ふくだぶろーぐ

福田知弘の公式ブログです。

ラスベガス:ストリップ(Las Vegas Strip)

年初に訪問したラスベガスの夜景をYoutubeチャンネルにアップしました。この記事では、ストリップのサイネージをアップしています。

シーザ・ペリ設計のAriaホテル入り口にあるLEDサイネージタワー (2013) は高さ80mもあり世界最高、向かいのHarmon Cornerのサイネージ (2012) の面積は1700m^2もあって渋谷スクスクの2倍以上、などスケールの大きさを実感しました。

Harmon Corner Billboard (2012)
60 feet in height, 306 feet in length (18360 square feet)
高さ18m x 長さ93m (1706 平方メートル)

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Aria sign (2013)
The Tallest Sign in the World (260 feet tall and 65 feet wide)
世界で最も高いLEDサイン(高さ80m, 幅20m, さらにカーブしています)
Aria Hotel Designer: Cesar Pelli(Aria ホテル設計者:シーザーペリ)

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Planet Hollywood's Digital Signage Waved Ribbon LED Display (600 feet in length and 5 feet in height) ブラネットハリウッドエントランスを飾る波状のLEDサイン(長さ180m, 高さ1.5m)

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再生リスト(全ムービー)

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【References】

www.ravepubs.com

www.signs3.com

digitalsignageuniverse.typepad.com

ラスベガス:フリーモントストリート(Las Vegas Fremont Street)

年初に訪問したラスベガスの夜景をYoutubeチャンネルにアップしました。この記事では、フリーモントストリートをアップしています。フリーモントの道のど真ん中にジップライン (2014) の降り場タワーを作ったのにも驚きです。

フリーモントストリートのスクリーン長さ:Viva Vision screen: 1,375 feet long, 90 feet wide, 90 feet above the pedestrian(長さ419m, 幅27.4m, 地上からのピークの高さ27.4m)

Design: Jon Jarge(設計: ジョン・ジャーディ)

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Zip Line: Slotzilla(スロットジラという名前のジップライン)2014
上段コース: 高さ35m, 529ヤード(483m)
下段コース: 高さ23m, 240ヤード(219m)

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再生リスト(全ムービー)

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【Reference】

vegasexperience.com

「エリアマネジメントが描く、新しい渋谷のつくり方。」に紹介されました。

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2019年11月1日に東京・渋谷駅前に開業した「渋谷スクランブルスクエア第1期(東棟)」では、ビル壁面に設置された大型デジタルサイネージ「渋谷スクランブルスクエアビジョン」を使った実証実験が行われています。この実験には、官民が連携し、世界に開かれた生活文化の発信拠点“渋谷”の実現を目指した渋谷駅前エリアのルールづくりに取り組む渋谷駅前エリアマネジメント協議会が携わっています。筆者は、実証実験のサポートを行ってきました。

この度、「渋谷スクランブルスクエアビジョン」プロジェクトの関係者が集まり、渋谷におけるエリアマネジメントのこれまでとこれからについて対談した様子が紹介されました。是非、ご覧ください。 

エリアマネジメントが描く、新しい渋谷のつくり方。【前編】(2020年1月17日 日建設計HP)

www.nikken.jp

エリアマネジメントが描く、新しい渋谷のつくり方。【後編】(2020年1月20日日建設計HP)

www.nikken.jp

【関連記事】

渋谷スクランブルスクエアで「デジタルサイネージ実証実験」(2019年6月20日 シブヤ経済新聞

https://www.shibukei.com/headline/14220/

www.see.eng.osaka-u.ac.jp

謹賀新年&2019年振り返り

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新年明けましておめでとうございます!2020年もどうぞよろしくお願いします。新たな10年(Decade)がスタートする年ですね。元旦は、近くのため池で初日の出を望むことができました。2019年を振り返っておきます。

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渋谷スクランブルスクエア 大型サイネージ(逆三角形)設置のために実証実験の監修を務めました。また、この写真に映し出されている、アート映像コンペ・Motion Plus Designイベントの審査員を務めさせて頂きました。11月1日より本格運用が始まっています。写真手前で工事中の、東京メトロ銀座線 渋谷駅は本日・1月3日に新駅舎がオープンしています。

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eCAADe SIGraDi 2019 国際学会(ポルトポルトガル)では、論文2編を発表すると共に、「第4次産業革命時代の建築」パネルディスカッションに登壇しました。また、CAADRIA国際学会の代表としてCAADRIA 2020の紹介を行いました。今年は、SIGraDi 2020 国際学会(メディリン,コロンビア)で基調講演を務める予定です。

