ふくだぶろーぐ

福田知弘(大阪大学 大学院工学研究科 環境・エネルギー工学専攻)のオフィシャルブログです。

後光が射すお寺。

兵庫県小野市にある国宝・浄土寺

浄土教は鎌倉初期・法然を宗祖としている。
鎌倉初期の建物(1192年創建)で、入り口は東側で背面に西日を受けるようにデザインされている。
中には快慶作阿弥陀三尊の立像が安置されており、阿弥陀様はお堂の中央に東を向いて立つ。中央に立っているので、阿弥陀様を360度どこからでも見ることができ、他では中々見れない裏側や横顔なども見ることができる。
天蓋などの装飾がなく、化粧小屋裏の豪快な大仏様(天竺様)という技法によって建てられていることも特徴的。

非常に面白いのは、阿弥陀様の背面は普通なら壁にするところ、ここでは全面が蔀戸(しとみど)で光をすかすようになっている。そのため背後から夕陽が差し込む時に、床や朱塗りの柱に反射した光は天井を照らして赤く輝き、堂内は荘厳の極地に達する。後光が射しているようなのだ。
新建築0505でも特集されている。

今回はお正月のお昼に行ったので、この極地を拝見することができず。次回は是非夕日の頃に行きたい。


■正面

■東南角より

■内部

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