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都市建築VR制作マニュアル1:資料準備。

まず,作成する建物の寸法がわかる資料を準備する。建築の設計図(配置図,平面図,立面図,断面図など)の入手が望ましいが,既に存在する建物の場合,設計図は入手が困難な事も多い。その場合はまず,建築分野の書籍や作品集(新建築,日経アーキテクチャ,GAなど)に掲載されている図面を参照する方法がある。一方,都市に存在する殆どの建物は,これらの書籍に紹介されていないことも多い。そこで次に考えられる方法として,建物の平面情報(間口,奥行き)については住宅地図(ゼンリン等)や地形図などから参照し,高さ情報については一般標準階高(住宅ならば3m,事務所ビルならば3.5m)に階数を乗じた値とする。

これらの資料は,古くから紙媒体が用いられているが,最近では2DCADや3DCADなどのデジタルデータ(.dxfなど)として提供されることも増えている。

これらの資料を集めることは結構労力を要するが,コンピュータで作る場合,数値を入力することが必要で,寸法などの数値に関する資料を集める方が正確で結果的に作業は速くなる。


■ふくだぶろーぐ:都市建築VR制作マニュアル
あなたも作れる都市建築VR。
都市建築VR制作マニュアル1:資料準備。
都市建築VR制作マニュアル2:建物写真撮影。
都市建築VR制作マニュアル3:写真加工によるテクスチャマッピングデータ作成。
都市建築VR制作マニュアル4:建物3Dモデル作成。
都市建築VR制作マニュアル5:建物3Dモデルへのテクスチャマッピング。
都市建築VR制作マニュアル6:VRソフトへの出力。