ふくだぶろーぐ

福田知弘(大阪大学 大学院工学研究科 環境・エネルギー工学専攻)のオフィシャルブログです。

皇居東庭の舗装材は?

先回ご紹介した、一般参賀会場・皇居東庭の舗装に使われている石についてご存知だろうか。

高松市由良町で採石される、由良石である。
東庭は昭和42年に完成。500×1500(mm)サイズの整形された大判ものを3万枚使用している。
由良石は赤色と青色があるが、東庭では赤:青=6:4の割合となっている。
また由良石は東庭の他に、帝国ホテル・名古屋市庁舎・静岡県三嶋大社・高松中央公園などに使用されているそうだ。

機会があり、由良町の橋谷石材さんに採掘現場を案内していただいた。

■由良山の採掘現場。
300〜400年前に採掘を始めたとのこと。
露天掘りの中に入ってみると、ぐるっと柱状節理の由良石に取り囲まれ、異様な感じがした。

■切り出した石材を説明してくれる橋谷さん。親切な方でした。

■由良山の麓にある清水神社。
当然のごとく、由良石が敷きつめられている。


現在は、安い中国産の石との競争の影響で、採掘は見合わせているらしい。
香川県は庵治石(牟礼町、庵治町)をはじめとする石の産地である。
彫刻家イサムノグチもこの地で活動した。歴史と風格有る地元材を大切にしたい。