ふくだぶろーぐ

福田知弘の公式ブログです。

【受付開始しました!】 2024都市環境デザインフォーラム関西『都市環境とDX:建築・都市計画、災害対応に向けて』

小生が所属する都市環境デザイン会議(JUDI)という学会で、5月12日に企画しているフォーラムです。受付が始まりましたので、こちらでもご案内させていただきます。
●趣旨
 SNSやオンラインの普及により、私たちのコミュニケーション方法は大きく変わりました。
 日常生活や仕事においてAI、IoT、BIM、VR/ARなどのデジタル技術が欠かせない存在となっています。また、メタバース、デジタルツイン、ドローンなどの新しい技術も次々と登場し、私たちの生活をさらに豊かにしています。
 このDX(デジタルトランスフォーメーション)の流れは、単なる便利なツール以上のものとなりつつあります。
 そして、災害対応への展開などこれからの社会を考える上で、建築や都市計画のプロフェッショナルにとっても重要なテーマとなっています。
 本フォーラムでは、都市環境デザインに関わる研究者や実務者や学生が集まり、現在と将来の方向性を共有し、DXの進化に伴う変化や失ってはならない要素、人とデジタル技術の共存の可能性などを探求します。若い世代の皆さんもぜひ参加し、未来の都市環境を共に考えましょう。


●概要
日時:令和6(2024)年5月12日(日)14:00―17:00(開場13:30)
会場:

1) 関西大学梅田キャンパス KANDAI Me RISE ホール(大阪市北区鶴野町1-5)
2) Zoom会場(オンライン)
申込み:Peatixページ( https://peatix.com/event/3916710 )よりお申込みください。
・会場参加(定員60名)
・Zoomによる参加(定員90名)
参加費:
・都市環境デザイン会議会員:500円
・学生:500円
・一般(上記以外):1000円
主催:都市環境デザイン会議(JUDI)関西ブロック
2024JUDI フォーラム関西実行委員:福田知弘、岡絵理子、岡本壮平、加茂みどり、 岸田文夫、小西久美子、篠原祥、清水勝民、武田重昭、藤川敏行、前田裕資、 山室浩一、若本和仁
共催:関西大学環境都市工学部
CPD(日本都市計画学会認定)(認定番号)99240005 単位数:3.0単位

●プログラム
[プログラム1]14:00―15:35
講演
・開会・趣旨説明
 福田 知弘/JUDI 関西ブロック幹事・大阪大学准教授
仮の住まいをつくる -能登半島地震でのDXの実践を通して-
 大西 康伸 氏(熊本大学大学院先端科学研究部 土木建築学部門 人間環境計画学分野・教授)
多様性・異質性を考慮したデジタルツイン基盤構築と行動変容推定
 澁谷 遊野 氏(東京大学大学院情報学環・准教授)
VRメタバースを活用した地方創生プロジェクト事例紹介
 新田 純子 氏(株式会社フォーラムエイト・執行役員 営業サポート管理マネージャ)

[プログラム2]15:40―17:00
パネルディスカッション「都市環境とDXを語る」

・ミニプレゼン「まちづくりDXへの期待と不安
 岡本 壮平 氏/株式会社地域計画建築研究所(アルパック) 取締役 大阪事務所長
・パネラー
 大西氏、澁谷氏、新田氏、岡本氏/前掲
ファシリテーター
 福田 知弘/前掲

詳細・お申込み
フライヤー(pdf)

フライヤー

 

都市と建築のブログ vol.65 アムステルダム:運河 up!

2023年度おつかれさまでした。いよいよ月曜日から新年度、4月が始まりますね。

都市と建築のブログ Vol.65(2024年4月号)は「アムステルダム:運河」をご紹介します。

都市と建築のブログ 総覧

2020年11月「都市と建築のブログ 総覧」書籍版、2021年11月「都市と建築のブログ 総覧」電子版を上梓させて頂きました。「都市と建築のブログ」Vol.1~50、並びに、都市・建築分野におけるXRの取組み事例(VR安土城水木しげるロード・リニューアルプロジェクト など)をご紹介しています。

以下よりお求めいただけます。是非、ご笑覧いただければ幸いです。

どうぞよろしくお願いいたします。

ArchiFuture Web コラム 第17回 深層学習で未知形状の建築廃棄物の重さ推定 UP!

ArchiFuture Webで連載中のコラム「深層学習で未知形状の建築廃棄物の重さ推定」が「Archi Future Web」で公開されました。

www.archifuture-web.jp3Dインスタンスセグメンテーションの取組み、ご笑覧いただければ幸いです

 

My column "Estimating the Weight of Building Waste of Unknown Shape Using Deep Learning" has been published on Archi Future Web!

www.archifuture-web.jp


I hope you enjoy this 3D instance segmentation effort!

