6年生の年、夏の高校野球。
前年(1982)、池田高校(徳島)は畠山投手と山びこ打線で圧倒的な強さで優勝。そしてこの年(1983)も水野投手と山びこ打線で池田高校が優勝候補の筆頭に挙げられていた。
夏休みの小学校のプールが終わった時、
「池田負けたで！」
「どこに？」
「ＰＬ」
プールの門でその話を聞いてビックリした時の光景は今でも覚えている。
当時1年生だった桑田・清原のKKコンビが池田高校を7-0と圧勝。ただし、清原選手は水野投手に4三振。何しろ、これが清原を知った最初。
阪神日本一の秋、プロに入団。プロでの活躍は書ききれない。秋山、清原、デストラーデのAKD砲は、バース、掛布、岡田のBKO砲と並ぶ、最強のクリーンアップトリオ。野茂対清原、伊良部対清原の対戦はパリーグを盛り上げた。一つ悔やまれるのは、ＦＡで巨人を選んだこと。もしあの時阪神に来ていたら、今頃阪神は横縞のユニフォームを着ていたのに。。。
結局無冠に終わったが、2122安打(歴代23位)、525本塁打(同5位)、1530打点(同6位)。2000安打、500本塁打、1500打点を達成したのは王貞治、野村克也、門田博光、落合博満、張本勲の名選手ばかり。また、通算三振数1955、通算死球数196は日本記録保持者である。記憶にも記録にもしっかりと焼きつく選手だ。
