しばらくご無沙汰しておりました。
調査のため欧州に来ております。今アヌシーです。またご紹介します。
さて路面電車。欧州でも色々な路面電車(ヨーロッパではトラム)を拝見しました。
欧州では路面電車の事業自体、黒字ではありません。公共に必要な施設と考えられているからです。一方、日本の場合は路面電車の事業自体で黒字(若しくは±0)が求められるのが従来型思考なところです。
日本で事業がうまくいっているという観点でみると、広島、長崎が割合とうまいこといっているらしい。
長崎市はご存知、坂の多い街です。市街地の開発できる範囲が限られており、このような都市に公共交通を通すと利用されることが多く、路面電車の事業としてはうまくいく訳です。坂がきつくて自転車やバイクも乗るのが大変でしょうし。
■オーソドックスな黄色と緑の車両に加えて、いろんなタイプが走っていました。
■操縦席。
これから高齢者が増えて車が乗れなくなる人が増えると公共交通の充実が求められますよね。
いわゆる昔ながらの路面電車では車やバスに比べて利便性に欠けること、乗り心地が変わらないといえますが、最先端のテクノロジを装備したLRV(交通システムを総称してLRTといいます、ヨーロッパではトラム)は利便性、乗り心地とも、バスとははるかに違いますわ。