 

fukudablog.hatenablog.com

第12回 学生クラウドプログラミングワールドカップ(エントリー受付期間 2024年4月1日~6月28日)

学生クラウドプログラミングワールドカップがアップされました。今年のテーマは「メタバースとデジタルツインの革新」です

cpwc.forum8.co.jp

エンジニアリングとプログラミングのスキルとセンスを駆使して、最先端のVRとシミュレーション技術開発してみませんか?

■スケジュール

  • 4月1日~6月28日:エントリー受付
  • 7月10日:予選会
  • 予選会後:結果通知
  • 10月2日:予選通過者による、作品提出〆切
  • ノミネート審査後:結果通知
  • 11月19日:ノミネート審査通過者による、最終プレゼン&表彰式@東京

■賞金・副賞

  • ワールドカップ賞 1作品:賞金30万円
  • 審査員特別賞 4作品:賞金5万円
  • ノミネート作品:記念品

過去、中国5回、韓国3回、日本2回、パキスタン1回が、ワールドカップを獲得しています。第12回目を迎える今回も世界中からの応募をお待ちしています!

昨年や過去の受賞作品は以下からアクセスください↓↓↓
https://cpwc.forum8.co.jp/2023/


The 12th Students' Cloud Programming World Cup has been announced. This year's theme is "Innovation in Metaverse and Digital Twins." Why not challenge yourself in developing cutting-edge VR and simulation technologies using your engineering and programming skills and sensibilities?

Schedule:

  • April 1 - June 28: Entries accepted
  • July 10: Preliminary round
  • After Preliminary Round: Notification of Results
  • October 2: Deadline for submission of entries by those who have passed the preliminary round
  • After Nomination Screening: Result Notification
  • November 19th: Open final presentation and awards ceremony in Tokyo for nominees who pass the nomination screening

Prizes and Awards:

  • World Cup Prize: 1 work, prize money of JPY 300,000
  • Special Jury Prizes: 4 works, prize money of JPY 50,000 each
  • Nominee works: Commemorative items

In the past, China has won 5 times, Korea 3 times, Japan 2 times, and Pakistan once. As we welcome the 12th world cup, we look forward to applications from around the world. For access to last year's winning entries and past winners, please visit:

cpwc.forum8.co.jp

カセットテープダビングプロジェクト(VRML 97: Second Symposium on the Virtual Reality Modeling Language)

VRML 97カンファレンスのプロシーディングズ、カセットテープ、時計、ピンバッジ

カセットテープダビングプロジェクト

私が初めて国際会議で発表したのは、1997年2月24日から26日にかけて、米・西海岸のモントレーで開催されたVRML 97学会でした。

学会後、主催者からいただいたカセットテープをずっと保管していましたが、そろそろダビングサービスも危ういかと思い、27年経ってようやくCD-ROMにダビングしました。

テープには音声のみが収録されており、当時、次の発表者の方に撮影していただいた写真などと共に編集して、YouTubeにアップしました。

www.youtube.com

英語はスローなので1.5倍速でも充分に聞き取れます(笑)

見どころはディスカッションです。質問者の英語が聞き取れず、最後に、現地の日本人の方が通訳してくれて、それを日本語で回答したところ、大爆笑をかってしまいました。(言い訳としては、デビュー戦の緊張とオーディエンスが大勢(約500名?)いたことが挙げられますが、明らかに英語力不足でした)

(カセットテープは一度も再生しなかったので)本日、27年ぶりに質問を聞き直しましたが、(不思議と)問題なく英語を理解できました。

幸運にも、学会終了後、SGI・本社に招いていただきました。マウンテンビューのオフィスを見学させていただいたこと、VRMLの開発者とディスカッションできたことはとてもいい経験になりました。

社会人一年目から単身で海外出張に行かせていただいたことについて、今でも感謝しています。

 

The Cassette Tape Dubbing Project

My first international conference presentation was at the VRML 97 conference in Monterey, CA, February 24-26, 1997.

After the conference, I kept the cassette tape given to me by the organizers, but I thought it was time to put the dubbing service at risk, so I finally dubbed the tape to CD-ROM after 27 years.

The tape contains only audio, which I edited and uploaded to YouTube, along with photos taken by the next presenter at the time.

www.youtube.com

The English is slow, so even at 1.5x speed you can hear it well enough (lol).

