11月18日~20日は、フォーラムエイト デザインフェスティバル2020に参加しました。今年はハイブリッド型の開催となりました。会場とオンラインの接続に様々な工夫がなされていました。
書籍は11月18日より、楽天、ヤフー、アマゾンなどで購入いただけます。ご笑覧いただければ幸いです!
www.forum8.co.jp
item.rakuten.co.jp
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J-11
タイトル: デジタルツイン活用事例集
著者(共著): 野村 淳一、青田 健太郎、松田 克巳、仲原 英喜、大塚 孝信、丸山 翼、多田 充徳、遠藤 維、藤井 正和、川浪 洋資、大西 秀一、星川 孝治、月森 悠太、卓田 郁也、藤井 亮太、阿部 幸太、澁谷 遊野、関本 義秀、福田 知弘、臼田 裕一郎、金本 薫希、野中 康司、細沢 貴史、小津 宏貴、林 典之、脇嶋 秀行、坂井 浩紀、森 研人、村上 善則、小林 智久、佐々木 栄二、金地 哲史、王 元、太田 香苗、太田 進、先崎 心智、金子 達哉、宮城 教和、西村 昭治、目黒 慎吾、本間 悠暉、中村 清人、秋田 亮平、山本 聡史、高田 祐一
出版社: (株)エヌ・ティー・エス
ISBN: 978-4-86043-877-7 C3004
出版日: 2024年2月
J-10
タイトル: 都市と建築のブログ 総覧 電子版
著者: 福田知弘
出版社: フォーラムエイトパブリッシング
ASIN: B09LCMQ3QS
出版日: 2021年11月
新刊『都市と建築のブログ 総覧』上梓させていただきました!印刷版を届けて頂きました。実物はやっぱりいいですね。11/18に出版です。単著は初めて。まち医者として各方面でご活躍されている阪大環境工学科の同級生、泉英明さんに特別寄稿をして頂きました(お宝写真てんこ盛りです 汗)。忙しい中、本当にありがとうございました。
目次
はじめに
【特別寄稿】まちの楽しみ方と楽しむチカラ 泉 英明
【やはり訪れたい都市・建築】
1 シドニー:世界一の美港(Sydney, AUSTRALIA)
2 マチュピチュ:空中都市(Machu Picchu, PERU)
3 ヴェネツィア:水網都市(Venice, ITALY)
4 タージ・マハル:総大理石の墓廟(Taj Mahal, INDIA)
5 アンコール・ワット:見立て(Angkor Wat, CAMBODIA)
6 キンベル美術館:トップライト(Texas, USA)
7 サントリーニ島:エーゲ海に舞い降りた白い集落(Santorini, GREECE)
【都市・建築プロジェクト】
8 クリチバ:鍼治療(Curitiba, BRAZIL)
9 ストラスブール:トラムとまちづくり(Strasbourg, FRANCE)
10 大阪:中之島(Osaka, JAPAN)
11 ハンブルグ:ハーフェンシティ開発(Hamburg, GERMANY)
12 フライブルク:環境首都(Freiburg, GERMANY)
13 神戸:山も海もデザインも(Kobe, JAPAN)
14 台中:亜洲現代美術館(Taichung, TAIWAN)
【地域力】
15 南砺:合掌造り(Nanto, JAPAN)
16 神山:案山子(Kamiyama, JAPAN)
17 近江八幡:奥行き(Omihachiman, JAPAN)
18 沖縄:行逢りば兄弟(Okinawa, JAPAN)
19 鎌倉:いざ!(Kamakura, JAPAN)
20 潮来と佐原:ちばらき(Itako & Sawara, JAPAN)
21 信濃大町:北アルプスの資源を活かして(Shinano Omachi, JAPAN)
