ふくだぶろーぐ

福田知弘(大阪大学 大学院工学研究科 環境・エネルギー工学専攻)のオフィシャルブログです。

CAADRIA2015 (Computer Aided Architectural Design Research In Asia) に参加してきました。


■オープニングセレモニー。1996年4月に始まったCAADRIAは今年で20周年。カンファレンス・チェアのHyunsoo LEE教授(Yonsei University)のスピーチ。


■研究発表会では、プレゼン12分、質疑3分。プレゼン後、会場から沢山手が上がり熱心にディスカッションが行われます。発表会後のコーヒーブレイクやディナー時に「あなたのあのプレゼンやけどな〜」とディスカッションは続きます。個人的には、重箱の隅をつつくような生産性の低い批評ではなく、色々と建設的なアイデア交換ができるところが魅力的です。


■ランチは慶北大学校・Global Plazaの屋上が会場。大邱の街を一望できました。


■ウェルカムパーティー。CAADの歴史を語らい、学会の問題点や将来について共有し合う場。


■カンファレンスディナー。大学と大邱市が協力して特別な会場を手配くれました。


■学会最終日のAGM(Annual General Meeting: 年次総会)では、Sasada Awardの紹介をさせて頂きました。


■カンファレンス終了後、大邱のまち歩き。皆で記念撮影。

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■エクスカーションで訪問したお寺で瓦の寄進がありました。CAADRIAのメンバーで瓦を一枚、購入して、皆で寄せ書き。寺の修理が終わったら、皆で探しに来たいね。


■カンファレンスが始まる前にはワークショップが行われました。写真は"Pataphysics+Architecture"というパラメトリックデザインとVRに関するワークショップ。阪大の学生も参加しました。


■1996〜2016年のホスト国と都市をGoogle Earthに集めてみました。21回目になりますが、シンガポールを除いて、まだ同じ大学では開催していません。色々な国・都市・大学で開催して、CAADRIAの輪を拡げていきたいのです。


■1996〜2015年の学会論文集(Proceedings)の表紙を集めてみました。建築系の学会らしく、デザインされた表紙が並んでいます。
1996香港 HongKong | 97新竹 Hsinchu, Taiwan | 98大阪 Osaka | 99上海 Shanghai | 00シンガポール Singapore
01シドニー Sydney | 02サイバージャヤ Cyberjaya, Malaysia | 03バンコク Bangkok | 04ソウル Seoul | 05デリー Delhi
06熊本 Kumamoto | 07南京 Nanjing | 08チェンマイ Chiang Mai, Thailand | 09雲林 Yunlin, Taiwan | 10香港 HongKong
11ニューカッスル Newcastle, Australia | 12チェンナイ Chennai, India | 13シンガポールSingapore | 14京都 Kyoto | 15大邱 Daegu, Korea

先日は、CAADRIA2015 (Computer Aided Architectural Design Research In Asia)に参加してきました。CAADRIAは建築・都市設計分野のコンピュータ援用に関する学会です。アジア各国の大学がホストとなり、世界中からの参加者を迎え、毎年カンファレンスとワークショップを開催しています。今年は20回記念大会で、韓国・大邱のKyungpook National University(慶北大学校)で開催されました。22か国から180名の参加がありました。

論文発表は計82編。これにポスター発表25編が加わりました。

  • Abstract Submission(梗概投稿): 246
  • Abstract Acceptance(梗概採用): 185
  • Full paper Submission(フルペーパー論文投稿): 107
  • Full paper Acceptance(フルペーパー論文採用): 92
  • Publication(論文集に掲載): 82

論文のテーマ

  • Collaborative and Collective Design(協調設計、共同設計)
  • Human-Computer Interaction(人間とコンピュータの対話)
  • Generative, Algorithmic and Evolutionary Design(生成的、アルゴリズム的、進化的設計)
  • Virtual / Augmented Reality and Interactive Environments(人工現実感、拡張現実感、相互作用的環境)
  • Simulation and Visualization(シミュレーションと可視化)
  • Practice-Based and Interdisciplinary Computational Design Research(実務ベース、学際的なコンピュータ設計研究)
  • Building Information Modeling(BIM)
  • Computational Design Research and Education(コンピュータ設計研究と教育)
  • Design Cognition(設計の認識)
  • Computational Design Analysis(コンピュータ設計解析)
  • Digital Fabrication and Construction(デジタル製作と建設)
  • Architectural Materials and 3D Printing(建築材料と3Dプリンティング)
  • Virtual Architecture and City Modeling(仮想建築と都市モデリング
  • Theory, Philosophy and Methodology of Computational Design Research(コンピュータ設計研究の理論、哲学、方法論)


研究室関連の発表は下記です。CAADRIA2015では研究発表(建物ボリュームシミュレーションのための3Dモデルと連携した動的模型の開発)の他、セッションの司会(Session Chair)、表彰委員長(Award Committee Chair)、選挙管理委員長(Election Committee Chair)を仰せつかりました。正直、結構、忙しかったのですが、参加者と色々と話ができてよかったです。

FUKUDA, Tomohiro, TOKUHARA, Toshiki and YABUKI, Nobuyoshi: 2015, Development of a Kinematic Physical Model for Building Volume Simulation, Proceedings of the 20th International Conference on Computer-Aided Architectural Design Research in Asia (CAADRIA 2015), pp.241-250 PDF: http://y-f-lab.jp/fukudablog/files/CAADRIA2015_FukudaTokuharaYabuki.pdf

発表した動的模型のビデオ:

池田靖史先生(慶應義塾大学)が今回のCAADRIA2015について、Archi Future Webに記事を書かれています。池田先生はCAADRIA2015の論文審査委員長(Paper Selection Committee Chair)を務められました。
http://www.archifuture-web.jp/magazine/21.html


来年のCAADRIA2016は、3月31日から4月2日、オーストラリア・メルボルン(Melbourne)にて。既に、ホームページが立ち上がっています。See you in Melbourne!
CAADRIA2016: http://caadria2016.crida.net/