The highlight is the discussion. I couldn't understand the questioner's English, so at the end a local Japanese person translated for me and I answered in Japanese, which got a big laugh. (My excuse was that I was nervous about my debut and that there was a large audience (about 500 people?), but my English was clearly inadequate).

(Today I listened to the questions again for the first time in 27 years (because I never played the tape), and (strangely enough) I could understand the English without any problem.

Fortunately, after the conference, we were invited to visit SGI and its headquarters. It was a great experience for me to visit the Mountain View office and talk with the VRML developers.

I am still grateful to SGI for allowing me to go on an overseas business trip by myself after my first year on the job.

MOデータ取り出しプロジェクト

MOドライブとMOディスク

MOデータ取り出しプロジェクト

1996年2月に提出した修論は、当時のMac(OS 7.x)で書いてMOディスクに保存していた(ディスク容量128MB)。いつかデータが取り出せなくなると、気にはなりながら放置していたが、28年経ってようやく取り組んだ

・MOドライブはもう使わないので、レンタル。1泊2日なので作業日を決めてから

【トライ1】

MOドライブとWindows11をそのまま接続してみた(USB Type-A)。MOドライブは認識されたが、MOディスクは認識されない。「フォーマットしますか?」というメッセージに「ディスクのフォーマット(初期化)」ボタンをついクリックしそうになるが「キャンセル」汗

【トライ2】

MOドライブと今のMacを接続してみた。こちらも、結果は「トライ1」と同じ。昔のMacOSとは既に互換性がないのよ

【トライ3】

ようやく調べ始めて「macOS 1996年 MO読めない」でググると、「MacDrive」や「Paragon HFS+ for Windows」などのソフトをインストールするとよさげとあったので(記事は古かったけど)、やってみた。が、結果は「トライ1」と同じ。一方、やりながら徐々に思い出してくる。当時のフォーマットは、「HFS(Hierarchical File System)」だった・・・

【トライ4】

「hfs windows 読み込み」でググると「HFSExplorer」というソフトが比較的新しい記事で見つかったので、インストール(Java Runtimeのインストールも必要)。文字化けはしているが、MOドライブの中身が取り出せた!

当時使用していたFormZという3Dモデラ―、WWW関連の研究をしていたので当時のWebブラウザNetscapeVRMLブラウザ・Webscape Navigatorのスクショを貼り付けておきます。懐かしい。けど、やはり進化してきたなぁ

3Dモデラ:FormZ

WebブラウザNetscape

VRMLブラウザ: WebSpace Navigator

当時の修論は、Aldus社のPageMakerというソフトを使っていて(その後、Adobe社が買収)、画像はpict、ドローイングはcanvasというソフトで作っていたので、これらのデータの変換作業はこれからですが(大変そう・・・)、、、まずはデータを取り出せて何よりです。

MO: Magneto-Optical disk

 

MO Data Retrieval Project

My master's thesis, submitted in February 1996, was written on a Mac (OS 7.x) and stored on a MO disk (128MB capacity). I was afraid that one day I would not be able to retrieve the data, but after 28 years I finally tackled the project.

I rented a MO drive since I don't use it anymore, and since it's an overnight stay, I decided to do it on a business day.

[Try 1]

I connected the MO drive and Windows 11 as is (USB Type-A), the MO drive was recognized, but the MO disk was not. The message "Do you want to format? I almost clicked the "Format (Initialize) Disk" button, but it said "Cancel" and "Sweat".

[Try 2]

I plugged the MO drive into my current Mac. The result was the same as in "Try 1". It's already incompatible with my old MacOS.

[Try 3]

I finally started researching and googled "macOS 1996 MO unreadable" and found that installing software like "MacDrive" or "Paragon HFS+ for Windows" seemed like a good idea (the article was old), so I tried it. But the result was the same as "Try 1". On the other hand, I started to remember what I had done. The format back then was "HFS (Hierarchical File System)"...

[Try 4]

I googled "hfs windows read" and found "HFSExplorer" software in a relatively recent article, so I installed it (Java Runtime installation is also required). I was able to extract the contents of the MO drive, although the characters were garbled!

I'll add a screenshot of the FormZ 3D modeler I was using at the time, the web browser Netscape and the VRML browser Webscape Navigator when I was doing WWW-related research. I miss them. But I still think they have evolved.

For my thesis I used Aldus' PageMaker software (later acquired by Adobe), pict for images, and canvas for drawings, so I will have to convert this data from now on (it will be hard...), but... for now I am happy that I can get the data out. I am happy that I can get the data out.

