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ふくだぶろーぐ

福田知弘(大阪大学 大学院工学研究科 環境・エネルギー工学専攻)のオフィシャルブログです。

ブラジルという国。

Brasil

 ブラジルと聞いて、皆さんはまず何をイメージするでしょうか?
 サッカーのカナリア軍団(W杯2006で日本は善戦しましたね)、コーヒー、アマゾンのピラニア、リオのカーニバルリオ・デ・ジャネイロのキリスト像、計画首都ブラジリア、イグアスの滝、移民の国あたりでしょうか。最近では、ブラジル美人や、ハリウッドセレブ御用達のハワイアナス(havaianas)のゴム草履をイメージされる方もいるのかもしれない。
 ブラジルは、とにかく大きい国で多様だとも言えるし、逆に「これこそがブラジル!」というシンボルイメージがない国なのかもしれない。


 ブラジルの概要を整理しておこう。

・国名:ブラジル連邦共和国(Republica Federativa do Brasil)
 −26の州と1連邦区(首都ブラジリア)から構成されている。

・首都:ブラジリア
 −1549(建国当時)〜1763年:サルバドール
 −1763〜1960年:リオ・デ・ジャネイロ
 −1960〜:ブラジリア(計画されて造られた首都)

・人口:1億8,352万人(2005年地理統計院推定) 世界第5位

・平均寿命:69歳(日本は男性78.64歳、女性85.59歳(2004年))

・面積:851.2万km2(日本の22.5倍) 世界第5位
 −南アメリカ大陸の約半分を占める。

・人口密度:22人/km2(日本は337人)

・言語:ポルトガル語
 −ブラジル人は皆ポルトガル語を話すと実感。”Bom dia.”(おはよう)、”Obrigado”(ありがとう)などが飛び交います。

・通貨:レアル(R$)
 −レアルが非常に強くなっている様子。1〜2年前の情報では、R$1≒JPN40、US$1=R$2.5とあるが、2006年8月現在R$1≒JPN54.5、US$1=R$2.1である。通貨換算ページへ

・主要産業:農牧業(砂糖、オレンジ、コーヒー、大豆他)、鉱業(鉄鉱石他)、製造業

GDP:7,963億ドル(2005年)。日本は45,654億ドル(2005年)。

・一人当たりGDP:4,323ドル(2005年)。日本は35,734ドル(2004年)
 −2004年度のGDPでは世界第14位に位置し、アフリカ諸国の総額よりも大きく、ASEANに匹敵する経済力を有している。新興経済国群BRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国、(南アフリカを加えることもある))の一角として、サンダル、自動車、航空機、代替エネルギー開発など、様々な分野への進出が著しい。一方、所得格差が世界ではシエラレオネに次いで2番目に大きい国でもある。

・ブラジルは、日本の対蹠地に当たり、時刻と季節は共におおよそ正反対になる。日本から見てブラジルの方位はどの方向かご存知でしょうか?メルカトル図法の地図を見慣れているせいか、南東方向にある気がするが、正距方位図法でみると北〜北東に位置することがわかる。意外な感じもするが、Google Earth(日本語版出ましたね。日本の3D建物も随分入りました。写真とはまだ大分ずれていますが、素晴らしいという他ありませんね)でデジタル地球儀を回転させると直感的に理解できる。

■ブラジルの国旗。写真は22×20mもあるブラジル最大の国旗。首都ブラジリア三権広場にて。

■都市計画・環境政策で成功を納め、世界的に有名なクリチバ。日本が見習うべき都市だ。

■愛読書「地球の歩き方 ブラジル」版の表紙を飾るペロウリーニョ広場。古都サルバドールにて。

では次回より、ブラジルの都市をご紹介していきます。


■NHKスペシャル:21世紀の潮流 ラテンアメリカの挑戦(2回シリーズ)第1回「脱アメリカ宣言 ベネズエラ 7年目のチャベス革命」(2006年7月21日放送)
■NHKスペシャル:21世紀の潮流 ラテンアメリカの挑戦(2回シリーズ) 第2回「格差からの脱出 〜ブラジル・チリ〜」(2006年8月4日放送)