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ふくだぶろーぐ

福田知弘(大阪大学 大学院工学研究科 環境・エネルギー工学専攻)のオフィシャルブログです。

遠隔からのプレゼンテーションについて。

CDVE2012も終盤戦。ドラえもん「誕生100年前」が話題になっていますが、100年後はどのようにして研究成果を発表したり、アイデアや知識を交換するのか楽しみです。100年後でも皆、ある場所に集まって学会を行うのでしょうか?同じように、存在しない3次元空間をどのようにして共有したり設計検討するだろうか?など、色々想像が膨らみます。

例えば、今回のCDVE会議ではSkype(下の写真)や録画ビデオによる遠隔プレゼンテーション(remote presentation)を認めています。

slideをインターネット上でshareできるサービスも出ている一方で、このような遠隔からのプレゼンテーションをまだ認めていない場合もあります。理由は色々考えられますが、

  1. 会場でインターネット接続できない、もしくは高速接続できない
  2. 学会へは足を運んで参加することが重要という考え
  3. 遠隔からのプレゼンテーションは聴衆にとって魅力的でない
  4. 遠隔からプレゼンテーションする方のために、会場にいる側が追加的な対応や手間や機器が必要となる。また、論文集の発送などに手間と実費がかかる
  5. 遠隔からプレゼンテーションする方が増えてきた場合、その発表をだれが聞くか?最少の場合、会場には主催者のみしかいなくなる。また、現状では、多数対多数のためのテレビ会議システムは利用の壁がある

3.については、パワーポイントのスライドを使った授業が恐ろしくつまらない理由(ShareWis 辻川氏)に書かれている内容と共通性を感じます(この記事は対面型授業を対象にしていますが)。会議の内容にもよりますが、遠隔からのプレゼンテーションでは、まだまだ、その場にいるプレゼンテーションとの差を感じることも多いですね。存在感であったり、システムや相手に対して、より気を使う必要があったり。

4.に関連して、早くも6年前になりますが、ベネチアビエンナーレ2006で見かけた高臨場感TV会議システム。人の姿が等身大の高画質映像で映し出されるシステム。存在感の向上にはつながる一方で、機器のメンテナンスや会場側の運営方法が課題か。

p.s.
私自身のプレゼンテーションも無事に終了しました。貴重なコメントを頂き、刺激を受けました。発表論文は下記となります。

Tomohiro Fukuda, Tian Zhang and Nobuyoshi Yabuki:
Availability of Mobile Augmented Reality System for Urban Landscape Simulation
Cooperative Design, Visualization, and Engineering
Lecture Notes in Computer Science, 2012, Volume 7467/2012, 231-238, DOI: 10.1007/978-3-642-32609-7_33

http://www.springerlink.com/content/332p7480n1581w56/

Keywords: Landscape simulation, augmented reality, mobile device, virtual reality

下記の記事に関連する成果となります。