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香港中文大学で開催されたAR/VRワークショップのチュータを務めました。オーストリアグラーツ工科大学も参加しており、総勢80名ほどの学生たちが自分のPCでVR制作に取り組みました。

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尚、大阪大学 工学部 環境・エネルギー工学科でも学生自身のノートPCでVRプログラミング演習をはじめています。

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ビクトリア大学ウェリントン校で開催されたCAADRIA2019国際学会では、論文3編を発表しました。また、長年の功績が評価され、CAADRIAフェローの称号を授かりました。

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ハルビン工業大学深圳校との国際デザインワークショップではホストを務めました。埼玉県熊谷市の流通センターの再生をテーマに5つの学生チームが提案をまとめ、VRなどでプレゼンテーションを行いました。NEXT21、フォーラムエイト大阪支社、ハートビートプランのテクニカルツアー、太陽の塔の内部見学会も実施しました。

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イノベーション都市として発展著しく、メディアファサードでも有名な中国・深圳を訪問しました。2018年、深圳が国際金融都市・香港のGDPを抜いたニュースには驚きました。

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2019年度日本建築学会全国大会[北陸]では、研究協議会「建築・都市分野のVR・MR技術の展望」を開催しました。配布資料は初日に完売、研究協議会も立ち見が出るほどの盛況ぶりでした。

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日本建築学会 情報シンポ 2019ではシンポジウムWGの主査を仰せつかり、仲間と準備を進めました(3年目)。恒例の、基調講演や論文・報告発表、懇親会に加えて、発表の機会やネットワーキングの場を増やすため、若手優秀発表賞の創設、デジタルファブリケーション・コンピューテーショナルデザイン・VRシステムなどをより身近に発表してもらえるインタラクティブ発表セッションやコーヒーブレイクを新設しました。 

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(一社)大阪府建築士事務所協会では、BIM(Building Information Modeling)についての連続講演会を開催しています。2019年8月に筆者が「BIMについて~BIMの基本から最新動向まで」を解説しました。11月には建築設計事務3者がそれぞれのBIM活用事例を紹介しました。2020年2月には第3回目が開催されます。

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建設技術展 2019 近畿 橋梁模型コンテストの審査員を務めさせて頂きました。最終日は載荷試験。30kgのオモリが1分間模型の橋にぶら下がります。耐えられなければ減点、 学生と社会人が同じ土俵で勝負するのが魅力的です。

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7回目を迎えた、CPWC(Cloud Programming World Cup: 学生クラウドプログラミングコンテスト)今年は久しぶりに日本のチームが最優秀賞を獲得しました。おめでとうございます!

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14年目を迎えたご来光カフェ。今年のスタッフ参加ではご来光は望めませんでしたが、「天使の梯子」と呼ばれる薄明光線が表情を変えながら現れました。

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環境工学科アラ同期では毎年忘年会を開催しています。食事だけでなく、自分たちの近況報告会や魅力的な場を訪れる旅なども。今年は新元号に因んでお伊勢参り。早いもので今年は出会って30周年となります。

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顧問を仰せつかっている体育会ソフトボール部は春季・秋季とも一部リーグで活躍しています。さらに全日本インカレベスト8進出を果たしました。これを記念して、碧風会(OBOG会)主催による祝賀会が盛大に開催されました。

最後になりましたが、年末に論文が出版されました。道中正直しんどかったですが、ご笑覧頂ければ幸いです。Zhu, Yuehan; Fukuda, Tomohiro; Yabuki, Nobuyoshi. 2020. "Integrating Animated Computational Fluid Dynamics into Mixed Reality for Building-Renovation Design." Technologies 8, no. 1: 4.
Abstract:

www.mdpi.com

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www.mdpi.comPDF Version:

https://www.mdpi.com/2227-7080/8/1/4/pdf

都市とITとが出合うところ 第68回 ハルビン工業大学(深圳)との国際デザインワークショップ(2)

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HIT-OUデザインワークショップ DAY5 左上; NEXT21, 左中: フォーラムエイト, 左下: ハートビートプラン, 右: 太陽の塔 生命の樹

DAY5

ハルビン工業大学(深圳)-大阪大学との国際デザインワークショップは、6/24(月)にはじまり6/27(木)の中間報告会までの4日間を終えた。6/28(金)は、ワークショップメンバーが大阪を体感しつつ視野を広げるためにテクニカルツアーを企画した。ワークショップのテーマらしく、サスティナブル住宅、IT/VR、まちづくりに関する施設や企業を訪問した。 

