ふくだぶろーぐ

福田知弘の公式ブログです。

フライブルクのLRT。

フライブルクLRT(Light Rail Transit)。
もっとも欧州にはLRTという言葉はなく、トラムと呼ばれている。

フライブルクは、増え続ける自動車交通量に伴い街の機能が低下すると共に、シュバルツバルト酸性雨問題、住民の郊外部への流出など日本でも見られる都市問題が発生していた。そこで1984年、市内への自動車乗り入れ制限政策をとり自動車交通量を制限した。その一方で総合的交通システムを拡充させ、市民の生活基盤を確保している。現在、22路線のLRTやバスが運行されている。人口20万ほどの都市とは思えないほど、公共交通の利用が進んでいることを実感。

■ドイツ国鉄フライブルク中央駅(Freiburg Hauptbahnhof)。左を向くと、、、

LRTの電停。国鉄駅とLRT電停はエスカレータで結ばれており、利便性が高い。国鉄を跨ぐこの陸橋はLRT専用橋であり、元の道路橋はさらに左を向くと、、、

■今は人道橋として使われている。

■まちなか。レギオカルテ(Regiokarte)と呼ばれる便利な定期券を使って大勢の市民が利用。我々は駅前にある普通のビジネスホテルに滞在したがそこでも滞在日数分LRTとバス乗り放題の券を頂いた。これは観光客に対して、海外で乗り物のチケットを購入する煩わしさを無くしてくれるサービスであるし、環境都市をPRするためであろう。公共交通機関は全体交通量の約3割を分担している。

■新しいLRT車両内部。古いタイプも走っている。

LRTの乗り心地はこんな感じ。昔の路面電車とは違う。


■高松でも!
高松市長、LRTの検討組織を立ち上げ(2008年1月23日 四国新聞
なぜ今LRT(次世代型路面電車)(2008年3月2日 四国新聞