ふくだぶろーぐ

福田知弘の公式ブログです。

ストラスブール(Strasbourg)のLRT --緑化--。

LRT軌道の舗装の状況について見てみよう。
旧市街では石畳による舗装が中心であったが、旧市街から一歩抜け出すと青々とした芝生軌道に出会う。日本では芝生軌道を導入する際に、気候の問題とか維持管理の問題とかが取りだたされる。ストラスブールの場合はどうであっただろう?

■「Winston Churchil」電停にて。比較的新しい線。

■最初に完成したA線「Hopital de Hautepierre」。奥の建物は市民病院。病院に対するLRTの騒音を最小限に抑えるため、芝生軌道が引かれた。景観的にも良く、反響は非常に良かった。以後芝生軌道を新設する際にクレームは出ていないとのこと。

■軌道の両端に植樹されている。車道との明快な分離を実現すると共に緑量を増やしている。
地面から高さ2.3mまでは下枝が刈り取られているが、相棒の西村君の推察によれば、LRT車内からの眺めを良くするためでは?と。私の手先まで丁度2.1m。

■綺麗に維持管理された芝生。ストラスブールでは芝生の管理はCTS(Compagnie des Transports Strasbourgeois)という交通公社が行っている。

■「Esplanade」電停から「Winston Churchil」電停へ芝生軌道を走るLRT
(画面中央の矢印をクリックすると映像が流れます)


ストラスブール市公式サイト