ふくだぶろーぐ

福田知弘の公式ブログです。

地域イメージとまちづくり。


石見利勝、田中美子「地域イメージとまちづくり」技報堂出版, 1992年.


学生時代に出会った本。都市に関する専門書だが、残っている印象は25ページの表-2.5。
今回、図書館で再発見したので再掲します。

表-2.5 イメージ想起率と代表的イメージ(105都市の比較)
上位
1.札幌市 79% 時計台
2.神戸市 77% 異人館
3.長崎市 77% オランダ坂
4.横浜市 75% 中華街
4.大阪市 75% たこ焼き
6.広島市 70% 原爆
7.京都市 69% 寺
8.名古屋市 67% ういろう
9.仙台市 65% 七夕
10. 青森市 64% りんご

下位
96. 東大阪市 5% 花園ラグビー場
97. 枚方市 4% 枚方パーク
97. 高槻市 4% ベッドタウン
97. 春日井市 4% グリーン豆
100. 一宮市 3% ジャンクション
101. 八尾市 2% 西部百貨店
101. 市原市 2% 刑務所
101. 寝屋川市 2% ベッドタウン
104. 越谷市 1% 知人が住んでいる
105. 加古川市 0% ―

尤も、これはPHP研究所「THE21」編集部による1989年の調査結果の引用であり、被験者も東京のOL100人を対象としたものである。
が、加古川市が全くイメージがわかない都市(0%!)とは、出身者として多感な年頃として、かなり残念な気持ちになったのは確か。

これを知人に紹介すると、
加古川が105都市に選ばれただけでも幸せ」
「東京に近い越谷市市原市と大した差がないので実際はもっと上」
「下位10傑に、大阪は寝屋川、八尾、高槻、枚方東大阪と5都市が入ってる。兵庫は加古川1都市だけ。さすが。」
様々な慰めを頂いた(理由になっていない理由を含め)。

それにしても最近は、加古川と聞いて、ぱっと思いつく、
 食べ物、歌手、弁護士、アナウンサー、女優、作家、芸人さん、、
沢山増えましたよね!まち遊学でもしようかな。