【建築・都市とコンピュータの探求:ヨーロッパ】
22 ヴォロスとアテネ:素敵な小広場(Volos & Athens, GREECE)
23 チューリッヒとヴァイル・アム・ライン:国境越え(Zurich & Weil am Rhein, SWITZERLAND & GERMANY)
24 デルフト:ボンエルフ (Delft, NETHERLANDS)
25 ウィーン:音楽の都(Wien, AUSTRIA)
26 イスタンブール:古今東西(Istanbul, TURKEY)
27 ローマ:一日にして成らず(Rome, ITALY)
28 ウッチ:文化観光都市へ(Lodz, POLAND)
【旅好きと】
29 瀬戸内の島々:国際芸術祭(Setouchi, JAPAN)
30 南信:ジビエ料理(Nanshin, JAPAN)
31 ぶんご大野:里の旅(Bungo-Ono, JAPAN)
32 郡上八幡:水とおどりの都(Gujo Hachiman, JAPAN)
33 ボストン:歴史と新たな刺激の融合(Boston, USA)
34 ヤンゴン:横断中(Yangon, MYANMAR)
35 深圳:創新(Shenzhen, CHINA)
【建築・都市とコンピュータの探求:アジア・オセアニア】
36 台湾:元気はつらつ(Tainan, TAIWAN)
37 香港:ピア(Kowloon, HONG KONG)
38 豪・ニューカッスル:地方都市の楽しみ方(Newcastle, AUSTRALIA)
39 チェンナイ:ベンガル湾(Chennai, INDIA)
40 シンガポール:赤道直下の都市国家(Marina Bay, SINGAPORE)
41 京都:おこしやす(Kyoto, JAPAN)
42 メルボルン:マルチカルチャー(Melbourne, AUSTRALIA)
43 蘇州:不易流行(Shenzhen, CHINA)
【世界はまだまだ広い】
44 サンパウロ:南半球一のメガシティ(Sao Paulo, BRAZIL)
45 ウェリントン:世界最南首都(Wellington, NEW ZEALAND)
46 南京:多少楼台煙雨中(Nanjing, CHINA)
47 ホーチミン:王の法律も村の垣根まで(Ho Chi Minh, VIETNAM)
48 マナーマ:古新が織りなす中東の島(Manama, BAHRAIN)
49 済州島:スマートグリッド・アイランド(Jeju, KOREA)
50 ラスベガス:ネオン(Las Vegas, USA)
【xRを活かしたプロジェクトノート】
1 水木しげるロードリニューアル:境港
2 境港市民交流センター(仮称):境港
3 回廊の家:潮来
4 VR安土城:近江八幡
5 丹後国分寺五重塔AR:宮津
6 川湯の森ナイトミュージアム:阿寒摩周国立公園
3Dデジタルシティ 都市と建築のブログ
初出誌と参考文献
あとがき
交流の大切さ
国際会議に参加して得られるものは、まず、厳しい査読プロセスを通過した国際水準での研究発表や、業績ある専門家の基調講演を聴講できることがある。
もうひとつは、参加者との交流である。講演者との新たな出会いや旧知との再会、研究発表についてのディスカッション、学会の運営の振り返り、新たなプロジェクトの相談、参加者が暮らしている国や都市の現状、研究者同士の悩み相談など、話のネタは尽きない。友だちになれば、それぞれの国に帰ってからもSNSで写真や動画を共有し合ったりと交流は続く。
CAADRIAは、参加者同士が交流しやすいアットホームな学会運営がなされてきた。フルオンラインとなった2020年、交流の場をどう確保するのか?