NEXT21

NEXT21は、大阪ガス㈱の集合住宅実験プロジェクト。1994年にはじまり、2013年からは第4フェーズを迎えていて、2020年頃までの「環境にやさしい心豊かな暮らし」をメインテーマに、人・自然・エネルギーとの関係が深化する都市型集合住宅の具現化に取り組んでいる。

筆者自身はここ数年、毎年見学させて頂いているのだが、居住状況などにより、見学コースは変わっていく。今回は「祖母、母、私、娘」の4世代・4人の女性が、それぞれ自立した個人として、同時にお互いを支え合いながら世代間を継ぐための住まい「4G HOUSE」を内部見学させて頂いた(図 左上)。個々の独立性を確保しつつ、少人数の複数世帯が集まって住むためのライフスタイルと空間の提案である。

フォーラムエイト

㈱フォーラムエイト大阪支社のあるOAPへ向かう。G20大阪サミットの初日であり、帝国ホテルを構えるOAP付近は厳戒態勢であった。

フォーラムエイトでは、VRの制作過程のデモンストレーションを見せて頂くとともに、数々のVRシステムやシミュレータを実際に体験した。例えば、都市景観、避難誘導、災害などのシミュレーションをVRでわかりやすく可視化して、施主、設計者、市民がわかりやすく情報共有しながら検討できるシステム、FEM(有限要素法)による橋梁などの構造解析、VR映像の変化に合わせて動作する椅子(VRモーションシート)、脳波をインターフェースとしてVR空間を操作するシステム、ドライビングシミュレータ、鉄道運転シミュレータなどである。

学生たちには、VRモーションシートの体験に最も人気があったようである(図 左中)。

ハートビートプラン

大阪天満宮へお参りしてから、「まちづくりのまち医者」として、地域が元気になるまちづくりに取り組むハートビートプランへ。最近のプロジェクト紹介では、大阪でのなんば駅周辺まちづくり、西梅田地区公共空間活用、水都大阪(北浜テラス、中之島GATE、水辺バル、OSAKA旅めがね)、大東市北条まちづくりプロジェクトなどを、全国各地では、姫路市大手前通り利活用支援、愛知県豊田市のあそべるとよたプロジェクト、岡崎市乙川リバーフロント地区かわまちづくり、長門湯本温泉観光まちづくり事業などを余すところなく紹介して頂いた(図 左下)。

プロジェクトの内容や質の高さもさることながら、ハートビートプランの仕事に対する姿勢に、学生たちは心を打たれたようであった。

夜は、水都大阪の夜景を眺めながら懇親会。ワークショップ後半戦に向けて、学生たちは絆を深めていった。

太陽の塔 内部見学

 別の日(DAY7)には、大学から歩いて太陽の塔の内部見学へ。内部再生事業により、耐震工事や万博当時塔内部に展示されていた「生命の樹」「地底の太陽」が復元され、2018年3月より一般公開されている。垂直パノラマで撮影してみた(図 右)。

PDF: http://y-f-lab.jp/fukudablog/files/2001machinami_FukudaFinal.pdf
(一般社団法人 大阪府建築士事務所協会 「まちなみ」2020年1・2月合併号)

都市と建築のブログ Vol.48 深圳:創新 up!

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深圳 市民中心広場

2019年もあとわずか。2020年は新しい一年がはじまると共に、次の2020年代が気になる年でもありますね。都市と建築のブログ 第48回目(2020年1月号)は深圳をご紹介します。深圳は、史上最速で発展した都市といわれ、現在は、イノベーション(中国語:創新)都市へと変容しつつあります。2018年に香港のGDPを抜いたことは驚きました。

NAVERまとめにも都市と建築のブログの過去記事をアーカイブしています。

matome.naver.jp

■都市と建築のブログ バックナンバー

日本建築学会 情報シンポ 2019(第42回情報・システム・利用・技術シンポジウム)に参加しました。

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Kostas Terzidis 先生(同済大学 教授)の基調講演。Kostas先生にはWorld16活動をはじめとして、色々とお世話になっていますが、著者自身が初めてバリバリ使った3DソフトFormZを開発したお一人だということが、何よりもすごいです。

先週12月12日・13日、東京・建築会館で開催された日本建築学会 情報シンポ 2019(第42回情報・システム・利用・技術シンポジウム)に参加しました。

情報シンポは、建築・都市・環境の各分野を横断するITの新しい可能性を追求するためのシンポジウムとして、1978年にスタートしています。著者は1996年からほぼ毎年参加していますが、近年は、デジタルトランスフォーメーション、Society 5.0、第4次産業革命を背景として、注目がますます高まっていることを肌で感じます。参加大学の数は増えており、企業からの発表も増えています。また、かなりの最新情報はインターネットでアクセスできてしまうため、会場にわざわざ足を運ぶ必要がないのでは、と思われがちですが、インターネット時代だからこそ会場で直接情報交換することがますます大切になっているようにも思います。

