狭く大手が迫り、独特の景観を作り出している。
■モアイ像。高松市に本社を有するクレーンメーカー、?タダノが1990年から95年にかけて取り組んだ、「イースター島モアイ修復プロジェクト」のテスト用に作られた像がここに移設された。
#桃太郎のお話は女木島の地元の方から聞いたものである。