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福田知弘(大阪大学 大学院工学研究科 環境・エネルギー工学専攻)のオフィシャルブログです。

クリチバ:緑地政策1。

クリチバは、1971年以来積極的に取り組んできています。市民一人あたりの緑地面積の変遷を見ると、
・1971年:0.65m2
・1992年:50.15m2
・2002年:55.0m2
と、わずか30年間で55m2も増加しています。
現在は、オスロに次いで第2位の水準にあるそうですね。

緑地面積を増やすための戦略として、宅地造成や土地造成に不向きなところ、河川敷などの氾濫源、使いようのないと考えられ放置されている崖や石切り場跡など、不都合なところをうまく利用して公園にしていることが挙げられます。また、公園整備を進めると不法侵入が増えるとも言われますが、公園整備に併せて自転車道路を整備して人の目の届くようにし、不法侵入者を住まわせないという工夫もされたそうです。

■植物園(Francisca Maria Garfunkel Rischbieter)
1991年に開園。パラナ州の植物研究センター、環境保護・保全、環境教育、ブラジル植物代表種を保護する森、住民のレジャーエリアとして親しまれている。1997年には天皇陛下も訪問されたそう。


■バリグイ公園(Parque Barigui)
1972年に開園。モニタリングを通じて、河辺の植生を調査し、堆積物や河の汚染を避けながら、河辺の不法侵入をも妨げる格好で、その空地を住民のための公園を造った。一面に芝生が広がり、のびのびとできる公園だ。以前に紹介した都市骨格軸のスカイラインが美しい。


■関連ブログ
□「ドキュメンタリー・環境と生命」2005年度受講生の記録
□遠くにありて・にっぽん人