今回は、6名による基調講演とダイアローグ、19編の論文・57編の報告・10編のインタラクティブ発表などが2日間にわたって行われました。若手優秀発表賞の制度もスタートしました。

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渡辺委員長によるオープニングスピーチ

渡辺委員長(筑波大)によるオープニングスピーチでは、情報シンポ1994でのWilliam J. Mitchell先生のTV会議レクチャーの紹介がありました。当時Mitchell先生はMITの専用スタジオに入られて、日本側もインターネットがない時代、当時企画された先生方はこの基調講演のためにISDNをわざわざ用意されたと紹介されていました。情報シンポはいつでも最先端で面倒なことを実験・実践していきましょう、というメッセージのように思えました。

テーマ ARCHITECTURAL REGENESIS

www.aijisa.org

オーガナイズドセッション

  • デザインの数理・知能・科学
  • 建築・都市分野のVR・MR 2019
  • 建築モニタリング・センシングの取り組み
  • 建築情報教育の多様な在り方を考える

一般セッション

  • VR・MR・AR
  • BIM
  • AI
  • 人間科学・モニタリング
  • パラメトリックデザイン
  • GIS
  • 最適化
  • 建築計画
  • デジタルファブリケーションと生産

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インタラクティブ発表(石川大地 君)

研究室の発表リストは下記です。

  • Kazunosuke Ikeno, Tomohiro Fukuda, Nobuyoshi Yabuki: Automatic Generation Method of Building Mask Images by Using the 3D Model with Aerial Photograph for Deep Learning: Toward authentic optimal placement system of outdoor loudspeaker for communication of disaster prevention information, 日本建築学会・情報システム技術委員会 第42回情報・システム・利用・技術シンポジウム論文集(報告), 172-175, 2019.12.
  • Daiki Kido, Tomohiro Fukuda, Nobuyoshi Yabuki: Integration of Real-Time Video Communication and Semantic Segmentation over the Internet Toward Dynamic Occlusion Handling in Mobile Mixed Reality for Landscape Simulation, 日本建築学会・情報システム技術委員会 第42回情報・システム・利用・技術シンポジウム論文集(報告), 212-215, 2019.12.
  • Daichi Ishikawa, Tomohiro Fukuda, Nobuyoshi Yabuki: Development of a Telepresence System for Sharing 3D Physical Objects: Improving visibility of virtual objects by increasing the density of real-time point clouds, 日本建築学会・情報システム技術委員会 第42回情報・システム・利用・技術シンポジウム論文集(報告), 216-219, 2019.12.
  • Daichi Ishikawa, Tomohiro Fukuda, Nobuyoshi Yabuki: Development of a Telepresence System for Sharing 3D Physical Objects: Sharing real-time point clouds between multi users by using Mixed Reality, 日本建築学会・情報システム技術委員会 第42回情報・システム・利用・技術シンポジウム論文集(インタラクティブ発表), 254-255, 2019.12.

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若手優秀発表賞(池野和之介 君)

池野君が若手優秀発表賞を受賞しました。本当におめでとうございます。

渋谷スクランブルスクエアと世界的な映像コンテスト

今年2019年11月にオープンした、渋谷スクランブルスクエアの壁面には特徴的な逆三角形のLEDビジョンが設置されています。

スクランブルスクエアのオープンを記念して、世界的な映像コンテスト「Motion Plus Design」が開催されました。受賞作品は、11月30日までは、3分に1回の割合にて、12月1日以降1年間は、さらに上位の作品が上映されています。

渋谷は現在、至るところで再開発が進められており、11月には渋谷パルコがリニューアルオープン。一番最後の動画は、パルコの屋上庭園からスクランブルスクエアを眺めたもの。新たな風景になるのか、楽しみです。

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http://motion-plus-design.com/tokyo2019/

都市とITとが出合うところ 第67回 ハルビン工業大学(深圳)との国際デザインワークショップ(1)

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ハルビン工業大学(深圳)

ハルビン工業大学(HIT)は、中国の最北端となる黒龍省の省都ハルビンに、1920年創設された国家重点大学である。近年では、山東半島・威海、経済特区・深圳にそれぞれ、2つ目、3つ目となるキャンパスを整備している。深圳キャンパスには、中国のトップクラスの清華大学北京大学ハルビン工業大学の3大学が隣同士でキャンパスを構えている。