交流ツールの選定
Zoomのようなウェブ会議システムは、参加者が一堂に会して、ひとつの話題を共有したり議論することはできるが、大人数で複数の話題を交えながら交流するには使いづらい。Zoomには、ブレイクアウトセッションという個室が用意されているが、他の部屋の様子がわからないし、他の個室への移動も面倒である。
参加者が3次元仮想空間を自由に動き回れるソーシャルVRも登場しているが、日ごろ使っている参加者はまだ限られており、誰もがいきなり手軽に使えるとは言いがたい。
今回は、SpatialChatを使うことになった。参加者は、丸いアイコンで表示され(参加者のライブ表示も可能)、マウスやタッチ操作で画面内を自由に移動できる。参加者同士の距離が近ければ会話が成立して、距離が遠くなるほど声が小さくなる。なので、会話したい人たちが近くに集まって交流できる。画面には、静止画やYoutube動画を表示させることができる。
CAADRIA 2020期間中、SpatialChatは3室用意された。1つ目はCAADRIA 25周年を記念する部屋。過去の論文集の表紙や集合写真がムービー化されて展示されていた(図1)、2つ目はカンファレンス直前に開催されたワークショップの成果が並べられた部屋(図1)、3つ目はスポンサーブースである。
自由に移動しながら会話できるのは、やはり楽しい。人々の動き方で興味深かったのは、Zoomで行われている研究発表のセッションが終わり、SpatialChatでの交流がはじまった時間帯は参加者がワーッとひとつの場所に集まって記念のスクショをとったりしているが、次第に個別の会話に分散していったこと。そのため、画面の端っこの方に小さなアイコンがたくさん表示されている。CAADRIAカンファレンスに初めて参加した方、そもそも交流が苦手な方はどんな印象を持たれたのだろうか。
ポストツアー
国際会議では、学会終了後に開催地を巡るツアーが用意されていることが多い。ポストカンファレンスツアー(ポストツアー)、テクニカルツアー、エクスカーションなどと呼ばれ、訪問先を巡りながら、参加者同士が交流できる。CAADRIAの場合は物見遊山ではなく、建築・都市とICTに興味津々のメンバー達がワクワクする訪問先が企画されてきた。フルオンラインとなった2020年、ポストツアーをどう企画するのか?
CAADRIA 2020テクニカルツアーは、Zoomで3時間かけて行われた。女性2名がナビゲーターとなり、ウェブカメラで現地の様子を実況中継。まず、学会のホストを務めたチュラロンコン大学で近年リニューアルされた図書館のライブ案内(図2)。別の場所から参加している専門家が詳しい解説を加えていた。
図書館の案内を終えると、ナビゲーターは屋外にあるトゥクトゥクに乗り込む(図2)。トゥクトゥクで次の場所であるタイランド・クリエイティブ・アンド・デザインセンター(TCDC)へと移動する。トゥクトゥクのエンジン音や風を切る音など、ライブ感を味わえた。TCDCでは予め収録された内部見学やインタビューの様子が紹介された。
次は、ランチである。ナビゲーターたちがレストランで、地元のタイ料理を食べながら、食事を中心にタイの文化を紹介。日本は、時差の関係でランチタイムを過ぎていたが、食事を見ているだけなのは辛い(笑)(図2)。
最後に、バンコクを代表する風景である、ワット・アルン・ラーチャワラーラームの紹介。ツアー時間、訪問先、訪問先間の案内、ライブと録画の使い分け、カメラワークなど、質の高いオンラインツアーだった。
今後、実際の人々との出会いや現地訪問については、現地へ行く必要までもない会議はウェブ会議に置き換わっていく一方で、自発的なものほどますます増えていくと思えている。
参加は、新たな出会いにつながり、普段の生活では得られない刺激を受け、経験となり、記憶に残り、そして、成長へつながっていく。
PDF: http://y-f-lab.jp/fukudablog/files/2011machinami_FukudaFinal.pdf
(一般社団法人 大阪府建築士事務所協会 「まちなみ」2020年11月号)
Windowsのパワポに貼り付けた動画をZoomで共有・再生するとカクカクと再生されてしまうことが多いです。気をつけておきたいことは、プレゼンター自身の画面はいつも通りのスムーズな動画なので、視聴者(見ている側)にカクカク動画を見せてしまっていることに気づいていないことが多いです。
これを解決するために、動画をYouTubeにアップして、そのYouTube動画を共有・再生するとスムーズに再生されます。以下、方法をお伝えしておきます。
