ふくだぶろーぐ

福田知弘(大阪大学 大学院工学研究科 環境・エネルギー工学専攻)のオフィシャルブログです。

コラボ成功の条件.


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誰かと一緒にやる行為は「コラボする」「コラボレーションしよう」と呼ばれるようになった.「環境」という用語と同様に,「コラボレーション(collaboration)」という用語が近年広く受け入れられた訳である.が,collaborationとは,厳密には,ある与条件の下で始め,進める過程においても解決困難な壁を乗り越えながら,何かを創造したり,問題を解決したりする協働行為である.なので,単に異分野同士をくっつけた行為,何かを始める時点でゴール迄お見通し済みの予定調和な行為,進める過程で活性化が見られない行為はcollaborationとは呼べない.

そんな風に整理してみて,自分自身がある共同行為を終えた時「これってcollaborationと呼べるのでは?」と思えた案件を振り返ってみると,その共同行為に関わるコアメンバーや組織に共通項があるように思える.それは,

 ・精神的肉体的強さ
 ・探求心
 ・対応の速さ(特に瞬発力)
 ・一般知識と専門知識の量と質
 ・アウトプットの質へのこだわり
 ・アイデアを出せる雰囲気
 ・柔軟性(条件変更への対応)
 ・ホスピタリティ(サービス精神)
 ・相互の信頼


さて,
貴方にとって,コラボ成功の条件とは?


追記(2011年3月6日)
大西らの協調設計の定義は、「補完的なスキルを持つ集団(チーム)が相互に刺激し合い、1人では考えつけない優れた設計案にたどり着くための価値創造活動である」
大西康伸, 両角光男,"建築協同設計における意思決定を支援する非同期討論ツールの開発と実践的検証", 日本建築学会計画系論文集,第76巻,第659号,pp.261-269, 2011-1.