MO: Magneto-Optical Disk

書籍「デジタルツイン活用事例集~製品・都市開発からサービスまで~」が出版されました

共著で執筆させて頂いた書籍「デジタルツイン活用事例集~製品・都市開発からサービスまで~」が2月12日に出版されました

「第 4 章 建築・都市開発」-「第 2 節 都市デジタルツインの開発」を担当させて頂きました

↓↓↓のサイトで試読も可能なようです。ご笑覧頂ければ幸いです。

www.nts-book.co.jp

デジタルツイン活用事例集: 製品・都市開発からサービスまで | 野村淳一ほか44名 |本 | 通販 | Amazon

 

  • ものづくり、医療、建設、教育などで採用が広がり続けるデジタルツイン!
  • 本邦初!幅広い分野でのデジタルツインの最新研究や実用化、今後の展望を解説した1冊!
  • 近年注目を浴びているメタバースの最新動向も紹介!

■主な目次

  • 第1章 デジタルツインの最新動向と展望
  • 第2章 プラットフォーム開発
  • 第3章 ものづくり
  • 第4章 建築・都市開発
  • 第5章 医療・福祉
  • 第6章 メタバース
  • 第7章 教育・サービス

■執筆者

 

 

*1:株)フォーラムエイト)

  • 仲原 英喜(丸紅情報システムズ(株

    *2:国研)産業技術総合研究所)

  • 多田 充徳((国研)産業技術総合研究所)
  • 遠藤 維((国研)産業技術総合研究所)
  • 藤井 正和((株)IHI)
  • 川浪 洋資(MathWorks Japan)
  • 大西 秀一((株)ヴィッツ)
  • 星川 孝治((株)ヴィッツ)
  • 月森 悠太((株)ヴィッツ)
  • 卓田 郁也((株)ヴィッツ)
  • 藤井 亮太((株)ヴィッツ)
  • 阿部 幸太((株)マクニカ)
  • 澁谷 遊野(東京大学)
  • 関本 義秀(東京大学)
  • 福田 知弘(大阪大学)
  • 臼田 裕一郎((国研)防災科学技術研究所)
  • 金本 薫希((株)竹中工務店)
  • 野中 康司((株)竹中工務店)
  • 細沢 貴史((株)竹中工務店)
  • 小津 宏貴((株)三菱総合研究所)
  • 林 典之((株)三菱総合研究所)
  • 脇嶋 秀行((株)三菱総合研究所)
  • 坂井 浩紀((株)三菱総合研究所)
  • 森 研人((株)三菱総合研究所)
  • 村上 善則(東京大学)
  • 小林 智久(日本アイ・ビー・エム(株

    *3:株)マクニカ)

  • 西村 昭治(早稲田大学)
  • 目黒 慎吾(博報堂DYホールディングス)
  • 本間 悠暉((株)MESON)
  • 中村 清人(REALITY XR cloud(株

  • ArchiFuture Web コラム 第16回 生成AIとインスタンスセグメンテーションによる未来景観表現 UP!

    ArchiFuture Webで連載中のコラム「生成AIとインスタンスセグメンテーションによる未来景観表現」が「Archi Future Web」で公開されました。

    www.archifuture-web.jp


    ご笑覧いただければ幸いです。

     

    My column "Future Landscape Expression by Generative AI and Instance Segmentation" was published on Archi Future Web.

    www.archifuture-web.jp

    I hope you enjoy it.

    都市と建築のブログ vol.64 ルガーノ:フォンデュ up!

    ランシーラ1・ビル

    都市と建築のブログ vol.64「ルガーノ:フォンデュ」がアップされました(Up & Coming 2024年1月1日号)。

    スイス・ルガーノは、建築家・マリオボッタの拠点。今回を契機に、マリオ・ボッタの作品集やインタビューを読み返してみると、大学時代に教えて頂いた東孝光先生がたびたび登場しており、懐かしさを覚えました。

    塔の家

     

    都市と建築のブログ vol.63 コモ湖:未来予想図 up!

    レストラン「ベランダ」よりコモ湖を望む

    年度前半おつかれさまでした🌕 明日から10月ですね。

    都市と建築のブログ Vol.63(2023年10月号)は「コモ湖:未来予想図」をご紹介します。イタリア・ミラノの近郊にある避暑地。

    都市と建築のブログ 総覧

    2020年11月「都市と建築のブログ 総覧」書籍版、2021年11月「都市と建築のブログ 総覧」電子版を上梓させて頂きました。「都市と建築のブログ」Vol.1~50、並びに、都市・建築分野におけるXRの取組み事例(VR安土城水木しげるロード・リニューアルプロジェクト など)をご紹介しています。

    以下よりお求めいただけます。是非、ご笑覧いただければ幸いです。

    どうぞよろしくお願いいたします。