まず、YouTubeアカウントが必要です。Gmailアカウントをお持ちであれば、そのまま使えます。
1. 動画データそのものをお持ちの場合
動画データそのものをお持ちの場合は、その動画をYouTubeにアップすれば完了です。
講演中は、画面を適宜YouTubeに切り替えてご紹介ください。
私がこの方法でアップした動画の例は以下となります。
2. パワポに張り付けた動画ごと共有したい(パワポに書いたテキストを含めて)。
こちらの方がニーズは高いかもしれません。
作成したパワポを動画出力できます。YouTubeの場合、スライドのアスペクト比は16:9の方が、両端に黒帯が出ないので綺麗です。
方法ですが、パワポの [ファイル]―[エクスポート]―[ビデオの作成] の順にメニューを進めれば動画出力メニューが出てきます。今のZoomは基本的に、720pでしか共有出ないので、「HD (720p) 」で十分です。
パワポのスライド切り替えはクリックが基本ですが、各スライドで表示させたい時間を正確に設定したければ、クリックではなく、[画面切り替え]―[自動的に切り替え]で秒数を指定しておくことが可能です。
これで出力した動画を、上記1の要領で、YouTubeにアップすれば完了です。
私がこの方法でアップした動画の例は以下となります。
一般社団法人 大阪府建築士事務所協会誌「まちなみ」2020年10月号に、「建築業界のテレワークの在り方について」と題して身の回りの動きから見えてくるものを中心に、特別寄稿させて頂きました。
必要最低限の道具へ
新型コロナウィルスの感染拡大防止のため、依然、様々な制約を受けている。但し、新型コロナの影響が出始めた頃と比べると、時が経ち経験を積んできているから、実施できそうなことと避けるべきことは少しずつ共有できている。
ウェブ会議システムを用いたオンライン会議・セミナーは、仲間内での会合ならまだしも、重要な顧客相手や、不特定多数を集めるイベントでは試行錯誤が続く。参加者は少人数だから感染症対策を講じた上で対面型会議を企てたとしても、相手がウェブ会議を望めば、調整のやり直しである。なので、ウェブ会議は必要最低限の道具となりつつある。現状、有線LANでインターネットに接続し、Zoomの最新バージョンをインストールすれば安定した接続は可能である。
ハイブリッド型の試行
一方、対面型(現実世界、実物も含む)とオンライン(仮想世界、デジタルデータも含む)を両立させたいというニーズが高まっている。ハイブリッドやブレンドと呼ばれる方式である。
オンライン会議・セミナーでは、発表者が提供する情報は対面型と変わりなく得られる。情報共有する媒体が、言葉、文字、画像、ビデオなどであれば、オンラインの方がスライドは見やすく、チャット機能を使えば質疑もしやすいという声を聞く。
一方、参加者同士の交流は限界を感じる。「実は、・・・」と議論を深堀したり、イベントの参加者同士が新たに出会ったり、思い出に残る場としてはまだ弱い。
そのため、感染症対策を講じた上で対面型とオンライン両方の参加を含むハイブリッド型の試行がはじまっている。筆者も先日、ハイブリッド型セミナーにスタッフとして参加したが、対面型の良さを改めて感じた。
上述の会議の進め方に限らず、建築分野は、実物の建築を作る行為であるから、デジタル化、ロボット化が進むとはいえ、現場は付きものである。現在、現場で行われている確認作業や検査が、今後、デジタル化が進んだり、非接触型に置き換わっていく可能性は大いにある。それでも、現実の空間で、ソーシャルディスタンスを確保しながら、作業を進める必要はあるし、現実世界の魅力は捨てられない。
ハイブリッド化を実現するにあたり、建築分野の専門家に期待される点として、音の扱いがある。ハイブリッド会議を通常の会議室で開催した場合、音響システム側、空間側での対策がそれぞれ不十分で、ハウリングやエコーは起こりやすい。聞き取りづらく、不快である。
音響システム側では、エコーキャンセル、ノイズキャンセルが、空間側では、吸音対策や音声明瞭度の検討などが、より必要になってくるのではないだろうか。
オンラインBIM演習
大阪大学では既に、2019年4月入学生より、個人用ノートPCを必携としている。筆者自身、学生には自分のPCで学ぶ範囲を拡げていただきたいことから、昨年度、学部2年生の演習で、ゲームエンジンUnityを個人用ノートPCにインストールしてもらいVRアプリを開発した。