今年6月末からの10日間、ハルビン工業大学(深圳)Sky Lo先生の呼びかけにより、HITと大阪大学(OU)のデザインワークショップを大阪大学で開催することになった。その様子をご紹介したい。 

ワークショップの概要とテーマ

ワークショップで、学生チームは都市や建築のリニューアルをテーマに、BIM(ビルディングインフォメーションモデリング)、GIS(地理情報システム)、XR(人工現実VR、拡張現実AR、複合現実MRの総称)などを用いて検討を進めていく。最終的に、パワーポイントだけでなく、XRでのプレゼンテーションを必須とした。ワークショップを通じて、デザイン検討とコンピュータツール両面のスキルアップを目指したためである。

テーマは、熊谷流通センターの未来(埼玉県熊谷市)。東京から北60kmに位置し、歴史ある地方都市の郊外に位置する流通センターの今後について考えてもらうことにした。筆者の方で、HPを整備して、熊谷および流通センターの地図、写真、各種情報を共有した [1]。

チーム作り

参加学生は、HITより15名、OUより10名、計25名となった。学年は、学部生(2-4年生)、大学院生(博士課程、修士課程)と幅広い。1チームにはそれぞれ、HIT3名、OU2名として、計5チームとした。尚、チームは、ワークショップが始まる前に、深圳と大阪それぞれでまずペアを作り、ワークショップで取り組みたいテーマを出し合って、マッチングする方法とした。スタートアップ時、各チームのサブテーマ(デザインの切り口)は以下の通り。チーム名と共に示す。

  • THE VRBANISTS:仮想と現実のインタラクション-歴史的、文化的な再現(Virtual and Real Interaction -- Historical and Cultural Reproduction)
  • Octopusアーバンストリートデザインの比較(Comparison of Urban Streets Design)
  • Cyberpunk都市空間構造の進化(Urban Spatial Structure Evolution)
  • Wework A 梦:人口需要と空間的な活力(Population Demand and Spatial Vitality)
  • ICTW町と都市の要素を活用した再構築(Reconstructing using Elements of Town and Cities)

DAY1-DAY4

初日は、まず、筆者やSky Lo先生より、大阪、深圳のことや、研究内容、ワークショップで取り組む内容を学生たちに紹介した。続いて、各々の学生が研究内容やワークショップの抱負など自己紹介を行い、アイスブレイクした。午後からは、チームに分かれて、敷地分析、コンセプト立案、計画、設計などの作業を順次はじめた。

OU学生の中には、通常の講義を受けるためにワークショップを中座しなければならない場合があるため、互いのスケジュールを見える化しながら、作業スケジュールを立てていた。

対象地の熊谷は大阪から離れており、学生たちは少々考えにくかったのかもしれないが、筆者の提供する資料を読み込むと共にインターネットなどから資料を熱心に収集していた。また、メンバーのコミュニケーションは英語を基本としながら、専門用語などは、漢字で筆談したり、Google翻訳などで母国語に翻訳しながら内容の理解に努めて、コミュニケーションを図っていた。

教員たちは、毎日の終わりに、各チームの進捗状況を個別に確認しつつ、適宜アドバイスした。DAY4の夕方には、建築系の教員や学生を交えて、中間報告会を実施した。 

参考文献

[1]HIT-OUデザインワークショップHP https://hitsz-ou-workshop.jimdosite.com/

PDF: http://y-f-lab.jp/fukudablog/files/1912machinami_FukudaFinal.pdf
(一般社団法人 大阪府建築士事務所協会 「まちなみ」2019年12月号)

キーボード感謝の日

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15年近く使ってきたキーボードがついに壊れてしまいました。エンターキーが傾いたまま戻ってこない。実はこの状態で1ヶ月ほど使い続けてましたが、インプット内容がおかしくなってきたので、やむなく、新しいのに交換です。「Enter」と「矢印」の間をよくタイプしていたようで、溶けてくぼみができています。

エンターキーを何回タイプしたかカウントしていませんが、1日1000タイプとして概算してみました。
1000回/日×300日/年×15年=4,500,000タイプ 450万回タイプ!

キーボードは想いをコンピュータに伝える大切な道具だと、改めて思いました。と、いうわけで、本日は勤労感謝の日ですが、自分にとっては「キーボード感謝の日」となりました。

 

因みに、マウスは5年前、10年目で壊れました。

fukudablog.hatenablog.com