今年度は、学部2年生に対して、個人用ノートPCにRevitをインストールしてもらい、BIM演習をフルオンラインで実施した。準備段階には、生協で販売しているノートPCのスペックを調べて、Revitがインストール可能であることを確認し、MacユーザーへはBoot Campの方法を伝えた。数年前から、BIM演習のチュートリアルを自作HPに掲載していたこともあり、準備時間はそれほどかからずに済んだ。
一方、図面を小さなディスプレイで眺めながらの設計作業は肩が凝る。一度に表示したい情報量も多いため複数のディスプレイで作業したい。
PCはテレビとつなげることができること、そして、大型ディスプレイの低価格化が物凄く進んでいることは、意外と知られていない。前者は、HDMIケーブルがあればPCとテレビ(2台目のディスプレイやプロジェクターなども)を接続できる。後者は、50インチテレビが出始めた10数年前は50万円を優に超えていたが、現在は10万円をはるかに下回っている。高解像度化が進み、BIM/CADで描く細い線も読み取れる。
MRを用いた実物のリモート共有と操作
3次元仮想モデルをウェブ会議で共有することは可能になった。一方、模型のような実物体は共有できるのか。実物体をBIM/CADで3次元仮想モデルとして作成しようとすると、モデルの作成に一定の時間を要してしまう。また、実物体に何らかの変更を加えた場合、その変更内容を遠隔の参加者が3次元仮想モデルとして共有できない。
レーザースキャナやRGB-Dカメラを用いることにより、表面のみであるが実物体の3次元仮想モデルを点群として作成できる。RGB-Dカメラを使用すれば、取得範囲は限られるものの、点群データを高速に取得でき、遠隔に伝送することで、実物体の3次元仮想モデルをリアルタイムで共有できる。遠隔にいる参加者は、MR-HMD(複合現実用ヘッドマウントディスプレイである、マイクロソフトHoloLens)を装着して、実物体の像を眺めたり、操作できる。
筆者の研究室ではこのシステム開発を2017年から続けている。これまでに、RGB-Dカメラで取得した点群を距離に応じてオブジェクト毎に分割したり、遠隔にいる複数の参加者が実物体の3次元仮想モデルを操作できる(図1)。今後はインターネットへの対応や、オブジェクトの分割法の検討が必要である。
ガートナー社は、先進テクノロジーのハイプ・サイクルを毎年発表している。新技術は登場時、盛んに紹介され(黎明期)、続いて、その可能性や将来性がもてはやされ(流行期)、やがて、過度な期待のピークがあって、却って幻滅を招いてしまう(幻滅期)。その後、流行は過ぎ去るかもしれないが、啓蒙活動する人々やビジネス化を図る動きがみられ(啓蒙活動期)、みんなが一般的に使うようになる(生産性の安定期)。
新型コロナ前、2019年に発表されたハイプ・サイクルでは、黎明期の技術として、イマーシブ・ワークスペースがアップされた。イマーシブは「没入型の」という意味であり、実際の仕事の現場をデジタル技術でもっと豊かなものにしていく技術が、これから伸びていくのではないかと考えられた。一年が経ち、新型コロナの影響下である2020年夏、イマーシブ・ワークスペースという用語はなくなり、ソーシャル・ディスタンシング・テクノロジーが初アップされるといきなり「過度な期待のピーク」に位置づけられた。
来年、この用語がどのように扱われているかは楽しみであるが、上に述べた、ハイブリッド型の試行は続いていくのではないだろうか。環境の変化に対応していくためには、少しずつ試しながら感触をつかんでおくことが大切である。
Archi Future 2020に「異端児たち:建築・都市のxR新時代へ」として、熊本大学・大西先生と登壇させて頂くことになりました。
10/23 13:00-14:00です。よろしくお願いします。
10月30日17:30-20:00 開催予定のシンポジウム「建築・都市分野のVR・MR技術の新たな展開2020」につきまして、参加申込みページが開設されています。
会場(建築会館)とオンライン(Zoom)のハイブリッド型で開催します。以下がURLとなります。
概要:https://aijisa.org/vr/2020-10-30-1/
講演者情報:https://aijisa.org/vr/2020-10-30-2/
会場(建築会館)参加者用(定員50名、申込み先着順)
https://www.aij.or.jp/event/detail.html?productId=637008
オンライン(Zoom)参加者用(定員90名、申込み先着順)
https://www.aij.or.jp/event/detail.html?productId=637002
お申し込みを、お待ちしております!
主旨:
デジタルトランスフォーメーションのニーズは顕在化・加速化している。建築・都市分野において、この流れをどのように考えておくべきであろうか?
本シンポは、3次元デジタル技術を主な対象として、最新のVR・MR技術と建築・都市分野での応用状況を共有し、AIなどの周辺技術を交えたVR・MR技術の今後の展開や新しい仕事の進め方について、建築分野、IT分野で最先端の活動を続ける国内外の研究者・実務者を交えて議論する。
プログラム:
<開催経緯>
NPO 法人もうひとつの旅クラブは、扇町公園南端エリア(噴水跡残地とこれに続く公園最南端域)を舞台に、2019年夏の大阪市・大公園(大阪市営公園)の魅力向上に向けたマーケットサウンディング(市場調査)に応じた。ここでは、“質の高い特徴的な保育機能” とともに、これに続く南端に都心型の新しい学びの場“マチ農場” を配し、これらを結ぶ、学びの交流機能“マナビバカフェ”を提案、この全体を「扇町マナビバ」と名付けた。
しかし、2020 年に入り、今般のコロナ禍によって「扇町マナビバ」のコンセプト上において「まちづくり波及性の観点」から、新しい時代の読み込みの必然性を強く感じた。「まちづくり波及性の観点」とは、人と人とをつなぐ、あたかも“桟橋 (ピア)” のような役割だ。
そこで今般、大公園からネットワークする新しい時代のまちづくりピアフォーラム「扇町マナビバ」を関係各位の協力も得て開催する運びとなった。
《開催日時》2020年11月21日(土)13:00-17:00
《会場》北区民センター・大ホール
※会場定員700名の所、コロナ対策徹底のため80名定員にて
《参加申込み》
下記URLの専用フォームよりお申し込みください。
http://bit.ly/manabiba
◆先着順に受け付けます。参加定員に達し次第締め切ります。(受付可否はeメール「自動返信」で連絡します)
◆資料代実費500円を当日、会場で徴収します。(当日資料+当日ダイジェスト版を後日eメール送信)
◆学生(大学・専門学校生)は資料代不要。(申し込み時「在籍校」明記の上、当日受付で「学生証」要提示)
《ご了解事項》
・会場はマスク着用(マスク着用が確認できない場合、入場不可)
・その他、会場内では安全確保のための指示事項に従っていただきます。
《当日スケジュール》※肩書および旅クラブメンバーの敬称略
■開始・趣旨説明
■ 突破口としての提起
記憶と創造「大阪百景⇔未来景」 橋爪 節也さん
■「まちづくりピア」とは(事例発表)
・大公園を舞台に「中之島舟屋プロジェクト」の場合 岸田文夫
・桟橋という公空間を舞台に「ご来光カフェ」の場合 岩田尚樹
・都市(マチ)に祈りを Hālau Hula O Mehana(ハラウ フラ オ メハナ)
■セッション
・パネラー 岸上純子さん/武田重昭さん/堤道明さん/泉英明
コーディネータ /福田知弘
主催:NPO法人 もうひとつの旅クラブ 共催:JUDI都市環境デザイン会議
後援・運営協力:(一財)大阪市コミュニティ協会・北区民センター